憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

再スタート

2011年02月01日 07時07分22秒 | 民話

2/1(火) -3℃     

 道路路面状況 :  道路前面の圧雪は無くなっていますが、山陰や橋の上には

 &ドライブ     解けていない雪が残っていますので運転には十分ご注意ください。

  ワンポイント   路面が黒っぽいところは「凍結」しています。また、融雪剤が

  アドバイス    散布されているところも完全に溶けていなかったり、スリップして

            危険な場所も多々あります。

 

 おはようございます。

 今朝の気温は-3℃。昨日が-7℃を記録してたので風もないし、非常に暖かく感じた出勤となりました。  

 今日は、「 二月礼者・重ね正月,一夜正月  」の日と言われています。

 正月に年始回りをできなかった人が、1ヶ月遅れた2月1日に回礼する日であったり、数え年では正月に年令がかわりますが、この日は正月後最初の朔日であることから2度目の正月として、厄年の人に仮にひとつ歳をとらせ、早く厄年をやり過ごそうとする風習が地域によっては行われているところもあるようです。あるタレントの方のエッセーで「辛く嫌なを乗り越えたら、次は幸せが待っている」ってコメントしてありました。確かに、私の場合も厄年とは言いませんけど、こう嫌なことが続くと再スタートを切って、仕切りなおししたい気分。風邪も、骨折も一段落ついたことだし、今日を”気分一新再スタートの日”とさせていただくことにします。今日から頑張るぞー~

 それから、「 生活習慣病予防週間 」の日。

 がん、高血圧、心臓病などは生活習慣との関連が深く、予防を重視していこうという目的で設けられた。1959年(昭和34年)から厚生省(現在の厚生労働省)が成人病予防週間という名称で実施していたものを1997年(平成9年)から「成人病」を「生活習慣病」と呼称を変更したのに伴い、週間名も変更になりました。今朝のラジオで塩分摂取を控えめにすることと食物性繊維を十分摂るようにとのドクターコメントがありましたけど、その中で果物には果糖があってこれを摂取しすぎるとインシュリンを打たなくてはいけなくなるとの事。内臓脂肪の蓄積にもなるそうなので、要注意だそうです。

 それでは、湯来に伝わる民話「柳上のひひ」です。

  むかし、多田で一番高い湯来冠山の谷深く、身の丈七尺(2m)もある、ひひという化け物のような古猿が棲みついていした。

 ある日、柳上のお婆さんが栗を拾いに行ったまま、夜になっても帰ってきませんでした。近所の人達が集まって色々なことを言いました。

 「近ごろ里に出て、鶏を盗ったり、人を傷つけている、ひひの仕業に違いない」

 村の人達の話がまとまり、ちょうちんに灯をつけ、太鼓や鐘をたたいて捜しに出かけました。

 「だあしゃあれ、見しゃあれ、だあしゃあれ、見しゃあれ」

と、狐に化かされたり、神隠しにあった時に探す方法で山の中を探しましたが、見つかりませんでした。朝になって、川の方を捜すと、ひひに喉を喰いちぎられ、血まみれで草むらに倒れているおばあさんを見つけました。

 そんなことがあってからは、「柳上にひひが出る」とみんなは恐れていました。

 多田の若者が五・六人集まって、何んとかひひを退治しようと相談しました。

 「ひひがよく出てくる。日入谷に芝小屋を作って待ち伏せしよう」

 と話がまとまりました。

 小屋の中でひひが現れるのを待ちましたが、その晩も次の晩も現れませんでした。三日目の晩はみんな疲れて寝込んでしまいました。真夜中の十二時過ぎ、小屋の近くでガサガサと音がしますが小屋の中の者は誰も気付きません。

 小屋の外居眠りしていた一人の男はその音に目が覚めて、ひひが近づいて来るのをじっと待っていました。ひひは小屋の中に入り、寝ている男の人をひとり、また一人と、大きな口をあけ、とがった牙で男の首に噛み付き、血を吸い殺してしまいました。

 四人目の男の首に噛み付こうとした時、小屋の外にいた男の人は、こっそりとひひの近づき、斧を振りかざして

 「エイ」

 と、気合もろとも、ひひの背中をめがけて力いっぱい打ち込みました。

 「ギャー」

 悲鳴をあげてひひは、背中の血を点々と落としながら逃げて行きました。

 村の人々は、その痕を辿りながら追いかけていきました。ひひは湯来温泉のたまり湯に浸かったまま息途絶えていました。

 その湯は、血で真っ赤に染まり、まわりの石はいつまでも赤色が取れませんでした。

 

 「おわり。」

 次回は「清水の神さん」です。お楽しみに。 

 

 今日は愛娘の誕生日。数えでン歳。本人はどんな一日を過ごすのか気になるところですが、いつまでたってもあの日のあの時間、2,355gで生まれてきてくれたときの事を思い出してしまう親バカ代表の一人です。

 

 毎月1日は、これから先も気分一新のできる日にできればと思っています。

 今日もできる範囲で精一杯一日頑張りましょう。(頑張るワン

コメント
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