2/25(金) 5℃
おはようございます。
このまま、春になってくることを願いたいところですがまだもう少し、三寒があるようです。気候の変わり目の体調管理には十分ご注意ください。
今日の湯来に伝わる民話は「清水の神さん」です。
むかしは、水内の山でとれる木材は、藤づるでつなぎ合わせて筏(いかだ)を作り、水内川から太田川に流して広島の城下に運んでいました。筏は前の者が大きな櫓(ろ)で舵(かじ)を取り、後ろの者が全体の調子をとって運んでいました。帰りは櫓を二人でかついで水内に帰っていました。この人達を筏師(いかだし)と呼んでいました。また、炭や薪(まき)は川舟を使って、同じように水内川から太田川を下って城下へ運び、帰りは塩や布などを積んで、ひとりが川岸から綱で引っ張り、船の中の船頭が舵を取って川を上がって帰っていました。
川は筏師や川舟の船頭達にとっては、暮らしを支える大切な働きをしていました。
麦谷に三郎左衛門という生まれつきの大男が住んでいました。力も強く元気者でした。筏師になってからは、二人でかつぐ大きな櫓を一人でかついで帰っていました。
夏の終わりから、秋の初めにかけて、水内川や太田川では、川を下る落ち鮎を捕るため、ヤナを仕掛けていました。筏や川舟のため、わずかな期間だけに決められていました。
ある年の秋のはじめ、可部の河戸という所に、広島藩直轄の御用ヤナをかけました。そして、厳しい決まりを作って筏や川舟などの通行を一切させませんでした。しかも、長い期間行われるのでみんな困っていました。
落ち鮎が多く捕れるので、御用ヤナは毎年行われるようになりました。
「いつまで待ちゃあええんかいのぉ」
「お上のされるこたぁ、ご無理でも、ごもっともじゃ」
「ご無理、ごもっとも。ご無理ごもっとも」
と、人々はあきらめて、御用ヤナの川上の川岸に船や筏をつないで、水門が開くまで幾日も待たねばなりませんでした。しかし、一向に開く気配はありませんでした。
みんなの困った様子を見かねた三郎左衛門は、考えるところがあって、あくる朝早く起き出し、かねて鍛冶屋さんに作ってもらっていた刃渡り三尺(90cm)、柄の長さ六尺(180cm)の大鉈(おおなた)をひっさけで川下に走り出しました。
「かくなってはやむをえん。刑罰覚悟の上」
夜明け前の八つ時半(午前3時)可部の河戸御用ヤナを目指して急ぎます。ヤナの見張り役人は夜明け前、何事もなく安心して居眠りをしています。その隙を見て御用ヤナの土台を大鉈でぶった切りました。
役人達が気付いた時には、ヤナは止め綱を切られて流れ出していました。
「御用ヤナがなくなったぞ」
知らせを聞いた筏師や河舟の船頭さんたちは、喜びいさんで川下に向かって流し出しました。
三郎左衛門は役人に捕まり、厳しいお取調べを受けました。
「お上を恐れぬ、ふとどき者」
「しかし、筏師や船頭さんたちのことを思ってのこと」
役人たちにも、三郎左衛門の気持ちがわかり、軽いムチ打ちの刑で放免になりました。
それから後は、無理な御用ヤナはなくなりました。筏師たちは三郎左衛門のことを「清水の神さん」と崇めて語り伝えてきました。
麦谷には「清水」という苗字の家を私は聞いたことが無く、やっぱり”民話”、”言い伝え”なんでしょうか?気になるところです。
次回の湯来に伝わる民話は、「恵下谷の怪談」です。お楽しみに。
それから、久しぶりの心理テストをどうぞ。
日頃から、あなたに気がありそうな雰囲気の人からキャンディーをいただきました。さて、もらったキャンディーの色は何色ですか?
1 紫色
2 青色
3 ピンク色
4 黒色
診断結果です。
食べ物は欲望の象徴です。この質問は、あなたのセクシー度を問いかけています。ズバリ、あなたのセックスアピール度はどれに当てはまるかな?
1 紫色 → 紫は「誘惑」の色。相手から誘惑を受けていることを表します。
あなたのセックスアピール度・セクシー度共にかなりの高レベルです。
2 青色 → まじめな性格のあなたは、セクシー度という点では低めです。
ただし、誘惑には弱いので、誘われるままにベッドインという事もあるかも。
3 ピンク色→ ピンク色は可愛らしさを表します。あなたのウリはセクシーさと言うより可愛らしさです。
どちらかと言うと、セクシー度は期待できません。子ども子どもしている人がこのタイプです。
4 黒色 → クールさがウリのタイプです。異性からの誘いをキッパリ断れるのもこのタイプ。
隠れたセクシー度がいっぱいの人です。
さて、どうでしたか?私は太陽のオレンジ・赤が好きなので、あえて選ぶとしたら2・4・3の順で、一部は当たってますね。1が好きになれる日を楽しみにしておこうかと思います。農作業とで磨きをかけようかな???
今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
明日は、南区にある「似島」までホタル関連の作業で出かけてきます。日曜日は、嫌だけど農作業を少しづつスタートかな?
湯来の活動拠点が整備できるよう、頭の中で企画案を練っていますのでお楽しみに。
では、来週まで、充実した時間をお過ごしください。