奈良県奈良市都祁小山戸町
以前に「雑多な写真6」で取り上げたことのある神社だ。
そのときは、載せてもいいかな、と思う写真が2枚しか無かったので一つの記事としての掲載を見送ったのだけど、今回、改めて参拝し、一応の枚数を用意出来たので、その雰囲気が伝えられたらなぁ、と思う。
と言っても、前の方がいいような気もするが・・・。
都祁周辺は標高500m前後の高地で、茶畑や水田が広がる伸びやかな風景。
冬には冷え込む奈良盆地よりも更に厳しい寒さとなり、気象庁アメダス観測地点を見ても、近畿ではトップクラスの寒さになる場所だ。
しかしその歴史は古く、縄文時代より人々の生活が営まれていたようだし、やはり奈良に近く、交通の要衝でもあったことから、単なる田舎とは違った雰囲気がある。
その山裾に点在する神社にも、どこか雅な気配があるように思う。
一部の地図では、全く違う位置に「都祁山口神社」と記されているので注意が必要だ。正しい地図でも神社への道がちょっと判りにくい。
かなり狭い道を進むと、水田の先の山際にひっそりと佇む姿が見えてくる。
参道右手は木々が浅いが、お陰で淡い光が入り込み、静謐な雰囲気を湛える。
向こうに拝殿が見えているが、手前にある建物は割拝殿ということでいいのだろうか?
参道を振り返る。
鳥居の向こうには水田が広がっている。
先に見えている拝殿の手前には柵があるので近寄れない。そのためか、鈴緒は割拝殿の出口右側につけられていて、ちょっとしっくりこない。
実際はそれほど深い杜というわけでもないのだが、前回も今回も、社殿の背後は静まり返ったような深みを感じた。
写真には撮っていないが、境内左手にはやや大きな池、右手奥にも小さな池がある。
右手奥への通路。
振り返っているので左手に池があるわけだ。その池の先にも道が続いていて、御社尾の神石と呼ばれる磐座へと通じている。
前回は、木の根の露出したその尾根道を登ったが、今回は割愛した。
右手奥を進めば拝殿横にも出られる。
拝殿越しに見る境内社は、まだ塗り替えられてそれほど月日が経っていないようであるが、違和感無く、端正な美しさで辺りに溶け込んでいた。
こちらは本殿。
鳥居の向かい、水田の中に、「森神さん」と呼ばれる場所がある。
何とも心休まる風景だ。ただ、こういう景色は青空で撮りたかった・・・。
2万5千分1地形図 大和白石
撮影日時 090522 6時~6時50分
駐車場 あり
地図
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まずは森神さんの
写真に惚れました
暫し陶然と
眺めさせていただきました
こういう光景が
圧倒的に好きです
それにしても山口神社の
静謐さは
画面から「しーん」という
あの耳になる響きが
聞こえてくるような感じです
拝殿から見る摂社の朱丹が
なんともよい風情で
気持ちが透き通ってくるようですね
でもhiro1jzさんなら、悔しくないです。
やっぱり、田圃の中にぽつん・・・の風景は青空とか夕焼け空ですね。
水田に映っている木の姿が佳いです。
神社そのものには、あまり・・・ですが、本殿の赤は惹かれました。
水分の六枚目の写真は、惚れ惚れしますよぉ。
社の雰囲気もいいですね。それに都祁って名前が
いいですね。関東の人間は九割ちかくが読めない
でしょうね。
最後の写真自分も好きですけどね。
貧乏で失神しそうです。
なんでも秦氏の生活圏の広さは物部の次に広いそ
うですよ。秦マニアは否定したがるんですが羽田
元総理も秦氏の系統とか・・・噂ですけどね。
亀岡は出雲系の開発神話と秦氏系の開発神話の二
つがありますよね。いまでも秦の血脈が社家さん
として残っているの嬉しいですよね。
ホントなんて読むんでしょうね?
因幡は、思ったより近いんですね。日本海の雰囲
気。。。いいなぁ。自分の知ってる敦賀より西の
日本海は温暖で美しいですよね。それで滝も神社
も良さそうなんて!
