退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#591:アメリカ ミズーリ州の洪水現場から、来年もよろしくお願いします。

2015-12-30 16:55:32 | アメリカ便り
昨日バルティモアからの飛行機が、悪天候の為1時間遅れでラーレイの空港に到着。
その為、セントルイス行きが1時間遅れてしまいました。
出発前に隣人グレッグから電話で、我が家の前を通るハイウエイ109が洪水の為いつ通行止めなるかも知れないと連絡が入りました。
今回の洪水は今までの記録的洪水を更に3フィート更新したそうです。
義母のところの70度(’F)天気とは大違いの30度(’F)天気のセントルイスの空港について、タクシーでのぶさんのところまで行って車をピックアップして急いで家に帰りました。
ま~何とかハイウエイ通行止めの前に家に着くことができましたが、15分後に自分のアパートに戻ろうとした息子は閉鎖に会って、戻って違う方向からアパートに戻っていきました。
反対方向が開いているうちはよいのですが、今日は両方閉鎖となりました。

我が家は以前も書いたように丘のてっぺんに建っているため、洪水の心配はまるっきりないけど、両側が洪水になって閉鎖ということがこれまで2回ほどありました。
今回もどうしようもないほど、陸の孤島となりました。

朝、みんなでハイウエイの真ん中を通って両側の洪水を見に行きました。

そのときの写真をどうぞ。

ゴルフコース。クラブハウスが水に使っています。




高校側の洪水。子供たちが通っていた高校。




















反対側。






ノースキャロライナ








異常気象が続いています。

来年はどんな年になるかまるっきり推測がつきませんが、精一杯生きていきましょう。
Have a Happy New Year.

ハブグレジュンタのマミー

今晩は停電となってしまったアリッサ、キャシー夫婦を食事に招待しました。
メニューは肉はチキンしか食べないというめんどくさいアリッサのために酢豚ならぬ、酢チキン





#590: 哀しくない老人となる条件3、私的見解。

2015-12-28 11:29:54 | アメリカ便り
今日もキャラバシュは晴天70度。
昨日は家族4人でビーチを散策。
異常な暖冬で浜辺にはたくさんの人が出ていました。
おかげで駐車場を探すのに苦労しました。
浜辺に出るといるわいるわ、オーバーウエイトのアメリカ人が。
今回は初めて火星探索機ローヴァーのようなファンシーな車椅子を見ました。
砂浜で自由自在に動ける車椅子。
そこに乗っているアメリカ人のおばあさんは150キロはありそう。
“太りすぎて歩けなくなり車椅子”、というのがよくアメリカでは見られます。
アメリカ医療費の85%が生活習慣病に費やされるわけです。
アメリカ社会は“釣竿より魚を与える”といった感じと以前書いたことがあります。
つまり、犯罪には銃を所持して対処する。
病気になったら、薬を増やす。
生活保護にはフードスタンプ(スーパーで使える食券みたいなもの)。

というように予防法より対処法に重点を置いている気がします。
対処法はクイックフィックス(その場しのぎ)でしかないのですが。
だからアメリカ社会はよくならない。

さて昨日の続き。
私的見解の2といきましょう。
2.自立した人間でいる。
  熟年離婚の盛んな日本、長年連れ添った夫婦が離婚するケースが増えてきたし、未婚率も高くなってきました。
  そんな人達が哀しくない老後を送るためには金銭的にも社会的にも自立した人間でいることです。
  といっても、これはいろいろの面で、理想でしかありえないし、分かりきった事なので参考だけとしておきます。
3.友達をたくさんもつ。
  いろいろな良き友達は人生の宝です。
  私は今まで日本、アメリカでたくさんの良き友達ができました。
  おかげで、良き生活を送ることができています。
  でも十人十色なので、気の合わない人とはうわべだけの友達付き合いで済ませます。
  うわべ以上に付き合おうとするとストレスになり、生活習慣病を起こしかねません。
  そして、友達も連れ合いも完璧という訳には絶対なりません。
  受け入れられる処、受け容れられない処が出てくると思いますが、“しょうがないな~、まあ、いいか”ぐらいに受け入れられればいいのです。
  相手の友達も絶対そう思っています。
  ちなみに私は友達の存在に助けられてきました。
  “存在”と書きましたが、つまりこれは精神的な“存在”、で距離的、時間的な“存在”では決してありません。
  だから、私は友達といつも一緒にいなくてもいいのです。
  つまり、私にとって友達との自立した付き合いが、長く良い付き合いを続けられる条件なのです。

続きは次回です。

義母は私たちが来てからも1日中寝巻きで過ごしています。
身だしなみに気を使う義母、去年まではこのようなことがなかったのですが。
かわいそうです。

家のドアの取り付けを頼んだ隣人グレッグから電話が来て“頼んだドア、反対に取っ手がついている、ペンキも塗ったことだし返品も利かないので、削ったり裏表反対にしなければならない”とのこと。
明日帰ったらどうなっていることでしょうか。
こちらに来る直前には、取り付けたばかりの配管から水が漏れたし。
時間も非常に長くかかっているし。
近所付き合いを良好に保つため、次回は専門家に頼むことにします。

