更新したいのだけど、このところ写真も撮りに行けてないし、かといって放置するのもなぁ、という感じなので、戯言というか雑文を。
と言っても、こんな更新は誰も望んで無いだろうなぁ・・・すみません。
神社を紹介しているブログにしては、あまり神社のことを詳しく書いてないし、気儘に感想のような文を添えているに過ぎないけれど、それでも一般のブログに比べれば堅苦しく思われるかも知れない。
私自身、もっとざっくばらんな文体にすれば良かったかな、と思わないでもないので、カミングアウトするわけではないけれど、ちょっと日常の趣味嗜好をぶっちゃけてみようかと思う。
最近、友人の影響もあって、結構マンガを読む。
もちろん小説も好きなので、いままで数百冊の小説を読んできたが、だからといってマンガは馬鹿に出来ない。
更にぶっちゃけて言うと、私は涙もろくて、すぐに落涙する。
小説や音楽でもそうだけど、マンガの方が泣く比率が高い。
マンガとかで簡単に泣くと、人生経験が足りないんじゃね? なんて意見をネットでよく見かけるけど、私の場合は逆だ。
いろんな経験をするほど、些細なことで泣いてしまう。
もちろん、人前で泣くわけではないが、自分の知った痛みや悲しみから、容易にその辛さが想像できてしまうから、簡単に感情移入してしまう。
最近ハマっているマンガは「夏目友人帳」だ。
カテゴリとしては少女マンガになるのだけど、いわゆる少女マンガとは違って、恋愛ではなく妖を題材にしたマンガだ。
幼い頃に両親を亡くし親戚中をたらい回しにされる少年。
生まれつき妖が見える彼は、虚言癖がある子供として周りから疎まれ、「早くひとりになりたいなぁ、ひとりで生きていたいなぁ」と思うようになる。
やがて彼は、心優しい夫婦に引き取られる。
成長して、誤魔化す術も身に着けて、新たな両親に心労を与えぬよう気遣いながら、人と、妖との触れ合いを繰り返して、そのどちらともかけがえの無い繋がりを紡いでいく。
人の脆さと儚さを小馬鹿にしながら、自覚せずに慈しむように彼との時を過ごす妖達。
妖であっても、それぞれが抱く「想い」を汲み取って接する彼。
そんな彼には、祖母の遺品である夏目友人帳があった。
彼と同じように妖が見え、人から疎まれ続けた祖母が、妖に勝負を挑み、勝った相手の名前を記したもので、そこに名前を記された者は、名前を呼ばれると逆らえぬという。
ただ使役させられるだけのものではない。
何故なら、名を呼ばれることを焦がれている妖もいた。
何故ならそれは、友人帳と銘打っているのだから。
そんな内容。
夜に山を歩いたりすると、その賑やかさに驚くことがある。
虫の声、動物の気配、満天の星空、風の音、木々のざわめき。
不安と喜びに満ちた空気。
そこに、妖がいても不思議じゃないかな、なんて思ったりする。
昔の人が描いた存在が、その暗闇の中で息づいているんじゃないかと思ったりする。
緑の深いこの国に、まだそういった存在が残っていればいいなぁ、と思う。
子供の頃、伯父と一緒に山を歩いた。
父とサワガニ獲りに山に入ったりした。
日本人は無神論で無宗教なんて言われたりするけれど、或いはそれは、普遍的すぎるからではないかと思うこともある。
「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」「もったいない」「おかえり」「ただいま」
僕の好きな言葉ではあるけれど、それらは生まれるべくして生まれた言葉だと思う。
山と海と川と、自然と共に暮らしてきた。
地震や台風、自然災害と共に暮らしてきた。
自然に畏怖と感謝を抱くのは必然で、僕は山に入ることで、それを感受してきた。
無意識のうちに、それは心に宿っているのではないか。
当たり前すぎて意識しないくらいに。
───って、マンガの話の筈が、やっぱりちょっと堅苦しくなってしまったかも知れない。