情報少ないんでhiro1jzさんの情報は貴重になり
そうなんで、よろしくです。
能登は・・・飛行機しかないですね。無理。
奥の院そんなに高低差ありなんですね。徒歩10分
て書いてあったけど・・・それでも行きます。
川上御前に会ってきます。シンドイなぁ。
やはりhiro1jzさんとカブリそうですね。船津行き
ますか!行きたいなぁ。
こっちも、まだ悩み中です。仕事中にも悩んでい
ますよ。ぐふふ。
ああ、やっぱり森神さんお好きですか。
今回、神社はともかく、
この森神さんの写真が納得いかなくて、
掲載を迷っていました。
たぶん、多くの人が好まれる風景だと思ったので、
もっといい表情を撮りたかったです。
でも、水田なんかは曇天ならではの雰囲気が出たような気もしますし、
これはこれでよかったのかも。
ここは漂う空気も清浄ですし、
氏子さんも大事にされているらしく、境内は清らかです。
よく手入れされた空間というのは、
純粋な自然という尺度では見劣りしますが、
静謐さや澄み渡るような空気を育んでくれているような気もします。
Junさん
やはりこういう景色はいいですよね。
京都の亀岡にも二、三ヶ所あるので狙ってみようかなぁ。
ここは背後の電柱とガードレールが目障りなので、
あるいは霧の時がいいかも、とも思います。
まあ先か後かはともかく、もっといい作品をモノにしてください。
これはちょっと中途半端なので、私も頑張ります。
>eraさん
最後のは写真ではなく風景の勝利、ですかね。
都祁は字面も響きもいいですよね。
奈良市に編入されてしまったのが残念です。
そういえば羽田姓も秦氏の末裔が多いんでしたね。
同級生に大西とかもいましたけど、あれは関係あったのかなぁ。
ん、もしかして、亀岡では出雲と松尾は仲がよろしくないとか?
因幡には期待大なんですが、
なんかこのまま行動範囲が広がって、
金銭面で更に苦しくなりそうな・・・。
近場を三回減らして遠くへ一回、って感じです。
でもまあ、ここで因幡が紹介できるよう頑張ります。
奥の院まで10分は、たぶん無理でしょう。
帰りの下り道なら可能かも知れませんが・・・。
30~40分はみた方がいいと思います。
社殿は部分改修みたいで、傷みの激しいところだけを直したらしく、
なんだかパッチワークのようになっているという情報が・・・。
あの美しい社殿がどんな風になっているか不安です。
て感じですよね。
都祁って奈良に編入ですか!平成の大合併ですね。
個人的には嫌な運動でしたね。都祁は歴史的にも
面白そうですよね。字面いいんですが書けません。
あ~大西家は松尾・伏見稲荷の社家と同名ですね。
可能性ありますよね。鈴木姓なんて、もとは熊野
社家なんて話ありますよね。
亀岡は出雲系が先であとに秦氏系が開発したんで
すかね?どちらも開発神話あるんですよね。
ただ出雲も渡来のニオイするケースもあります
んで謎が多いですよね。
う~んお金は大事ですからね。回数減らすの賛成
しがたいですね。遠征はボーナス・ステージと
思ってたまにで。。。自分にはできない事を書い
てしまいました。
リビドーのままにだと破産しますんで計画的に。
サラ金みたいだ。
でも夏が来ますよ・・・
うげ!そんな改装なんですか・・・大瀧が記念に
だした本を読んで優しい文体に感動したんで、き
っと素晴らしい神主さんと氏子さん達に違いない
と信じてみましょう。ミス・インフォメーション
でありますようね。
大瀧は参拝時間増やします。奥の院と川上御前の
旧社地は行きたいんですよ。
ささむしと船津行けるかもです。
今からウズウズです。
どうも近江八幡と合併して安土町の名前は残さないようです。
歴史ある地名が消えていくのは寂しいです。
松尾大社と伏見稲荷の社家さんは大西さんなんですか。
伏見に住んでいた頃の同級生でしたから、
遠くで繋がっていたかも・・・。
鈴木って、関東の姓じゃないんですか?
