蹴球放浪記

緩まない、緩ませない。
横着しない、横着を許さない。
慌てない、「だ」を込める。

新幹線最強伝説、再び。

2012-07-14 19:52:26 | 密航記
 そういえば、九州新幹線開業初日、あの地震の影響で
在来線は福岡都市圏を除き、ほとんど「死んで」いた。
特に熊本、鹿児島近辺はまったく動かない。
けれども、新幹線だけは生きていた。
ゼロソーをスカウティングするためにたまたま開業初日に乗ったが、
なんのストレスもなく行って、帰って。
いろいろな意味で新幹線というものの凄みをはじめて感じた。

 まあ、強風とか、大雨とか経験したことのない事態には
ところどころ弱さを見せていたが、今回の大雨で
高速道路はほとんど死んでいて、宮崎、鹿児島は3日連続で高速バスが走らない。
けれども、なんだかんだあっても新幹線だけは走ってる。
どういうスペックなんだよ、と驚いてみる。
がだ、往復新幹線はお財布にきついわ。
ただでさえ物入りになってどうするかグニャっているのに。

いろいろあった。

2011-02-09 22:24:59 | 密航記

演出家コンペ、今年のプレゼン審査は「公演」をある程度数こなして
「修羅場」を踏んでいるところと、「これからそろそろとやっていく」ところの
二つに色分けされた格好。
で、題材が加藤健一事務所、とかばぁくうとかアントンクルーぐらいしか
やらない、もしくはできないアメリカ戯曲。
・・・もうこうなると「修羅場の経験」の差がもろに出てしまった。
なんていうか、「自分の持っているやり方」をどういう形であれ、
一度整理をして、「鑑賞に耐えられる形」に再編成する経験は大事なのだなぁ。
その蓄積があの結果になったわけだ。
「論外」がひとつあって、あとの3つは「再編成の経験」が浅かったともいう。

最近、やけにJR九州、特に鹿児島本線博多小倉間で妙なトラブルが多い。
なわけで、新幹線折り返しで枝光アイアン。
RAWWORKS「素敵じゃないか」、夫婦って、こどもって、いったいなんなんだろうな。
「子作り」とかいうけれど、それで夫婦の関係が壊れりゃどうもならないし、
「体外受精」というたたかいが却って夫婦からともに戦う仲間に変化することもあり、
というところを適切な技術で魅せる。

技量がスゲェから程よい時間帯で終わってなんとか間に合うか、と思ったら
妙なトラブルが尾を引いて、枝光駅からタクシーで小倉、空港バスで
北九州空港、空きっ腹を抱えつつ、東京行きの深夜便に乗り、
ビールを少し飲んでひたすらぼおっとするともう羽田。
モノレールも京急も終電が出たあと、タクシーで近くまで出ようとするが
どうやら国際線ターミナル行きの無料バスが出るらしいが、なかなかこない。
何とかやってきて、たどり着いて、深夜便のリムジンに間に合って、
ほうぼうの体で新宿歌舞伎町にたどり着くは夜中の1時半。
誘惑に負けず、風呂に入り、眠れない。

そうしているともう朝だ。
新宿から中野に向かい、やよい軒で米の飯をしっかり食う。
・・・えっ、まともな食事を取ったの12時間ぶり、信じられない。
それから高円寺に向かい、いろいろやってゴジゲン。
人間社会は「たまたま」で出来ていることを忘れているんじゃないか、
ということを鋭く問うことが正直すごい、蛙の子は蛙だ。

秋葉原まで電車で一本、というのはありがたく、
駅のとなりのレムに入る、シャワーブース、マジすげぇ。
それからまた新宿歌舞伎町で焼肉とビール、なんだかんだ。
「終電」ということがあるからハメは外せないが。

また朝が来て、適度な量の朝御飯を食べ、ぐねった感じで
羽田空港に早く着きすぎて、いろいろむかつきながら福岡に帰る。


MISSION・Full-Completed (了)。

2010-12-22 23:28:24 | 密航記

Led CHAPLINの見学が60分だったのはなにより。
と言っても時間がないので鹿児島中央駅まで道を急ぐことにする。
近くの電停まで歩き、来た電車に飛び乗って、やれやれと思いつつ、
なにか様子が変だ。
・・・気がつけば高見馬場の分岐点、方向は明後日。
慌てて降りて、鹿児島中央駅まで歩き、まあ財寶温泉の自動販売機で
財寶温泉の水出し煎茶のペットボトルを買えたのはなにより。

なんとか新幹線の時間には間に合ったが、食料がない。
駅の売り場を探してみるが、着いてすぐ見学なのにさつま揚げで
ビール、という真似はできないし、かと言ってしっかり食べられるものがない。
時間は迫るので新幹線ホームに上がり、新幹線に乗って
ペットのお茶を飲み、うだうだしてるともう新八代。
在来線特急に乗り換えてもう熊本、気がつけばもう博多。