ハブグレジュンタのマミー




#589: 哀しくない老人となる条件2、私的見解

2015-12-27 09:09:53 | アメリカ便り
中西部では竜巻、南部では洪水、西部では旱魃、山火事と相変わらず異常気象が続いているアメリカです。
義理の両親の住むノースキャロライナ最南東に位置するキャラバッシュでも異常に暖かい日々が続いています。
今日は80度(’F)とのこと。
今日の予定は恒例のショッピング。
近郊にはたくさんのアウトレットモールがあるため、クリスマスの翌日はいつもセールを狙ったショッピングに行きます。
来年はどうなるか。。。
両親はいつ移るかは決まっていませんが、娘(主人のすぐ下の妹)のいるメイン州にある施設に入る予定となっています。。
今年で、この町で長年送っていたクリスマスが最後となると思うとさびしいです。
しかし、以前にも書いたように、“ふるさと”とはやはり両親の存在が一番なくてはならないもの。
先日も書いたように、お互いのためだけにではなく、私達子供、孫に”ふるさと”を提供し続ける為、“そこ”にいて欲しいと思いますが、痛みをこらえて毎日を送っている義母にはかわいそうです。

昨日の続きです。
私も還暦を過ぎ初老に近い年となってきました。
私がアメリカに渡った時の母は今の私よりずっと若かったし、私が主人と知り合った時の義理の両親も今の私より若かった。
昨日は娘たちと昔、義理の両親のところに送った写真を見ていました。
柱につけられた子供達の身長の伸びを示す印と共に、“子供を見て年を知る”とはよく言ったものです。
子供達は今、24歳と26歳。
通りで、丸一日かけて行く日本帰国が辛くなったし、今までしばしばやっていた分刻みの動作ができなく、というよりやりたくなくなってきたはずです。
これは本当に年を取った証拠だと思いますが、さて哀しくない老人となるためにどうしたらよいのかと、私流に考えていることを書いてみます。
これは私事ですが、一番の悩みは日本で老後を過ごすか、アメリカで過ごすかです。
日本に帰った場合、もちろん主人、子供なしで老後を過ごさなければならない。
私の子供達が私のように、毎年孫をつれて帰ってきてくれるかどうかなんてわかりもしないし、期待もできない。
ということは、まず私一人で哀しくない老後を過ごすにはどうしたらよいか(日本版)考えてみることにします。
1.当たり前ですが。なんてったって健康が一番。
  アメリカでは医療費全体の85%がいわゆる生活習慣病(糖尿病、高血圧、心臓病等)の治療に使われているそうです。生活習慣病は他の多くの病気とは違い防ぐことが可能な病気なので、まずはそれにかからない努力をする。そうです、努力です。“何とかは1日にしてあらず”と言われるように
哀しくない老人となるためにも若いときからの努力が必要です。生活習慣病予防法は巷にあふれているので自分にあった方法を選んで無理がないように。
無理してそれがストレスになったら反って病気になるので。ストレスによるストレスシグナルの発生は万病の元となります。
私は毎日わんこたち(今はジュンちゃん)と5,6キロ歩いているし、人が驚くほど、動くことにしています。もちろん食生活にも気を使っています。

と書いたところで、読者に“長い”とブーブー言われそうなので続きは次回です。

ここアメリカ東海岸キャラバッシュ、ノースキャロライナは今日も晴天70度です。

ハブグレジュンタのマミー


#588:哀しくない老人となる条件

2015-12-24 22:15:28 | アメリカ便り
朝4時半起床、5時半にジュンタ一人をまだ暗い家に残し、我ら4人出発。
6時にレストラン“のぶ”のオーナーの家に車を駐車して、のぶさんに飛行場へ連れて行ってもらいました。
以前、クリスマスホリデー中のセントルイスの空港が地獄のように混雑していたので、今回も心配していたけど、まるっきりガラガラ、拍子抜けでした。
チェックインするバッグがなかったので、そのままセキュリティーへ進むと人もならんでいませんでした。
クリスマスイヴ出発というのがよかったんでしょうね。
アメリカ人には珍しい機微な切れ味の鋭いお姉さんがゲートで一人チェックインしていました。
そして、飛行機も遅れることがなく、時間通りの7時55分に出発しました。
途中恐ろしく飛行機が揺れることがありましたが、無事ラーレイに到着し、レンターカーをピックアップして義理の両親のところへまっしぐら。
スミスフィールドBBQでサンドイッチの昼食をとりました。