私は亀岡や京都北山は、山歩きの観点から接するようになったのですが、
それらの山域を愛されていた方の山の案内本では、
出雲族についてよく触れられていたので、
亀岡=出雲と思い込んでしまいます。
もっとも、高校時代に読んだのであまり覚えていませんが。
一般的には出雲族が先住、秦氏は後から、という構図ですかね。
遠くへ行きたいという思いを満たすには、
近場を減らすしかないんですよ(涙
夏は海へ山へと出かけたくなりますが、
実際、神社巡りにも撮影にも条件は良くないので、
梅雨明けからヒガンバナの咲く頃までは、
ちょっとおとなしく近場ですまそうと思ってます。
いよいよ今夜出発します。
大瀧の社殿の状況も心配ですが、
最近、雨が降ってないので、
白山の苔の状態も心配・・・。
そっちは雨不足ですか?こっちは降ると土砂降り
みたいですよ。苔も社殿も大丈夫でありますよう
に。あと事故は気をつけてくださいなっと。
あの平成の大合併には怒りを感じますね。けっこう
地方でも補助金目当てとかいろいろありましたね。
都祁も安土も残念ですよね。
あと字も消えていますよね。仕事で古い土地の台帳
見るんですが驚くような字あるんですが誰も知らな
いんですよ。
はい大西さんが中世いこうは社家さんの名前です。
一応秦氏の流れだったと記録があったはずです。
鈴木は熊野から出てる名前ですよぉ。ですから
和歌山ですね。
亀岡は歴史的には出雲族なんでしょうけど神社史
を読むとあとから秦氏等の開拓になると思います。
亀岡の大井神社も秦氏ではないかなと思います。
お!夏に大人しくするなら遠征の軍資金の貯金!
なんてうまくは、いかないですよね。
なんだかんだでお金は消えていきますもんね。
昨日会津若松・本宮市・郡山市に行ったんですが
会津は風景・神社ともに最高でしたけどトラブル
の連続で帰ったの十一時半で今日は死んでいまし
たよ。歳です。
いきなりですが、白山は素晴らしいです。
あの空間はまさに聖域です。
平日の早朝ということもあって、
その空間を完全に独り占めできて幸せでした。
大瀧の本殿は素晴らしいです。
思わず溜息が出る見事さ。
部分修繕の跡など僅かなもので、
あの存在感の前では取るに足らない些末なことです。
と、まあ出だしから褒めちぎりましたが、
全体的にはイマイチなところが多くて・・・。
字はかなり整理されているでしょうね。
あまり多いと煩雑になるし、難しいところではありますが。
都祁の場合は、奈良市の後ろに都祁○○町と付きますから、
いちおう地名として残ってはいますが、
安土の場合はどうなるんだろう・・・。
姓というか苗字というのは、
わりと勝手に名乗りだしたケースもあるんですよね?
姓から過去の繋がりを探るのは面白いですが、
その辺の扱いが難しそうだなぁ。
鈴木は和歌山でしたか・・・。
その鈴木も、全国で二番目?に多い姓ですが、
元とは関係なく多発的に名乗る人が出てきたから、
なのでしょうか?
福島に本宮市があるなんて初めて知りました・・・。
会津は風光明媚なイメージがあります。
神社はどんなものかと例によって玄松子さんのところを覗いてみると、
会津は殆ど紹介されていないんですね。
んー、幽黙さんもおっしゃってますが、
eraさんのHP開設が待ち遠しい・・・。
越前は思ったほど遠くはなかったんですが、
私もヘロヘロで身体に力が入りません(笑
いんでしょうね。写真どうでした?
あの風景を独り占めは最高ですよね。平日休みの
特権ですよね。
大瀧も安心しました。ほぼ大丈夫と思っていました
けど安心。。。へ?他はイマイチなんですか?