お金が心許ないんでバスセンターのATMでお金をおろし、
そのまま博多座までバスでいく。
すうっとロビーに入り、「安い」当日券が何とか手に入って、
入場の列に並ぶと、一日ぶりにねえさんに会い、「間に合ったね」と一言。
・・・ほんとやれやれでしたわ。

で、ロビーで、やっと博多座名物の太巻きを買い、
席について太巻きを食べ、一息付いていると、今回のボーナストラック。
・・・中学校の時の同級生の子が博多座の音二郎、観に行ってた。
しかも、自分の席の近くで、いや、まあああいう芸事にも通じてたことは少し
わかってて、なんだかんだ、けれど、自分の力量不足でなんだかんだ。
そういうわけで、「お久しぶり」としか軽く挨拶できず。

そりゃね、「今自分、演劇のスカウティング言うて見て、書く仕事しとんねん」とか
言いたかったけれど、あの子にはあの子の世界があって、
自分には自分の世界がある、またそれをまぜこぜにすると危険だ。
というわけで、家にそっと電話をかける。

色んなことがあって、今の自分がいるのだな。
そんな事を感じた今回の旅、と言うか、放浪というか。

 


MISSION・Full-Completed (その伍)。

2010-12-20 23:23:45 | 密航記

さて、ミッションの胆に入ろうか。

いや、まあ、こないだの九州演劇ミーティング@別府で
出して受け手をした鹿児島のきれいどころの仕事がみたいな、
で、帰ってきて開けることのなかった資料袋を開けてみて、
チラシをふと見ると、12月になにかやるとのこと、
日にちをよく見ると12月12日、音二郎の日じゃないか、
開演時間は、11時と14時と19時。
11時のやつを見て、新幹線に乗ればぎりぎりのところで博多座に着く。
5000円の席か3000円の席が当日券であればそのままゴー、
なければそのまま見ずに帰る、という方向性から、いろいろなものがくっついた。

というわけでLed CHAPLINの「檸檬」のことを。
これ、2005年にのこされ劇場≡がhoramiriダンス研究所と組んで
「レモンヱロウ」という形で前衛的になおかつダンサブルに演ったのを見た。
前衛的に「古典作品」を組み立てなおして、という仕事の一番最初で
それから「夕鶴」を再編成した「つる」、田山花袋を再編成した「蒲団」という
三部作につながり、色んなことがあって、北芸での「出稼ぎ兼修行」があって
「さかのぼれども、青」で「それぞれのダイアローグ」を「演劇化」する手法を見つけ、
その手法を練り上げ、成果を地元に還元する場所として「枝光アイアンシアター」を
つくって今に至る、という流れだったのだな、と。

そんな事をつらつらと考えていると、舞台の奥行きを生かした
オープニング、すうっときれいどころが入って、これまた美形の男の子が
スイッチをいれるかのように丁寧に、丁寧に動かして、
「桜の樹の下には死体が」というくだりをロックかつパンクに、
すごくおしゃれなモード系でまとめあげた。
「ことば」から湧き上がるイメージを身体に乗せて動かしている。
「オンナノコ」という「迷宮」と「美しさ」の下には「死」という醜さがあって、
その醜さを「肥料」にして「美しさ」はそこに存在している。
・・・石油だって、琥珀だって、ダイヤモンドやルビーなんかの宝石だって、そうじゃないか。

次は梶井基次郎という人間は頭の中に「オンナノコ」をたくさん飼っていたのだな。
「女神系」とか「モード系」とか「ユニセックス系」とか年齢層も多種多様で。
そのオンナノコたちを自分の想像の中で十分に遊ばせている。
ここに「向精神薬」の危なさや「死と抱き合う感覚」、「死を求めて引き寄せられる感覚」を
前衛的になおかつクラシックに「舞踏」を取り入れたムーブマイムで見せていく。
こういう所を劇団ぎゃ。が演るとかなり油ギトギトの甘さベタベタでやるのかなぁ。

最後は「檸檬」を敏感すぎる「これぞ南国の」色彩で表現することで
「何かに追い立てられている」から「心が重い」、心が疲弊していて
「自分の周りにあるもろもろ」に対する嫌悪感、生活に漂う疲弊感、
という物語の全体を覆う「暗い」色彩が生きている。
で、その暗い色彩をぐっちゃぐっちゃにしたるねん、と
巨大な積み木を組み立てて、その上に実物の檸檬を載せる。
・・・これがいわゆる「こんてんぽらりーあーと」と言うものの始まりだよな。

