うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

春は好天が続かない....(79)

2007年04月17日 20時13分50秒 | うべプラネタリアン
しかし、明後日(4/19)は好天の予報なので、天体観望会開催を、
うべプラネタリウムネットでよびかけた。
「すばると月(月齢2)と金星の近接」の観望が狙いだ。
黄砂もなく、晴れてくれればうれしいが....

西日本は、春は、黄砂が激しい。ひどいときは空が赤い。
中国奥地からわたってくる黄砂の向こうに、とろんと光る春陽をみていると、
火星の大気のようだ(行って見たわけじゃないけど←あったり前じゃん)。
地球には海があるため、水蒸気など水気があって、太陽光の中の青の部分が特に散乱し、
空は青く輝いて見えるのだが、火星にはじゃぶじゃぶとした水はないから、
火星の空は、赤茶けた砂嵐の色になる。
火星では、空色といえばブルー系ではない。画を描けばレッドブラウン系で描かれることになるだろう。
火星で天体観望会は開きたくないなぁ
しかし、火星から地球を見たらブルーの美しい星に見えるだろう、あこがれるだろうなぁ...

画像は、火星上の探査機オポテュニティーの撮った夕陽、特に空が赤い。
NASA提供。