退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#41: アメリカが自由の見返りに得たものは不自由であった。

2013-06-10 19:06:23 | アメリカ便り
昨日は失礼しました。
15枚の翻訳を提出した後、ほっとしていた所、翻訳会社から1,5ぺージ忘れていたとことで、それを急いでやっていたのでブログできませんでした。


子供が小さい頃、日本ではよく見る光景に非常に驚いたことがあります。
何だと思いますか?
それは、小さな子供が一人で歩いていたり、バス、地下鉄に乗ったりしている光景です。
“あの子、お母さんいないの?” と、子供達に良く聞かれたものです。

これを例えにしてアメリカ版、矛盾についてお話いたします

アメリカでは、子供だけでなく大人も歩いているのはあまり見かけません。
理由は、

第1位 歩いて何処かにいくという感覚がない。
近くにあるスーパーに行くのも車で行く。 
つまり何処かに行く=車で行くと言う方式が成り立っている。

第2位 公共交通機関が考えられないほど発達していない。
大都市ではある程度発達しているけど、それでも日本みたいにバス等でどこにでもいけるとはいかない。
私は30年前に仕事を始めた時、数少ない時間と路線を調べバスで仕事に通いました。車だと20分ぐらいでいけるところを100%信頼できないバスと徒歩で50分はかかって仕事に行ってました。もちろん1ヶ月も続きませんでした。バスは先ず時間通りにこないし、おまけによく故障するし。
そしてやはり、バスに乗っていると何が起こるかわからない。低所得者しか乗らないから。
この公共交通機関を好まぬ理由の一つに、それを使って危険人物がよそから入ってくるのを恐れるというのもあります。

第3位 危ないから。
前にも話したけど、ここは、ガンが氾濫しているワイルドウエスト、そしてティーンエイジャーや認知症老人が運転する国です。おまけに文化習慣収入が違ういろいろな国から来た人達が住んでいます。やはり日本感覚で生活してはいけない所です。だから子供を一人で家から出すと言うことは先ずないです。

矛盾が見えたでしょうか?
車だと好きな時にどこにでも行けるという自由を持てる。
でもその自由は公共の通機関の不足、交通渋滞、車がないとまたは運転できないとどこへもいけないという不自由さを伴っている。
そして、ティーンエイジャー、認知症老人までが運転しなくてはいけないという社会を作っている。

ガンが氾濫している現実も自分の身は自分で守るという、選択の自由から来たものである。
でもその自由がアメリカ犯罪の最大の理由であると言う、不自由さを伴っている。

アメリカは、世界各国から自由を求めてやってきた人達によってできている国である。
だから自由(フリーダム)がと言う言葉に非常に敏感である。 

アメリカ版自由は真の自由と言うよりも人々の都合で作られたものであって、常に不自由さを伴っているものである。と私は思いますが。アメリカ人は、絶対気づかないでしょうね。

今日の写真は、川が増水した時と平常の時の違いを見ていただきます。この川は、メラメック川といってミズーリ川につながります。


ハブグレのマミー

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