憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

伝承・伝説(パートⅡ)

2007年11月27日 08時36分16秒 | イベント
11/27(火)7℃

 どんよりとした重苦しい雲に覆われた朝を迎えました。
 こんな天気の日には、気持ち的に”バシッ、ビシッ”っとしてできていないので車の運転には最善の注意を払って運転してるんですが、お日様が拝めないと「やる気エネルギー」が充満してこないから不思議です。
ウルトラマンかっ!】

 こんな日も、湯来地区の情報発信を何かしておきたいと思いますが、お日様が拝めないので「水」について伝わる民話をご紹介します。さて、この場所にあるお宮の額には何て書いてあるのでしょうか。
1.伝説
 大森から水内川に流れる谷川の途中の川底一面に大きな岩があります。昔、弘法大師がここを通られたとき、凹んだ岩に鍋をかけ、食事をされたと伝えられている所があります。その岩盤に箸を立てられました。その箸は逆さまに立てられたそうですがそのまま生えつき、年月とともに大木になりましたがこの木の枝はすべて下向きになっていたそうです。人々はこの木を「弘法杉」と言って名物になりました。
 (私が小さい時には、魚捕りによく行ったものです。祖父から謂れを聞かされていたので水中に潜っては、岩に食い込んだ木の根を不思議に思ったものです。成人してから、釣りの合間に木の根を岩から取り外し、お宮の裏に今も保存しています。)
2.史実・伝承
 江戸時代に書かれた「都志見往来日記」によると、次のように書かれています。
 『下伏谷より鍋石に至る。谷川の向こうに明神杉一本あり、根は広がり、岩をからみ、枝や葉は谷川を覆っている。この谷川のすべて一面が大石である。杉の木の下流の底の大石に二つのくぼみがある。これを釜石・鍋石という。石は三尺(約1m)余り、この釜石を洗って雨乞いをしていた。洗う人は箕の傘をかぶり「大雨じゃ、やれ、うるさ、やれ、うるさ」と言って雨乞いをすれば、雨が降ると言っている。そのわきに、馬のひづめ跡が一つあり、枕石がある。ここから、10間(20m)ばかり下に、厳島明神の小社がある。その社の後ろより泉が湧き出て落ちている。これを「眼洗水(がんせんすい)」と言って眼を病める人がこの水で眼を洗い、平癒したという。この水は、清泉鏡(せいせんきょう)のごとし、青黒き岩の間から伝わって流れているのに、この水の流れた後は赤く鮮やかで朱のようである。奇(めずらしい)とすへし』
 寛政9年(1797年)、藩絵師である岡岷山の「都志見往来日記・諸勝図」にも記されています。この一帯は古くから厳島明神の御幸山跡と言われ、厳島明神をお祀りした小祠が建てられていたが、文政年間(1818年)広島藩の武士が社殿の修復と鳥居を寄進し八幡宮を勧請し鳥居に「○○○宮(額には「八幡」が書かれてはいません。)」という額をあげました。現在は鍋石明神社と呼ばれ、この祠の下から湧き出る泉は「霊泉」と言われ、現在は「湯来名水」として親しまれています。

 さあ、正解が分かった方は書き込みをお願いします。分からない方は現地へお出かけになってみてください。ただし、額に文字が書いてはあるんですが、さて読めるかどうか。近所の人に聞くのがいいかもしれません。正解は、近日中に写真でお知らせします。お楽しみに。

参加者募集中です。
ボタン鍋と大峯山登山(申込者37人/40人募集)
「大峯山」登山とぼたん鍋をセットにした登山コースのご案内です。
 今回も専任のインストラクターがご案内しますので初心者の方も安心です。
 お気軽にご参加ください。
1 募集人員 40名(先着申込順、最小催行人員20名)
2 対 象 者 片道1時間程度の登山に耐えられる方
3 案  内 広島県山岳連盟理事 安藤和己インストラクター他
4 実 施 日 平成19年12月15日(土)
5 内  容 9:00 JR五日市駅北口集合
      (9:30 マイカー参加者は湯来ロッジ集合)
       9:40 湯来ロッジ出発(マイクロバスで移動)
       10:00 大峯山登山開始
       11:00 山頂到着
       12:00 下山開始
       13:30 湯来ロッジ到着(食事・入浴)
       16:00 湯来ロッジ出発(マイクロバスにてJR五日市駅へ)
6 参 加 費 1人 6,000円
          (昼食「ぼたん鍋と飲み物」、保険料、バス代、引率料)
7そ の 他
 ・山頂では、「えんのたき」巡りを予定しています。
 ・登山時の飲み物等は各自でご用意ください。
 ・マイカー参加されても、参加費は同額です。
○主催 広島市湯来ニューツーリズム推進実行委員会 
○問い合わせ先・申込先
 広島市湯来ニューツーリズム推進実行委員会事務局
 広島市都市活性化局観光交流部
 TEL(082)504-2602
 FAX(082)504-2253
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