「涼子さんは意識を回復したそうですよ。」
相棒の杉下右京が言う。
「すまなかった。」
涼子さんの父親が少年に言う。少年は体中に爆弾を付けられていた。贋物だけれど。
「僕は真犯人つかまって良かったです。」
少年は清々しくいう。
離れていても相棒はゆるぎない。
そこにシェイクスピアのコインが重みを加える。解決策を見つけるところがいい。
相棒だけでなく相棒の長く続いた仲間は信頼がおける相棒なのです。
年の初めから、最後までワクワクしながら、ぶれないで追いかけている自分がいる。
「私は常々いい部下を持って幸せです」課長が言う。
最後に腕を貫通した、課長が課に戻って乾杯が始まる。一課か二課かは忘れた。