蹴球放浪記

緩まない、緩ませない。
横着しない、横着を許さない。
慌てない、「だ」を込める。

「みずほ」に乗って、「みずほ」に会いに行く。

2011-02-28 23:17:02 | Hiroya's Note

 という話になってしまったな。
・・・九州新幹線の試乗会に行ってきた。
ネットで応募したときは「まあ当たったら当たったで、外れてもいい厄落としだ」と
言う気持ちでサラッと出したのですよ、がだ当選通知が来たとき
「こら、厄介だな」という気持ちが強くなって、日程をうまく組めず、
のちのち響いてしまった。
まず、「当たった、ということ」を完全に忘れ、間に合わないタイミングで
月いちの病院の日程を入れたこと、気がついて変更をかけようとするが
電話がつながらない、そういう事がずるずると続いて日程はキツキツ、
体はぼろぼろ。

 当日は当日で、病院のことがうまく行かず、様子を見た上で
来週回しでお願いしますと連絡を入れて急いで博多駅、
受付に間に合ってなんか急かされて新しい新幹線ホームに入り、
1号車の5列席に入って椅子に座ってみる。
窓際の個別空調とか、大型表示版とかは東海道・山陽新幹線のN700と
変わりはないが、全体的な当たりが「柔らかく」できている。
てか、色目の使い方が絶妙。
東海道・山陽新幹線用のN700は良く言えばシンプルで清潔、
悪く言えば病院のように無機質で、ひどく疲れているときに
新幹線に乗ることがあれば、より一層しんどいのが襲ってきて、
大阪に降り立ったときひどい疲れを覚えることが多々。
・・・そういうのが全くない。
ところどころに使っている木目の力がそうさせているのだろうか。
あと紺色と朱色の使い方が上手い。

 そんなこんなに感心していると列車は動く、わたしの生活空間に向かって。
さらには背振の山々を眺め、那珂川のベッドタウンぶりを横目に見たら
筑紫トンネル、ジェットコースターのようにじわじわと「落ちる」感覚が
暗闇だからこそ感じられる、と言うか。
そうしていると新鳥栖、急カーブを感じて久留米、それでも10分。
久留米を過ぎると防音壁が高いので空と雑木林しか見えない。
筑後船小屋入る前に景色が見えて、またトンネルと空と雑木林、
新大牟田駅入る前にまた景色が見えるもののトンネルと空と雑木林、
熊本に入る前までずっとトンネルと空と雑木林しか見えない。
・・・携帯も筑紫トンネル以外は電波の入りが悪いし、電光ニュースが友だちになりそうだ。

 あっという間に熊本につき、新しい動線を通ると目の前が路面電車乗り場、
引き寄せられるように路面電車に乗り、通町、味噌天神で降りて
いつもの道をゆき、いつものところで久しぶりにみずほねえさんに会い、
少し話して、じゃあねを言う。

 いつものような疲弊感がない。
この速さに慣れてしまうことが本当は一番怖いのですが。


たいへんでございました。

2011-02-23 23:29:23 | Hiroya's Note
さすがに宮崎、広島行きは心と体に堪えますわ。
しかも身体落ち着けられず、その感覚を持って
久しぶりにお金稼ぐ仕事をしたらふらふら、
おまけに山のようなタスクを抱えてパニ食った。

で、色々な約束事の調整もままならず、
いろんな意味でどしゃどしゃになってしんどかった。

えらくたいへん。

2011-02-14 22:27:17 | Hiroya's Note
なんか、最近、重たいものを抱えているせいか、無茶し過ぎ。
・・・だからスパークするんだよ、ったく。
スパークすると下手に金使いすぎるねん。
そのことがのちのち響いてどうしようもなくなる、ということがまだわからないのか。
と自分で自分を説教する。

