久しぶりの更新。ここ最近は、訳あってルソーを中心に文献を読んでいる。ただ、少し前にはブルデューを中心に読み進めていた。
で、遅ればせながら、ブルデューの『パスカル的省察』の邦訳を手に取ってみる。
この本、原著で読んでいたのだが、日本語での発表となると、当然ながら邦訳にも目を通しておく必要があるため、今回手に取った。
端的に言って、この翻訳は読みやすい。ブルデューの文章をここまでわかりやすく翻訳するのは、ものすごく大変な作業だったと思う。また、重要概念であるスコレーを、そのまま日本語でも使っていて、その多重性を保持しているのも、冒険的だと思う。
内容としても、ブルデュー理論の総括になっていて、読む意義のある本だとあらためて思った。
その内容については、私は今回はパスカルとの関連で読む進めたので(他方で、パスカルに関する言及は少ない)、的確な内容紹介はここではできないので、それについては次回のエントリーで。
他方、この翻訳を読んでいて、原文とつきあわせて、ブルデューは、ある意味『悪文』だと思ってしまった。また、原文と翻訳の問題についても考えたが、それについてはまた別の機会で。
で、遅ればせながら、ブルデューの『パスカル的省察』の邦訳を手に取ってみる。
パスカル的省察 (ブルデュー・ライブラリー)ブルデュー藤原書店このアイテムの詳細を見る |
この本、原著で読んでいたのだが、日本語での発表となると、当然ながら邦訳にも目を通しておく必要があるため、今回手に取った。
端的に言って、この翻訳は読みやすい。ブルデューの文章をここまでわかりやすく翻訳するのは、ものすごく大変な作業だったと思う。また、重要概念であるスコレーを、そのまま日本語でも使っていて、その多重性を保持しているのも、冒険的だと思う。
内容としても、ブルデュー理論の総括になっていて、読む意義のある本だとあらためて思った。
その内容については、私は今回はパスカルとの関連で読む進めたので(他方で、パスカルに関する言及は少ない)、的確な内容紹介はここではできないので、それについては次回のエントリーで。
他方、この翻訳を読んでいて、原文とつきあわせて、ブルデューは、ある意味『悪文』だと思ってしまった。また、原文と翻訳の問題についても考えたが、それについてはまた別の機会で。