今シーズンのぽんプラザロングランの演目、
そおいえば、自分が最初に見始めた舞台のひとつなのですよ。
ちょうど、舞台計画の仕事を始めて「わたしは」と「ひらく」という作品を
立て続けに二本やって、足りないところはどこなんでしょうね、と
いろんなところにいろんなものを見始めた時期。
で、ちょうどその前の日に、自分がいたところで
「自分は一体なにをどうしたらいいかわからない」苛立ちを
いつものように糞女の人生と絡めてひどくぐだぐだと話して、
「現時点に満足している人」から「自信を持てよ」といわれて、
「あなたにいったい何がわかる」とお茶を入れたマグカップを
ぶち割って、回りをパニックにさせて、結果薬が増えて
一週間の強制休暇、おまけに家族はみんな上の妹のことで
初めての海外旅行でハワイ。
久しぶりにひとりで生活する中で舞台見に行って、ご飯作って食べて、
次の日は北芸行って、ご飯作って食べて、あとはごろごろして
ご飯作って食べて、電話線引っ張るのに立ち会って、ご飯作って食べて、
舞台計画のトレーニングに出て家族が帰って来ての一週間。
そういうことで内容も薄ぼんやりだったし、感覚も薄ぼんやり。
しかし、「k2t3って、(というかごとーかおり)すげえな」という印象が強く残った。
次の公演も追っかけようとチケット買ったけれど、それからが大変。
じぶんが薬の使いすぎで「毒の塊」になって、身動きが取れなくなって、
薬抜きの一週間にちょうど公演の日程が重なって、
その前に自分と出会ったいろんな人のイメージを借りて自分が自分を責めやがる。
それが昼間、夜はとんがったイメージが頭の中をぐるぐるして眠れない。
たまって、たまって、死のうとしても死ねなくて、それだったら生きよう、と
言うことになって、広告配りの仕事を始めて、お金のことを片つけて、
われらが愛媛を少し気にし始めて、舞台計画をやり直して、
なんだかんだがあって、今がある。
初日は話の中身を追っかけながら自分の来た道を振り返る必要があった。
・・・だって次の日、挨拶回りでそういう話をすることが毎週金曜の決まりごと。
幕間の爆走蝸牛は夜の怪談話を「キング・オブ・ザヒル」という
アメリカン・アニメの「父ヒルが夕方その友達と家の前の道路で
缶ビール飲みながらぐだぐだ話して、ぐだぐだ相槌打つ」場面を
懐中電灯使ってやってみました、の趣。
さとねーさんの持つ「花とゆめ」ワールドと博多演劇の最新形に加え、
「そういう引き出しもあったのね」という驚きがあった。