いろいろあった。

2011-02-09 22:24:59 | 密航記

演出家コンペ、今年のプレゼン審査は「公演」をある程度数こなして
「修羅場」を踏んでいるところと、「これからそろそろとやっていく」ところの
二つに色分けされた格好。
で、題材が加藤健一事務所、とかばぁくうとかアントンクルーぐらいしか
やらない、もしくはできないアメリカ戯曲。
・・・もうこうなると「修羅場の経験」の差がもろに出てしまった。
なんていうか、「自分の持っているやり方」をどういう形であれ、
一度整理をして、「鑑賞に耐えられる形」に再編成する経験は大事なのだなぁ。
その蓄積があの結果になったわけだ。
「論外」がひとつあって、あとの3つは「再編成の経験」が浅かったともいう。

最近、やけにJR九州、特に鹿児島本線博多小倉間で妙なトラブルが多い。
なわけで、新幹線折り返しで枝光アイアン。
RAWWORKS「素敵じゃないか」、夫婦って、こどもって、いったいなんなんだろうな。
「子作り」とかいうけれど、それで夫婦の関係が壊れりゃどうもならないし、
「体外受精」というたたかいが却って夫婦からともに戦う仲間に変化することもあり、
というところを適切な技術で魅せる。

技量がスゲェから程よい時間帯で終わってなんとか間に合うか、と思ったら
妙なトラブルが尾を引いて、枝光駅からタクシーで小倉、空港バスで
北九州空港、空きっ腹を抱えつつ、東京行きの深夜便に乗り、
ビールを少し飲んでひたすらぼおっとするともう羽田。
モノレールも京急も終電が出たあと、タクシーで近くまで出ようとするが
どうやら国際線ターミナル行きの無料バスが出るらしいが、なかなかこない。
何とかやってきて、たどり着いて、深夜便のリムジンに間に合って、
ほうぼうの体で新宿歌舞伎町にたどり着くは夜中の1時半。
誘惑に負けず、風呂に入り、眠れない。

そうしているともう朝だ。
新宿から中野に向かい、やよい軒で米の飯をしっかり食う。
・・・えっ、まともな食事を取ったの12時間ぶり、信じられない。
それから高円寺に向かい、いろいろやってゴジゲン。
人間社会は「たまたま」で出来ていることを忘れているんじゃないか、
ということを鋭く問うことが正直すごい、蛙の子は蛙だ。

秋葉原まで電車で一本、というのはありがたく、
駅のとなりのレムに入る、シャワーブース、マジすげぇ。
それからまた新宿歌舞伎町で焼肉とビール、なんだかんだ。
「終電」ということがあるからハメは外せないが。

また朝が来て、適度な量の朝御飯を食べ、ぐねった感じで
羽田空港に早く着きすぎて、いろいろむかつきながら福岡に帰る。


かえってきた。

2011-02-07 22:31:36 | Hiroya's Note

ふうっ、かなり過酷な遠征から無事帰還。
帰り、羽田の乗り込み口やら何やらで引っかかるところはあったが。

また倹約の毎日だ。
3月以降の「仕込み」の準備も組み込んでいかなければ。
稼ぐぞ、稼ぐぞ。


なんなんやろうな。

2011-02-04 21:56:40 | Hiroya's Note

ん、まあ、自分も考えにゃならんのですが。
なんていうか、ものすごく素晴らしい作品やのに、
見手の感じ入り方、そのプロセスが「気に入らない」と
作り手が安易に「非難」したらどうなる。
そんなツイートを見た。

なんか、自分の作品自体を「信頼」してないし、
何かに、いや、何かを「恐れている」様な感じが見て取れる。
・・・そんなに物語がひ弱なのか、どんな見方をしても
その物語はそんなにびくともしない、実際にびくともしなかった。
安易に否定するのは、どうだろう?
これって、「問題の解を自己に求めず、自己の外に求める」ということじゃないのか?
なんか微妙な違和感を感じたのは、それだったか。
疲れていたから変に飛ばしてしまったけれど。

なんか、その人の「器」がひどく小さいなぁ、としか思えない。
そして「アーティスト気取ってるやつって、裸の王様じゃねーか」としか取れない言葉。

そんな裸の王様が創る作品の感じ入り方、プロセスについて改良を加えないと。
・・・今回の教訓。