蹴球放浪記

緩まない、緩ませない。
横着しない、横着を許さない。
慌てない、「だ」を込める。

なんか、大変。

2008-03-30 21:33:50 | Hiroya's Note
からめとられて、自分のやらなくちゃいけないことができない。
それが一番つらい、ということを今日の博多の森で強く感じた。
すごく状態重くて、重くてどうしようもなかった。
どうも、年度末はこれがあるから厭だ。

これが「良き出会いの始まり」になることを。(各論その壱)

2008-03-29 21:54:26 | 舞台のこと

ずびーっ、ずるずる、ちーん。
ああ、昼間久留米で外仕事していたら花粉症がひどくなった。
鼻水もなんかじゃりじゃりしてる。
花粉という名の「塵」が十分にからめとられているからだろう。

 

それはさておき、言葉って不思議だ。
言葉を使って板の上では風を吹かせ、雨が降っていることを見手に
感じさせることがよく訓練された演者にはできるのです。
極論、修練と鍛錬を積み重ねて研ぎ澄まされた言葉は鋭い刃となって
聴くもの、感じるものの心を突き刺して血まみれにすることだってできる。


「非・売れ線形ビーナス」というカンパニーはそこのところをうまく追及できる
カンパニーになってきた。


このカンパニーが作った「紙風船」は「夫婦の会話(内面世界版)」という趣。
演技面はタッパ(高さ)を低めに抑えて、ところどころのせりふを文字化して
大きさを変えてぺたぺたといたるところに貼り付けて、映像でも言葉の洪水を
これでもか、これでもか、と見手に浴びせかけてる。
それだったらぽんプラザのタッパをうまく使えてない、言葉の映像を「雨」にして
高さを使って降らせることも「あり」では?
演者のスタイルは当然、男と女、そして演出の人が「動くト書き読み」として
入っていくことで動きのあるリーディングスタイルをとっている。
にしては、ムーブ・マイムと言葉のディレイ(遅れ)感が「意図」して
「ずらしている」のだろうけど、なんか不自然。
というか、「この言葉にこのムーブマイムはないでしょ」が結構あった。
ムーブマイムと言葉をぎりぎりのところで不自然さを出して、なおかつ言葉の
「感情」を抜き取るように持っていけばかなりよかったのですが。

 

よくよく考えてみたら、「紙風船」という戯曲を使って「彼女シリーズ」の
延長線で一本作りました、タイトルは「ボクと彼女(ヨメ)」というふうに。

 

 


これが「良き出会いの始まり」になることを。

2008-03-28 22:12:43 | 舞台のこと

福岡フェスの新しい試み、「ひとつの戯曲からの創作を通して語る」の
最終実演コンペティションに行ってきました。

この試みは岸田國士作「紙風船」という戯曲を若手の演出家が
どう料理するか、という趣旨で、企画書審査で福岡の「非・売れ線形ビーナス」と
劇団ぎゃ」、京都の「ナントカ世代」、東京の「M・M・S・T」の4カンパニーが
次のプレゼン審査に残り、その中で京都のカンパニーがふるい落とされ、
今回の上演審査を迎えた、というあらすじ。

 

自分が考えたポイントは

岸田國士という作者が持っている「言葉の質感」を如何に掴み取り、
それを「演出家自身の世界観」とどうすり合わせていくか。

「板の上」で起きていることがちゃんと見手の頭に
「映像」として再現できているかどうか。

「言葉」が過不足なく適切に表現されていて、なおかつ見手に「ダレ感」を
感じさせないようにやれてるか。
の3つ、そこから主催者側が用意した本のコピーをさっと読んで
自分なりに「言葉の質感」と「世界観」をつかんでおく作業をやっておく。

「言葉の質感」はニスを幾重にも塗った木目の味わい。
夏だろうか、春だろうか、乾きながらも爽やかな空気。
「世界観」はあの時代のちょっとおしゃれな夫婦、それも日の浅い
そこから来る「ふわふわとした生活、ふわふわした恋愛」かなと。

 

それぞれのカンパニーについてのお話は明日から。




こんな時にこそ「ひとが死ぬ」ことの重さを想う。

2008-03-27 23:33:06 | Hiroya's Note

最近また「壊れちゃったひと達」による殺人が多い。
茨城で包丁にマウンテンナイフ振り回して刺しまくった話を聞いたら
今度は岡山で駅のホームから無意識に突き落とす。
春は季節の変わり目だからで済ますには重たすぎる話だ。

 

ワイドショーとかニュースショーの報道の仕方、あんまり好きじゃない。
同級生とか出てきて「どうでしたか」とコメントを求められると、
「暗かった」とか、「印象がない」とかまるで「ああ、学校時代係わり合いにならなくて
よかった」としたり顔で語ることに正直、腹立つ。

 


・・・お前らが一人の殺人犯を育てたんやぞ、それともなんか、「あわへんかった」
いうことでそいつに全部自分の災厄おっかぶせてその後の人生知らん振りか。
それが掛ける数人だから背負った災厄、大概なものだな。
まっとうな「弱さ」を持った人間なら、自分が背負った災厄以上に
他人から背負わされた災厄の重さに負けちゃって自分で自分を潰しちゃう。
でないと、この世に刑務所とか警察の存在理由ないし、自殺なんてない。