普段、日常の私はアホ話ばかりしているのだが。
他に好きなマンガを挙げておくと、「ヒカルの碁」「バクマン」「めぞん一刻」「岳 みんなの山」「3月のライオン」「寄生獣」「H2」「砂時計」「となりの怪物くん」「君に届け」「7SEEDS」などなど。
もちろん、「スラムダンク」や「ドラゴンボール」「幽遊白書」とかの超有名どころも読んでるが、なぜか「ワンピース」は合わなかった。
ついでに言うと、最近KOKIAというアーティストの音楽にハマっている。
youtubeででも聴いていただければと思うが、CDよりもライブの方が歌唱力が際立つ数少ない人で、日本よりも海外で高く評価されているようだ。
歌唱力に関しては「Ave Maria」を聴いてもらうと判りやすいが、代表曲は「ありがとう」だろうか。
ただ、マンガの夏目友人帳を読みながら、「花宴」を聴くと、個人的には凄くハマる。
べつに妖に関係した歌詞ではないが、どちらも日本人の心の底辺に共通するものがあると思う。
他には「覚醒」や「0からの始まり」、「大事なものは目蓋の裏」とかが好きだ。
更に音楽繋がりで言うと、youtubeで辻井伸行さんの演奏するラ・カンパネラを聴いて感動した。
べつに特に好きな曲というわけではなく、ただこんな曲が弾けるのは人間技ではないというイメージだったのだが、ちょっと認識を新たにした。
他にもいろんな人の演奏を聴いたけれど、この人の奏でる音色がいちばん私の感性を揺さぶった。
小説とマンガに優劣をつけるつもりが無いのと同じように、音楽もあらゆるジャンルがあって、それらに優劣をつけるつもりは無い。
PerfumeとかTommy heavenly6とかも好きだし、昔はB'zなんかもよく聴いたし、黒夢やラルク、浜崎や宇多田やサザンや小室系だとか、それに洋楽もよく聴いた。
きゃりーだって、これはこれでいいんじゃないかと思うんだが、周りには顔を顰める人が多い。
友人にはAKB好きもいるし、私は聴こうとは思わないけれど、それもまたよしと思う。
ゲーム音楽でも素晴らしいものがあるし、ジブリアニメで有名な久石譲の音楽も好きだ。
最近の流行には疎いけれど、いつの時代も、どんなジャンルであっても良いものはあると思う。
何にせよ、感動は割と身近なところにあって、それらを感じる心を失わずにいたいなぁと思う。
写真が無いのも寂しいので、前回、玉依神社に行ったときに立ち寄った他の神社の写真を。
京都府亀岡市東本梅町中野 八幡神社
最初の頃の”れいこさん”が頻繁に出ている感触よかったですよね。
あの田舎・田んぼ・池・もちろん神社等の風景に自分が行った”あの時あんな事あったなぁ~”を思い出せる雰囲気と背景。
僕は”妖 あやかし”は見た事も無いし感じた事もありません。しかし神社での不思議体験は一つ二つはあります。
それは偶然かも奇跡かもしれませんが日常的には大した事ない”小さな出来事”なんですけどね。
近未来に先生と神社参拝出来る事があれば、そんな話もしたいもんですね。
『災害と妖怪―柳田国男と歩く日本の天変地異』
畑中章宏(亜紀書房)
http://www.amazon.co.jp/%E7%81%BD%E5%AE%B3%E3%81%A8%E5%A6%96%E6%80%AA%E2%80%95%E2%80%95%E6%9F%B3%E7%94%B0%E5%9B%BD%E7%94%B7%E3%81%A8%E6%AD%A9%E3%81%8F%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%A4%A9%E5%A4%89%E5%9C%B0%E7%95%B0-%E7%95%91%E4%B8%AD-%E7%AB%A0%E5%AE%8F/dp/4750512125
まさかご存知の方がいらっしゃるとは!
