退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#31: 私は日本人です。

2013-05-31 19:16:35 | アメリカ便り
私は日本人です。
なんて変な題ですね。

この題は、どぶ太郎さんのコメントからヒントを得たものです。

私は、もう36年アメリカに住んでいます。
だからほとんどの人は、私がもうアメリカ人になったと思っています。
違うんですね。
私はずーと日本人で、死ぬ時も日本人です。

私は、永久在住権、俗に言うグリーンカードと言うのをもう30年ほど持っています。
これをとった後、何年かしたらテストを受けて市民権を取ることができまが、私はまるっきり取るつもりはありません。

市民権がない私は、もちろんアメリカでは投票権もありません。政府関係の仕事につくことも難しいです。
何年か前に日本のある馬鹿たれ政治家が“日本に住む外国人にも投票権を与えろ”なんて言ってましたよね。
自由の国アメリカに住んでいる人達だって、限界そして常識と言うものを知っています。
だからアメリカでそんな要求、政治家からも外国人からも出たことはありません。

これも平和を満喫している日本の政治家だからこそできる発言だと思います。
平和ボケ(すなわち島国根性が抜けない、これってグローバルじゃないってことですよね)の日本人政治家と言えば、口が滑って問題を起こしている政治家が沢山いますね。
私がお願いしたいとこは、政治家としての自覚をもって欲しいです。政治家と言うのは国を代表する人達ですよ。
そして、外国に住んでいる日本人に恥をかかせないで欲しいです。

外国に住む日本人と言えば、私も入れて、日本のことを日本に住む日本人以上に好きだし、思ってもいます。
だから私の周りの日本人を見ると、いくら長い間アメリカに住んでいても、アメリカ市民権をとっていないという人が多いです。
それだけ日本に思いを寄せているのです。これは、アメリカに長く住めば住むほど強くなっていく感情です。

今日は一日中嵐が来たり去ったりでした。最近多いんですよね、こんな天気が。
おまけに夜7時ぐらいには、竜巻警報が鳴り、そして直径1センチから3センチほどの雹が5分間ほど降りました。
そしてここから20分ほど離れた町に竜巻がタッチダウンして家が何件か破壊されたそうです。

では、雷と豪雨の音を聞きながら寝ることにします。

ハブちゃんのマミー

#30: 今日は75年前にタイムスリップ

2013-05-30 20:25:16 | アメリカ便り
忘れる前に、#28のブログのコメントへのお答えから。
千葉のピーナッツさん、どぶ太郎さん、コメントありがとうございます。これからもどんどんコメントをお願いします。

ピーナッツさんからの質問は、アメリカには、日本のように新聞の最終ページ一面にテレビ番組の案内がのるのかということでした。
答えは、どのページにものりません。
テレビ番組はTVガイドが1週間に1回販売になるので、番組を知りたい人はそれを買います。

このTVガイド1953年から販売されているそうです。
でもはっきり言ってこんなのを買う人は、ほとんどが年寄り(例えば、私の義理の親)、仕事がなくて家でテレビを沢山みる人位ではないでしょうか。
私も、ピーナッツさん同様、低俗化した日本のテレビを見るたびに、これは某国の陰謀で、日本全国民を “馬鹿たれ” にして乗っ取る気ではないのかと思います。

では、今日の本題に入ります。
私の親父は、小さい頃からろくでなしで家族の鼻つまみだったそうです。
そんな親父が父親(私の見たことのない祖父)の死後、形見分けでもらった唯一の品物が祖父が着ていた着物でした。

私は、その着物を2年ほど前にもらってきて、今リフォームをしている最中ですが、今日非常に良いものを綿ぼこりと一緒にその着物の袂から見つけました。
祖父が吸っていたと思うわれるきざみタバコです。
かき集めても耳かきひとすくいくらいしかなかったけども、なんともいえない哀愁が漂ってきました。
そしてこれを吸っていた人は、会うこともなかった私の実の祖父なんだと懐かしく思いました。

