蹴球放浪記

緩まない、緩ませない。
横着しない、横着を許さない。
慌てない、「だ」を込める。

どうなることかと。

2012-09-04 21:02:44 | 舞台のこと
 演劇大学に行く前がえらく大変だった。
送迎バスが出るところの集合時間が何時なのかまったく読めず、
有給休暇の残機がなくて、おまけに結構大変な金曜日、
ぎりのぎりまで働きたいが、中抜けの調整がまとまらない。

 チームの希望も何とか通ったが、いったいぜんたいなにをしたら
いいのかわからなくなる。
おまけに母が入院したことで生活環境がガタガタで一つ間違えたら
ぶっ壊れそうな雲行き、ぎりぎりでしのいで、調整して天神へ。
本当は、トレーニングキャンプで使う石鹸シャンプー、
そしてカミソリを買いに行きたかったが諸々の事情で石鹸のみ買う。
で、集まってバスで宗像のグローバルアリーナに向かう。

 どんどん、どんどん、バスは日常からわたしを遠ざけていく。
日常から遠ざかったところに広大な芝生となんとも立派な建物が。
バスを降りて、部屋に入ることのできる時間までお久しぶりですと
いろんな人と雑談兼、全体的な面子の確認。

 あとコーヒー飲んでぼーっとする。
程なくして参加費を支払い、室内のゲートを通り、敷地に入る。
・・・す、すげぇ、世の中の些細な事を忘れて
目標に邁進する、邁進できる環境とはこのことなのか。
森と緑の芝生に良い感じの宿泊棟、なんかすごくホッとする。
で、宿泊棟のミーティングルームと呼ばれるところに
畳を敷いたところが今回の宿舎。
本当は二段ベッドと個人ロッカーのある部屋もあるのだが、
予算の関係で(以下略。
競輪場の選手管理棟二階の控え室に布団を敷いて寝る感じ。
ないのは天井にタオルや着替えを掛けられるバトンと
個々人の私物を直しておけるプラスチックのかご、
できることは携帯電話やインターネットという「外部との連絡」。

 荷物をおいて、着替えて武道場で開講式、それから最初のセッション。
今回のセッションは「アボリジニ演劇を作る」。
で、「新しい目線で演劇を捉えたい」と演者ではなく、
演出的立場で参加したいな、と思ってオーダーを出したらすんなりと。
故に「いったいぜんたいなにをしたらいいのかわからない状態」が。
まあいい、講師の先生が全体的な調整をするからそれをサポートする感じで。
というわけで、最初の資料や台本の束を回していく作業から始めて、
基本的なレクチャーをして素読み、レクチャーをして素読み。

 こんなことを続けて、映像の準備して、光の関係で
夕飯の時間のあと実演映像を見よう、ということになって食事場所へ。
宿泊者用のレストランでたらふくは食わせてくれないが、
量およびバランスに富んだ食事が出たのはありがたい。
最近のスポーツ食はあまりトマトや果物類を出さないのか、
サラダ関係は別途サラダバーというものがあって海藻系とか
洋風和え物系があるのだが、基本生野菜はキャベツの千切り。
果物類は果汁ジュースすらもなかった。
・・・アレルギー対応なのかなぁ、特に果物の花粉関係。
まあ、ホットコーヒーがただで飲めたのはありがたく、
良いコミュニケーションの場ができた。

 時間を打ち合わせてコーヒー飲んで軽く雑談して
夜のセッションに入る。
実演映像をダイジェストで見てから公演作品を決めて
ひと通り役を決めてまた素読み。
自分はト書きを読みながら個々人の技量を確認し、
なんだかんだと実験を仕掛けてみる。
それぞれの流儀がぶつかり合っているなぁ、おい。

 そういったぶつかり合いが終わって、その場にいた
長老さんから簡単なアドバイスを貰い、武道場を掃除して
夜の全体ミーテイングへ。

 終わって大浴場で風呂に浸かって、歯を磨いたら眠くてたまらない。


最新の画像もっと見る