ちょっと感激です。
いやぁ、実際、この記事書いてから、アップするかどうか迷ったんですよねぇ。
たぶん、みなさんスルーされるんじゃないかと。
というか、ここで「先生」の文字を見ると
ニャンコ先生のことかと思ってしまいました(笑
私は神社での不思議体験は無いのですが、
夜の山では一度だけあります。
それはまさに妖怪の悪戯とされる現象だったので、
もしかしているのかなぁ、なんて。
そういえば友人に河童を見たって言うヤツもおりますし、
意外とそこかしこに、ひっそりと息づいているのかも、
なんて考えると楽しいですね。
そうですね、今年中にそういう機会をぜひつくりましょう。
さすが、幽黙さんらしい返し!(笑
いや、でもこの本面白そうですね。
ぜひ読んでみたい。
ただ私は、妖怪と自然災害を結びつけて考えてはいませんでした。
自然に対する畏怖が根底にあるとは思っていますが、
自然災害を妖怪に仮託したもの、とすると、
やっぱりいないのかなぁ・・・。
本のお話を読んで、先日入ったお店に置いてあった少年漫画雑誌の中に掲載されていた漫画を思い出しました。
幽霊が見える少年が、その力を使って自分に有利になるようにしようと奮闘するのですが、裏目に出るし、幽霊の事情も理解出来るので結局幽霊を悪いことに使えない、と気が付く話。
うどんが出てくる迄に読むには丁度良い長さの話でした。(笑
私は読む漫画が決まっていて、もう30年近く連載されている漫画で止められない(笑)だけなのですが、同じ作品のファンとネットで話しが出来るのが嬉しいです。
あとは、お化けと人間の心の触れあいをドライに描いた作家の作品集(二人いて、どちらも女性)。ほのぼのと笑えます。
とくに、(ご存じかと思いますが)坂田靖子さんのはお薦めです。
短編が多いです。
赤い実はツルリンドウです。
たぶん、丹波周辺にはありふれた植物だと思います。
というか、みなさん意外と漫画と無縁というわけではないんですね。
私は一時期、漫画に対してちょっと偏見がありましたので、
この記事の反応を心配していたのですが良かったです。
少年漫画で妖怪ものといえば「うしおととら」が有名で、
私は二人の友人から「感動する」と言って薦められ、
ネットでも多くの人が名作として挙げていたので読んでみたのですが、
ちょっとしたことで感動して泣いてしまう私が、
何故か全く感動せず、合う合わないがあるんだなぁ、と勉強になりました(笑
30年・・・ガラスの仮面とかが思い浮かびますが、
あれは30年以上ですかね?
坂田靖子さんは知りませんでした・・・。
調べてみると凄いベテランさんなんですね。
今度読んでみます。
こちらの神社写真がすごく好きでよらせてもらってたんですがまさかここで夏目の文字に出会うとは思いませんでした。私は兵庫在住なんですが実は夏に夏目友人帳の舞台になってる熊本の人吉に行ったりしたぐらい夏目が好きなのでびっくりです。
ご存知かと思われますが”蟲師”。
TV放送もしておりDVDも出ています。
こちらの山・海・川などの自然の美しさから先生の写真には”蟲”が写っていてもおかしくない様に感じました。
単行本・DVD両方持っておりますので、お会い出来る事が出来れば、お貸ししますよ。(笑ッ)
アニメで見ているのですが、絵も綺麗で優しいお話だと思います(*^_^*)
結構泣いてしまうお話も多いですよね。
私の学校ではニャンコ先生のファンばかりですよ(笑)
前にもおっしゃっていましたが、hiro1jzさんは漫画も読まれるんですね。
私も好きな漫画のタイトルが入っていたので嬉しいです!
音楽は私も結構聞きます。
いろんなジャンルを聞きますが、
最近は平原綾香さんばかり聞いてます。
NOT A LOVE SONGって曲が一押です!
是非聞いてみてくださいね(´_`\)
今日は、久しぶりにhiro1jzさんの文章を拝読できたのでよかったです!
次回も楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
ただでさえマイナーなブログに来てくださってるだけでも、ちょっとした縁だと思いますが、
更に夏目友人帳が好きで、
更にKOKIAが好きだなんて凄い偶然といいますか、
本当にびっくりです。
それにしても、熊本まで行かれたとは。
私も「もののけ」や「耳すま」「あの花」とかのロケ地巡りしてみたいなぁ、
なんて思ったことはありますが、実際に行くほどの行動力がありません。
同じ作者の、「蛍火の杜へ」なんかも、熊本がモデルなんでしょうかね。
あんな雰囲気を感じられる場所があるなら行ってみたいです。
気が向いたら、ブログの内容に関係なく、また何でも書き込んでってください。