祖父は、52歳で亡くなったのでもう75年くらいは経っているでしょうね。
匂う訳がないと知りながらそのタバコの匂いをかいでみました。

若い時は、先祖とか親戚とか我関せずでしたが、私自身が先祖と呼ばれる年に近づいてきたせいでしょうか、最近、富に先祖、親戚のありがたみを感じてきました。

今日は、一日中嵐が来たり去ったりの日でした。今、大雨が降っています。豪雨です。そのせいで我家のテレビが映らなくなってしまった。
見ても見なくてもいいような番組でしたが。

今日は庭に咲いた大輪のあやめ(の一種)です。





#29: 魔の夏休みが始まった。

2013-05-29 21:08:01 | アメリカ便り
今日、子供達が通っていた高校の前を通ると、いつもは、所狭しと止まっている餓鬼どもの運転する車が一つも止まっていなかった。

あ~夏休みが始まったんだ。3ヶ月の休みが。

去年の8月の終わりから、こつこつと育てはぐくんで来た“知識”が、この3ヶ月で元の黙阿弥とかすのである。

この時期、小学校、中学校に通う子供を持つ共稼ぎの夫婦(ある程度子供の教育に感心のある親)は大変な思いをする。
と言うのは、学校がない3ヶ月間の子供の預け場所を探さなくてはいけないからである。

高校生はもう親の言うことは聞かないから、親が苦労して預け場所を探したとしても絶対に行かない。
だから子供が交通事故を起こさないことだけを祈るしかない。

学校の地区によっては、サマーキャンプとかを準備してくれる所もあるけど、私の住んでいるところにはなかった。
あったとしても “お昼から2時間” とかで、親が“足”を用意しなくてはいけないので共稼ぎ夫婦には無意味。

このサマーキャンプも、
金持ち用の豪勢な “アフリカ2週間冷房完備キャンプ”、“コスタリカでジャングル体験”、 
頭脳中心用の“ロボット製作” “コンピュータープログラム”、 
モーティベーションがなく“何をしたい”と言う希望がない子供を持った親は(私です)、“サーカスキャンプ”、“アートキャンプ”。

と星の数ほどいろいろあります。値段も2週間で150ドルぐらいから上は計り知れません。

そしてサマーキャンプ説明会みたいなものが毎年1月下旬にあり、いろいろなキャプの説明書を山のようにもらってくるのです。
皆が行きたいようなキャンプ(動物園とか科学館)は、レジスターの日、朝早くから並ばなければなりません。

大抵のキャンプは、2週間ごとなので、3ヶ月を埋めるのに親は(と言うか母親ですが)大変な苦労を強いられるのです。

おまけのその送り迎えもアレンジしなくてはいけないし。

本当に、夏休みは嫌いです。良かったことは、朝のクソ忙しい出勤時間に、小刻みに止まって子供をピックアップするスクールバスの後ろにつく心配がなくなったということぐらいです。

もうやりたくないです。

先程のニュースで、女性が、家庭を支えている家(女性だけが働いているまたは、女性の収入が男性の収入をはるかに上まっている)は、アメリカ全体の40%にもなるといっていました。そして両方の親が働いている家庭は60%だそうです。

働く親に“優しい夏休み”って言うのできないのかしら。

今日の写真はモーニングダヴです。モーニングと言ってもおはようのモーニングではなく、悲観のほうです。泣き声が悲観的だからです。きっと。


#28: 私はテレビが大好きです。

2013-05-28 20:35:02 | アメリカ便り
今日は変な題名です。

私は、日本に年2,3回帰りますが、先ずあきれるのが日本のテレビ番組の質の低下です。
そして韓国ドラマの多いこと。

友達が前に言ってました。
“番組を作るには金がかかる、その金がないテレビ局は、韓国ドラマや、バラエティーショウでごまかすのだ。”

なるほど。

私は、このバラエティーショーと言うのが大嫌いです。
ただむやみにうるさいだけ。見ている人が楽しいと言うより、出ている人がわいわい騒いで楽しんでいると言う感じを受ける。
そして目立てば良いって感じでおかしな服装、会話、行動を取る。