冗談であって欲しいけどhiro1jzさんのセンスは
めっさ信用してるからなぁ・・・
字は、確かに不便なんですが、その土地の個性を
現していて好きなんですよね。不動産屋は死んじ
ゃいますけどね。地元でも、まれに字表記の物件
あるんですが、なかなか地図だけでは発見できま
せんよ。
合併等で地名の変更などは行政のセンスがでます
よ。自分が知ってる範囲では、たいがい駄目です。
特に大阪の異名変更は失神しそうなのあります。
姓・苗字は勝手に変更が多いのはまちがいないで
すよね。名前だけなら藤原の後裔だらけdすよね。
鈴木姓は熊野信仰の広まりで広まった姓と言われて
いますね。確かに熊野神社は、どこにでもありま
すよね。
本宮市は凄く新しい名前なんですよ。本来が大本
の名前だそうです。この本宮市の名前の由来の
安達太良神社は素敵でした。市内は普通。
会津は素晴らしいですよ。どうも山に囲まれた
地形がすきみたいなんですよ。
でも飛騨ほど厳しい山並みじゃなくて田園風景も
見事でした。次回は秋に紅葉と稲穂を観に行きたい
です。それに面白い話も教えてもらいましたよ。
サイト作ったときに書ける暴露話もありました。
わかります。二日続けて神社参拝は身体に来ます
よね。・・・カロリーメイトとかしたんですか?
なにか栄養とか温泉とかは?・・・hiro1jzさん
だからしてないんでしょうね。
早くhiro1jzさんの写真で
見てみたいものです
越前は
いくつか先方から
呼んでいただいているところも
あったりするんですが
遠い(笑)
わたしはダートの林道の運転で
精神的にくたくたに疲れました(笑)
予定通りというか、白山には4時間滞在。
その間、参拝者ゼロ!(笑
他はイマイチというか、ネットで紹介されていないようなところはイマイチ、
という感じでありました。
朽飯八幡は苔が見事で、思っていた以上にワビサビある空間でしたし、
舟津は街中にあるとは思えない素敵な環境でした。
加多志波と大塩がちょっと期待はずれ、かな。
と言っても、ぜんぶで14社しか行ってないんですけどね。
小さい字になると、それこそ個人の所有地を表すような場合もありますよね。
その分、土地の歴史なり地形なりを色濃く反映していて、
貴重な情報となるわけですが、多くは消え行く流れですね。
私の住んでいるところも、遥か昔の村名は地図や住所から消えてますが、
市役所の支所名と学校に、その地名が残っていたりします。
なるほど、そういう意味では鈴木さんは、
今はともかく先祖に熊野信仰の方がいらっしゃる可能性が高いわけですね。
私の苗字は、やや珍しい部類に入るんですが、
そのくせ起源がまったくわからない・・・。
本宮市も合併で生まれた街ですか?
本宮と呼ぶだけの神社の存在があるのかな・・・。
安達太良と聞くと、ああ、東北だなぁと思います。
なんか凄く綺麗な空のイメージで(笑
亀岡も山梨も会津も盆地ですね。
白山神社のある勝山から大野にかけても盆地で、
何気ない田園風景がとても素敵でした。
うーん、サイト開設、前倒ししませんか?
カロリーメイト、ソイジョイなどなど、お世話になりました(笑
とある巨木サイトで、越前市の隣にある池田町の巨木巡りをしていると、
他府県ナンバーの車だったからと言う理由で職務質問された話が載っていたんですが、
案の定、ほんとに予想していたんですが、
池田町の国道沿いの休憩スペースで駐車していたら来ました。
「いや、他府県の車やから」って、あんたらそんなに他府県人が怪しいんかいっ! とツッコミたくなりました。
まあ気さくなお巡りさんでしたけどね・・・。
呼ばれているとは、お寺関係ですかね?
何かの縁、何かの機会ですからぜひ行かれては?
深夜の下道で4時間半といったところですから、
高速を利用されればぐっと近くなるとは思いますが・・・。
4時間いましたので、それなりにいい表情が撮れたかな、
とは思いますが、あまり期待しないでください(笑
ダートや、落石が転がっている道は物凄く疲れますよねぇ。
越前は基本的に道がよく整備されていて快適でした。
「右手奥への通路」のお写真。
私は撮らない被写体なんですが、hiroさんが撮されると、
いいですね。印象に残ります。
「拝殿越しに見る境内社」のお写真。
拝殿の床を撮し込まれたのがいいです。
露出の勉強させて頂きました。
何となく味わいがあるように思うのですが、
左の明るい部分は切ったほうが良かったですね・・・。
境内社のほうは、曇っていたところに日が射してきて、
ぱあっと拝殿の床が輝き出してきたものですから、
その輝きを大事にしたいと思いまして。
露出は、ほぼカメラ任せみたいなもんでして・・・。