梶井基次郎に忠実かつ、ガーリーにまとめて、「きれいの中に潜む毒」を
きっちり味わった、そういう見後感。

 


MISSION・Full-Completed (その四)。

2010-12-18 23:15:14 | 密航記

キャナルでご飯食べて、オフィスでぼおっとして、
ぽんに上がってしばし雑談。
それからフーズの「ワレラワラルー」を見学。
何とかいい塩梅に終わって、博多駅まで移動。
構内のコンビニで酒とつまみを買って、鹿児島行きの最終に間に合う。
のんで、ぼおっとして、電話して、気がつけばもう新八代。
在来線特急と新幹線のデッキまでの「暗い」空間から
新幹線車内のぱあっと明るすぎる空間に脳みそがびっくりするものの、
とってもきっついスケジュールから来る負荷が半端なく、
ぼおっとが、うとうとぼぉっとにまで酷くなっている。

チャイムの鋭い電子音がうとうとぼおっとを切り裂いて鹿児島中央。
駅中のホテルにたどり着いて、部屋に入り、コンセントの少なさにいらだち、
パソコンを立ち上げて、お風呂に入って、それから少し天文館に出るも、
忘年会であまりにも人が多く、行った所行った所澱んだところばかりで
話をうまく出し受けできず、もやもやして宿に帰ったらもう夜中の3時、
翌朝に響きすぎるのでおとなしく寝る。

いい時間帯に起きて、ご飯を食べようとするがどうも混雑が酷い。
あまり消化などによろしくはないが、仕方ない。
それから部屋に戻って、だらだらし切って街に出る。
路面電車に乗って市役所で降りて、くねくねと歩いて、
開始30分前に中央公民館について、雑談しつつ見る準備。


MISSION・Full-Completed (その弐)。

2010-12-15 00:23:35 | 密航記

前回のまとめ。
 家→南福岡→博多→長崎(長崎モバイルスマカを新しい携帯に移す)→
 博多(フーズ見学@ぽん)→鹿児島中央(泊まり)→鹿児島市内
(Led CHAPLIN「檸檬」見学@鹿児島中央公民館)→鹿児島中央→
博多→博多座(音二郎見学)? というミッションは決まった。

・・・ここで問題が。
長崎から博多について、フーズ見学までの時間が空きすぎる。
そこで一体何が出来る、と思案する。

  1. 2月の北芸「BEN」のチケットを手配。
  2. のこされ「オズの魔法が使えない 直方Ver.」見学。
  3. 西南学院大演劇部「冒険王」見学。
この三つの選択肢に絞られた、てか絞った。
そこから色々情報交換した結果、西南学院「冒険王」見学に入ったほうが
面白いですぜ、という意見が、自分も金曜に行きたかったが累積疲労で
いろいろあって、土曜日、移動の流れで見たほうがいいかな、という感じだった。
さて、土曜日曜JR特急乗り放題のチケットは手配した。
お金の手当も何とかなった、金曜23時からの「地雷」も切り抜けた。
仕事に行く時間で行動しなくてはいけないからさっさと寝よう。

 


MISSION・Full-Completed (その壱)。

2010-12-12 21:09:40 | 密航記

いや、まあ、えげつないですわ。
まず、土曜日のF'sCompanyと日曜日の音二郎は押さえとかないとね、という
話があって、かと言って日曜日は働かないと、近場福岡の用事が云々。

そんなこんながあって、九州演劇ミーティングがあって、
鹿児島のきれいどころと出したり受けたりをして一度その方たちの仕事を
また改めてみたいな、と思ってたらちょうどいい塩梅に日曜日に。

こうなったら話が動く動く。
土曜日F'sCompanyの仕事を見たら最終の新幹線で鹿児島に渡って
その日は泊まり、日曜日にきれいどころを見学してそれから博多座だ。

にしても問題が。
上演時間、一つでもずれたらすべてが終わる。
下手に動きたくないんで宿を、と思ったらなんか知らないが満室の嵐。
仕方がないから高めのところを押さえるも、不安の嵐に一度手放して、
鹿児島行きの夜行バスを押さえてしまう。
新幹線だって、16時開始分に間に合うには最悪12時48分発に乗るしかない。
が、鹿児島の一番早い公演開始は11時開始、ぎりぎりの可能性が。
というわけでギリのギリまで音二郎のチケット購入を躊躇うと一番安いところと
二番目に安いところが主催者ピクニックのウェブ直販、売り切れとのこと。
・・・しかたない、当日券狙いにして当日券が手に入らないか、間に合わなかったら
今回は運がなかった、ということにしよう。