 

岡山の電車突き飛ばしの子、大学受験で自分の力以上のところ云々があって、
という話を聞いて、「あ、この子一番よくない形で次の行く道決めようとしてるな」
と感じた、というか「逃げるために高いレベルを目指してる」ことに
回りが気づければもっとよかったのに。
これ、精神や肉体が完全に疲弊しているからこんな考えしかできないのです。
そしたら「大学受験も、就職もとりあえず棚上げして全部から離れて休もう」という
選択肢が選べたのかもしれない。

 

実は、自分もこういう状況を経験したことがある。
でも、犯罪も犯さず、自殺もしなかった、というかできなかった。
多分、それは自分が「生きる」ということにテーマ、というかこだわりを持って
学校の「受験」勉強よりも強い意識を持って学べたからだといま想う。
この学びの成果が私のすべてを支えているのだ。

 

そんなことを考えていたら夜中のスポーツニュース、
一年前の住之江G3の事故について「それから」を偶然、流れでやっていた。
ん、まあ「人が死ぬってすごく重たいよなぁ」と心に叩き込まれた出来事を
こういう重なりでふと思い出させるといろいろ考えさせられる。
つらいことだらけでも、とにかく生きにゃならんのですよ。


まあ、ぼちぼち。

2008-03-26 22:46:51 | Hiroya's Note

いろいろ思うところあって、書きたいことたくさんあるけれど、
花粉症がきつくて、きつくて。
頭に酸素が回らないとこういうことになってしまう。

 

日曜日のレベ森、いけるようにひと踏ん張り。
・・・彼女の遠慮を上手に解いてあげないと。


シーズンが変わるぞ。

2008-03-24 23:54:22 | 舞台のこと

面白い話が飛び込んできた。
北九フェス、10月開催から翌年3月開催に変更だって。
九州、福岡の演劇シーズン開幕が7月、としたら2008シーズンからこうなるな。
(あくまでも予想ですよ、予想)

2008 6月、7月 ぽつぽつと慣らし運転。
     (演出家養成TC、などの育成系プログラム中心?)
    8月 のびのび企画@西鉄ホール。
    (まあ、ある仕掛け知ってるけれど内緒)
       くるめフェス?
    9月 意欲作がぼちぼち出てくる?
    (もしかしてMeet's2008開催?)
    10月 ギンギラロングラン@西鉄ホール
    (「天神商業史」その2?)
    11月、12月のいずれかで新シリーズ開催?@ぽん
2009 1月 リンクシアター再び?
    2月 熊本「新」リージョナル?
       大分フェス?
    3月 北九フェス
       (東京リージョナル)
    4月、5月 福岡フェス

少しずつ、九州新幹線博多開通をにらんだ動きの下地はできた、
連動性が上手にできてきてる日程の組み方したようで。
あとは各フェスティバルの色合いをどう上手に出すか、
好評のカンパニーや演目を「旬のうち」にどうすればうまく出せるか、
いろいろ試行錯誤しないと。

 


正直、悔しい。

2008-03-23 21:20:18 | Hiroya's Note

ああいう小ずるいフットボールにも勝つフレームを早くあげないと、
と焦ってもどうしようもないのはわかってる。
相手とじょうずにスィングできてないとあんな感じになってしまう。
まあ、道はかなり険しいぞ、自分も、われらが愛媛も。

 

まだまだうまくバンプ取れてない。
まずは「しらふ」で出して受けてを多くして、をやらないとね、というのが金曜の反省。
酒飲むと出して受けてがぶっ飛んで変なテンション出るから。
「しらふ」で抑制してたものがすっぽーんとはじけちゃうの、わかったし。


緩めたら、終わり。

2008-03-20 21:47:47 | Hiroya's Note

・・・あれだけ変わったゆうても、福岡は何も変わっていないじゃないか。
りてぃも、みんなも、福岡追い出されたらどこも行く場所、ないんだよ。
それだけはよく考えてたたかって、お願い。

 

われらが愛媛、四国ダービー緒戦をきっちり殴り勝つ。
今年は3つ全部取るよ、完膚なきまでの内容で。
本当はアンダークラスの成績でも上回ってほしい。

 

藍色さんの「ソレカラ」、いろんなことで悩んでいる人にお勧めです。
4/11.12の2日間、福岡在住や用事のある方々で余裕のある方はぜひ。
チケットはぴあとローソン両方あります。

なんか重たいんで今日は手短に。


再確認作業。

2008-03-19 23:56:09 | Hiroya's Note

とにかく信じてやるしかないな、と。
いろんな人に触れることで自分だけの引き出しにしまっていたものが
他人に晒すことで少しずつエネルギーを発している。
すごく怖い、けれど不思議な力が生まれている。

 

今までの12年間って、「自分はどんな人間で、どんな人と組めば力を十分に出せるか」
という見極めをやりながら、自分がやるべきことへの準備作業だったのだな。
準備して出せたものだからすべてがしっかりとしたものになっている。
後半、ごまかしの効かないところで鍛えられたからなおさら。
そういうことを感じる機会を作ってもらって本当にありがたい。