憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

星座鑑賞にピッタリ

2007年11月02日 08時26分20秒 | お知らせ
11/2(金)7℃

 すがすがしい、穏やかな朝を迎えました。
 三寒四温の逆パターンで徐々にですが、気温が低くなってきています。体調管理には十分ご注意ください。

 昨晩、早く自宅へ帰ったので今話題になっている「ホームズ彗星」なる星を見つけてみようと帰宅時に空を見上げたんですが、よく考えてみると何十倍の明るさになったとは言え、特別大きいでもなく、1等星程明るいわけでもなく、見つけられませんでした。それに、事前情報を収集していなかったものでどの方向を見ればいいかも判らず、そそくさと自宅に引きこもることになりました。
 秋・冬は夜空の☆がよく見える時期だし、ナント言っても秋は寒くないから、天体観測にもってコイです。皆さんにも、是非見ていただきたいので今日は「ホームズ彗星」についてネットで調べてみました。街灯が比較的少ない大森神社の境内公園なんかがイイと思いますので暖かくしてお出かけください。

彗星のごとく”明るいホームズ彗星☆

 ホームズ彗星(17P/Holmes)は、公転周期が約7年の短周期彗星です。今年5月に近日点(太陽からの距離:2.05天文単位)を通過し、2007年10月下旬現在、太陽から約2.4天文単位の距離に位置し、少しずつ遠ざかっています。地球からの距離は約1.6天文単位です。10月23日には、約17等の明るさで観測されていました。
 しかしその直後の10月24.067日(世界時)に、なんと8.4等と約9等も増光している姿が捉えられました。その後も急速に増光し、日本で夜を迎えた10月24.55日(世界時、日本時22時12分)には、約3.5等で観測されました。その後も日本各地で、さらに増光する彗星の様子が捉えられ、25日の(日本の)明け方には約2.9等と2等台に突入しました。
 増光は鈍ったとの情報もありますが、今後どう推移するかに注目が集まります。
 なお、この彗星は過去にも大バーストをした記録があります。この彗星が発見された1892年に4等まで増光しましたが、一般的な明るさよりも約12等増光したと推測されています。このときには、翌週には急速に減光し、約3等暗くなってしまったようです。
 増光当初の彗星に尾は見られず、肉眼では恒星状でした。望遠鏡で拡大すると、黄色っぽく輝くほぼ丸いコマが見られましたが、際立った構造などは見られませんでした。
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追加情報(10月26日更新)
 大増光の翌日にあたる10月25日晩~26日未明にかけては、三鷹では悪天のため、観測できませんでした。他の場所では2等台前半と、増光は鈍ったものの前夜よりは明るく観測されている模様です。
追加情報(10月29日更新)
 彗星像は徐々に拡散しており、28日明け方には肉眼で見てもうっすらと面積体であることがわかるようになってきました。双眼鏡では、ぼんやりとした丸い形が、また望遠鏡では、コマの構造がわかるようになってきています。29日未明現在も、2等台の光度を保っており、引き続き肉眼でよく見えます。
 時折、流れ星も見えたりしてロマンチックにもなれる(かも)知れませんので、是非お出かけを。

 位   置 オリオン座のある方角で白鳥座とのほぼ中間、ペルセウス座の隣
 天体図参照 http://www.nao.ac.jp/new-info/17P.html

※今夜もう一度チャレンジしてみます。報告をお楽しみに。
コメント
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