それからトレーニングキャンプのアフター・ファンクションで福田さんに
「間に合いますか」と念を押して、間に合うと確認して鹿児島の宿と
土曜日曜JR特急・新幹線乗り放題で1万円のバーゲンチケットを抑え、
ちょうど携帯電話を中古で買い換えたからアプリで入れた長崎スマートカードを
登録しなおす作業が必要だ、ええい、返す刀でやっちまえ、
バーゲン使い倒したる、という計画が完成する。
意外なところでひとつくっついてきた。


かえってきた。

2010-02-13 21:43:54 | 密航記

 夜遅くに高速バスで宮崎について、
大浴場でゆっくりして、下のつぼ八で
大根サラダとステーキと焼きそばとビール。
それから部屋のセットをして、ふらふらと
毒吐きに行って、帰りついたのが夜中の3時。

 次の日はとろとろと眠って、起きたらもう8時。
またお風呂に入って、ご飯食べて、支度して
今年は巨人のキャンプにいく、というか
となりのラグビー場で川崎フロンターレのキャンプがあって、
ちょうどいい塩梅に横浜FCとの練習試合だったので、
久しぶりにサッカーをぼおっと見る。
なんていうか、試合自体は「12日後に公式戦、という形で
シーズンが始まるが、大丈夫なのかな」という内容で
それよりも何よりも、試合中のスタンド回りが
選手のマネジメント会社関係の方々大集合の趣。
握手と雑談のオンパレード。
・・・なんというかみんなオシャレ、というかとっぽいな。
あの塩梅だと誰もスノボーの子を責められないなと。

 風があって薄着で寒いから、そこそこに宿に戻って
ぼおっとして県立文化センター、今年は中を一通り見てまわる。
で、冬のオールスター公演を見学。
終わって直接ご飯食べて、また毒を吐く。
金使いすぎ。

 で、なんとか朝早く起きて、お風呂に入って、ご飯食べて
バスターミナルまで行って、おみやげ買って、予約の変更をして、
バスに乗って福岡に帰り着く。


ぐるぐるまわり。

2010-02-01 22:32:52 | 密航記

 日曜はなんだかんだ言って、
発泡酒の500ミリリットル入りマグナム缶を
3本も空かしてた。
新幹線の中で弁当食べながら一本、
車内販売のいかくん食べながら一本、
大阪駅の551で迷いながら買わず、
結局阪急梅田の551でシューマイ買って一本。
脳味噌のスイッチが切れて、ぼうっとしている。
で、堂山町までうろうろ散歩して多聞さんとこに
行くけれど、日曜の夜中、というか月曜日なりたてなので
誰もいない、おかしいな、と上に上がると真っ暗。
レジの電源も落ちてる。
しかし下の電気とテレビはつけっぱなし。
怖くなったので大急ぎで帰ってぐだぐだテレビ見て寝る。
・・・本当に阪急梅田、最終電車の客音は「第三の男」だった。

 月曜はきちんと起きて、オリンピアでご飯をしっかり食べて、
さあ出るぞ、と思ったら部屋の鍵を忘れてた、さあたいへん。
なんとかなってなにより。
東梅田駅から南森町まで谷町線、そこから堺筋線に乗り換えて
恵美須町駅、頭はインデペンデント第一で今日はある、と思い込み
当てもなくふらふらと日本橋の電気街を雨の中ふらふらと歩く。
気がつきゃ今回もインデペンデント第二だって。
で、受付開始までひたすら待つとぎゃ。の面々がプロモーション活動に
勤しんでいるよ、てか世間話をだらだらと、だな。
さらにいえば、ちゃんと見てるんだねぇ。
で、客席に入って、北九州の軍師さんからもおやおやと。
ここは「千年王国見たいから来た」とはいわず、
「新阪急のポイント付けたいから」とか
「新幹線のEX-ICで長距離行って車掌さんからクレカ見せろ、
 といわれるかどうか試してみたくて」
という話をしてごまかす。

 で、終わって、軽く挨拶してとりあえず梅田まで道を急いで
阪神でいか焼き食べて、大阪駅からJRに乗って新大阪、
新大阪から新幹線で博多。
車内では何も食べず、ひたすら眠る。
・・・水曜に考えるの前倒しして今日、手を打っておくか。


久しぶりの飛行機遠征。

2009-05-01 17:43:32 | 密航記

久しぶりの飛行機遠征だ、というのに、いろいろ大変。

いろいろ考えなくてはいけないことが多いけれど、
まあ、どうとでもなる、どうとでも。 

 生まれて二度目のプロペラ機。
窓際のやつがもたもたしてると、非常に腹が立つ。
後ろをふと見ると、窓際があいていたよに見えて、
「荷物様」が鎮座していた。

 後はぼおっとして、気がついたら中部国際空港。
さくさく降りて、名鉄の駅でいい塩梅にミュースカイに乗れて、これから名古屋。