a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

英仏・仏英辞典

2010年03月15日 | 言語
一度何かを始めると、限度を知らずに突き進む傾向が私にはある。で、辞典について話を続けたいと思う。

 さて、今回はなしをしたいのは、次の辞書。

Collins Robert French Unabridged Dictionary, 9th Edition (Collins Reference)
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Collins Reference



 というのも、ある事情で、仏語で文章を書かねばならなくなった時のこと、やはり和仏辞典の「貧弱さ」に困っていたので、どうにか打開策を見つけたかった。そこで、在仏歴の長い日本人の友人が、「和仏辞典はあまり良い出来では……」と言っていたのを思い出した。まあ、和仏辞典がダメなら、何があるんだ? て思うわけだが、そこは、英仏・仏英辞典ぐらいしか選択肢がないわけである。
 というのも、和仏辞典というのは、日本語の項目がやはり決して多くはなく、文語調の文章を仏訳するとなると、途端に「辞書に載っていない」という具合になるわけである(これは私の語学レベルでの話であり、もっとできる人は違うのだろうと思う)。そうなると、日本語上でパラフレーズをして、和仏辞典に載っているであろう語に表現を改めるわけだが、それだと文章全体のregisreが維持出来ない……。

 そこで考えたのが(というかけっこう皆さん使っていると思うが)、和仏辞典よりも収録語が豊富な和英辞典を経由して、当該の英語から、Collins-Robert French Dictionary (DICTIONARY)を通して仏語の表現を探すという方法。

 まあ、本当のところは、近くの母語者をつかまえて、アドバイスをもらうというのが一番なのだろうが(そちらの方が生きた表現が使えるはず)。


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