喜多院法興寺

住職のひとりごと

こっちのホタルは西のホタルより長く光る!!!

2005-06-13 10:08:35 | Weblog
今の時期に山間部の渓谷などゲンジホタルの乱舞が見られます。蒸し暑い梅雨の夜空に涼しげに明滅する冷たい光は、人々の心を和ませます。
飛んでいるホタルの光り方は西日本と東日本で異なるそうです。その謎を巡り専門家の間で論争が起きています。
>福井工業大学の草桶秀夫教授らがミトコンドリアにある別の遺伝子を分析し、本州のホッサマグナを境に西日本と東日本に分け、九州が北部と南部の四つの遺伝子型に分かれました。これらの結果から、ホタルの発光パターンは地域差は、遺伝子のタイプによって決まるという遺伝子説が有力となった。
>板橋区のホタル飼育施設の阿部宣男氏と茨城大学の稲垣照美助教授は、この説に異論を唱えました。西日本型と東日本型のゲンジホタルも、シャーレに入れた温度で光り方がどの様になるのか実験しました。25度Cになるとどちらも2秒間光り、15度Cだとどちらも4秒間の発光が見られました。温度の変化により光り方が変わることを確認しました。
どちらの意見が正しいか今後の研究によって解明されることでしょう。