主人が忠告したように義理の両親の状態は、去年と比べると著しく落ちていました。
ゆっくりでもちゃんと歩いていた義父は杖をつき、腰を少々曲げ気味にさらにゆっくりと歩くようになったし、義母の衰退はそれよりもさらにひどいものです。
食欲がないとのことで、体重も45パウンド落ちたそうな。
常に太っていた人なので、45パウンド落ちてもそれほどやせたという感じはしませんが、食欲がなくて落ちたとは。
見た瞬間がもう“病人”と言った感じがしました。
体中がいつも痛いのに加えて、今回は歯も痛いそうです。
来週歯医者に行くといっていますが、そのせいで今晩も夕食をとりませんでした。
よりさんみたいにウオーカーを使っていますが、元気なときでも動きが遅かったのがさらに遅いというか、動かなくなってきました。
義理から見るとよりさんは元気なほうです。

義母は体中に慢性的な痛みを抱えています。
そのために鬱がひどくなったようです。
いろいろな病気を抱えているので、痛みを押さえる薬にも制限があるようです。

でもこれだけ、体中の痛みを抱えた人87歳の年寄り、この先どのような楽しみと言うか、希望を持って生きていけるのでしょうか。
まるで死を待つ末期がん患者のような生活を送っている気がしました。
義母がそうであるように、このような人たちにとって生き続けると言うことは、自分のためより残る人たちのために生き続けるのではないでしょうか。
義母は今まさに、義父の為に痛みをこらえて生き続けている感じがしました。

続きは次回です。

ハブグレジュンタのマミー

先ほどキャシーに電話をしてジュンちゃんの様子を聞きました。フリスビーをしようとしたら、私を探しにいったようで、逃げられてしまったとのこと。
すぐ帰ってきたようですが。
もうフリスビーはしない、引き綱を常につけると言ってました。




#587: 二組の義理の両親

2015-12-22 23:58:01 | アメリカ便り
札幌も異常気象が続いているようですね。
ここセントルイスも暖かい日が続いています。
先週少し寒いというか、通常の天気が続きましたが、またまた暖かい日が続いています。
あさってからは主人の両親のいるノースキャロライナ。
朝8時の飛行機でラーレイという都市まで行って、そこからレンタカーで東に3,4時間で両親のところ。
主人が、“親を見て驚くな”というぐらい、今回は様子が変わっているようです。
父親のほうは5月にベッドから落ちて頭を打ったそうな。
その影響が8月ぐらいになって“立っていられない”、という状態となって現れた。
しかし、最初原因が判らず、“酒の飲みすぎ”、“酒と薬のインターラクションのせい”、“椎間板ヘルニア”などなどいろいろ出てきましたが、脳のCTで血の塊が見つかり、経緯か観察となりました。
今は杖をつきながら歩いているそうです。
車をいまだ運転していますが、なんとなくあぶなかしそうで、子供たちとしては運転をやめてほしいです。
母親は、私が始めてあったときから、とにかくいつもどこかが悪い人でした。
精神面でも不安定というか、いつも文句ばかり言っている人。
自分の義理の親だけど、一緒にいると気分がめいってくる人です。
気分がめいるといえば主人も一緒にいると気分がめいる人です。
これも遺伝でしょうね。

今日は以前の主人の両親に33年ぶりで会いました。
以前の主人は前にも書きましたが、肺がんでもう丸1年化学療法を受けています。
その前主人に所へ、3時間ほど車を運転し両親がクリスマスのためやってきました。
一つ年下の弟もミネアポリスから飛行機でやってきました。
今回は本当に久しぶりの対面でした。
85歳と82歳となり、見事に年を取りましたが、まだ車を運転してあちこちに行っているし、クリスマスには2日間かけてフロリダに行くそうです。
こちらでは年をとるとノース、サウスキャロライナ、フロリダといった気候のよいところに移ったり、寒い冬の間だけを過ごすといった年寄りが多いです。
昔の義理両親も毎年3ヶ月行っているそうです。
日本の年寄りとは違いますね。
どちらがよいか判りませんがが、私は絶対、そんなところには行かないでしょう。
だってすごく暇。
何もというか、ゴルフぐらいしかすることがない。
ニューヨークかサンフランシスコに行ったほうがいいですね。

この両親、今の義理とまるっきり性格が反対。
明るく、一緒にいて楽しい人たちです。
昔、テレビで、“ビーバーちゃん”と言うアメリカの番組を放映していましたが、ここに出てくるビーバーちゃんの両親を思い出させます。
この両親非常に信心深く、ルーテラン教会に属していましたが、私が遊びに行くたびに、イースターの“サンライズサービス”やらクリスマスはもちろんのこと、日曜日も必ず教会に連れて行かれました。
今、思えば非常に懐かしいですが。

私の前主人、元気そうでしたが、医者からは5,6年といわれているそうです。
親にとって子供に先立たれることぐらい悲しいことはないので、両親よりは長生きしてほしいです。

ハブグレジュンタのマミー