こんなのばかり見ていたら日本全国民、馬鹿になります。
だから私は、日本に帰ったらNHKを結構見ることになります。

アメリカはバラエティーショーと言うより、リアリティーショーと言うのがあって、名のとおり、実在の人が実際にやっていることをショーにしているものです。
これもまたあほらしいですが、こんな職業、こんな人が実際にいるんだとある程度興味が持てるものです。

例えば、“リポメン(repo men)”。リポゼッション(車のローンが払えない人のところに行って、その車を取り返してくる)する人達の話。
“ポーンスター” と言って親子3代でやっている質屋のお話しとかです。ま~いろいろあります。

話を変えて、私の大好きな番組は、ローアンドオーダーと言って、刑事と検事の話です。
私は、日本のテレビでも警察、探偵者が好きですが、アメリカのは、と言うより、このローアンドオーダーはテンポが非常にいいです。

事件が起きる(殺人事件です)、刑事が犯人を捕まえる、最後の10分程度が法廷場面で、検事が犯人をギルティーにすると言う当たり前のことを、実際に起きているみたいにやります。

3年前にリストラに会った時、仕事仲間に “私は、ローアンドオーダー” を2週間ぶっ続けで見る” と断言して、本当にそれをやり遂げました。
もちろん寝る時間はちゃんと寝ましたが。もう何回も同じものを見ていますが、どういうわけか飽きません。

余談ですが、こちらのテレビ番組のコマーシャルは非常に長いです。1時間の番組の中で計15分ぐらいは、コマーシャルです。
だからコマーシャルの間は、充分に部屋3つは、掃除機をかけられます。

今日も同じ所にがま蛙がいました。今日の写真は、そのがま蛙に追い出されと見られる黒蛇です。







#27: 車の保険、高いです。

2013-05-27 21:26:39 | アメリカ便り
昨日、アメリカでは15歳半から車を運転できると言いましたよね。
今日はその運転のために、親が保険にいくら払っているかをお知らせします。

と言っても我家では、私、お金を仕切っていないのでよくわかりません。
だから時々、高い請求書を見て文句を言っている主人が言っていた値段をお知らせします。

初年度年間2000ドルです。もちろん高校生が一人運転する為の値段です。一人です。
しばらくすると事故、スピード違反の数、乗っている車の種類年代、保険の種類等で変わっていきますが。
だから保険が払えないため、子供から運転免許証を取り上げた親も知っています。

ちなみに我家では、今現在、子供2人(20代)と夫婦で年間3800ドルだそうです。

ここでちょっと面白いことを教えましょう。きっと“アメリカだな~”と思うことでしょう。

こちらには、トラフィックロイヤー(交通違反弁護士)と言う弁護士があちらこちらにいます。
州によってはいない所もありますが。 私の住むミズーリ州には沢山います。

では、説明に入ります。

例えば私がスピード違反でつかまったとします。いくら泣きごとを言ってもだめな場合は、違反チケットをきられます。

この違反チケット一つで、私の人生が大きく変わります。

先ず主人の文句をしばらく聞かなくてはいけない。
それから保険がぐっと上がる(と主人が言います)。

だから私は、誰にも言わずこの違反チケットをトラフィックロイヤーに持っていくのです。
このロイヤー、ムーヴィングヴァイオレーション(交通違反)をパーキングチケット(駐車違反=保険が上がらない)に換えてくれると言う魔法使いみたいな人です。
でも、チケットそのものにかかるお金の3倍ぐらいは払わなくてはいけないけどね。

私は、これを今までに2回だけやりました。

最後にアメリカの3大悪は、弁護士、保険会社、宗教だ。

余談ですが、今までスピード違反で捕まったけど、泣き言を目一杯言って3回逃れました。
とこれは、友達から教えられた知恵です。

今日は、玄関の踏み台の下にいた蛙です。いつもは黒蛇がいるのだけど今日はがま蛙でした。