今日は仏語の辞典の話。といっても、仏和辞典や和仏辞典ではなく、「仏仏辞典」の話。
先日何とか仕上げた論文で、sociétéやsocialの語の変遷について調べる必要があった。当初は、『プチ・ロベール』という日本で言うと広辞苑サイズの辞典ですませていたのだが、論文を読んでもらった友人から、それを典拠として使うのはあまりに寂しいだろうという話で、grand robertにあたることに。
大学図書館まで行って調べるか、とも思ったのだが、ネットで調べるとこの仏語大辞典、電子版がネットの使えるようになっている。なおかつそちらの方が、版が新しい(電子版は2011年。おそらく紙版もあると思うのだが、日本の大学図書館のものは2001年版)。ということで、そちらに登録して使うことに(ちなみに10日間の試用は無料でできる)。
論文ならともかく、電子版の辞典を論文で使うのは……、とも思ったが、版が新しいし、時間も考えて結局そちらを使うことに。最近はネットを調べれば、電子版の文献の参照のあげ方も紹介されているサイトがあったので、その方法を。
その上、この電子版大辞典、何が便利かというと、webブラウザで閲覧するので、ネットにつながっている環境であれば、どのOSでも使えること(アクサン記号等については問題があるかもしれないが、私の場合は今のところ問題はない)。実は、私が一番使っているパソコンのosはlinuxだったりする。だとすること、この種の電子辞書は多くがwindows版で、マックが時々あるか、別に新しく購入する必要があったりする。が、ネット上でアクセスするので、そういった問題や無駄もないので、便利である。
で、今回はsocial概念が主題だったのだが、現用のsocial概念の起源(というか、正確には、第一義の参照文献)としてルソーの『社会契約論』があげられている。ただ、私の論文の主旨は、ルソーにおいてはこのsocial概念が十分には捉えられていなかったのではないか、というものなのだが。
と、まあ、論文の主張の是非はともかく、この辞典非常に使える。今回で言えば、social概念やsociété概念の説明が、数ページにわたってなされ、また用例の変遷も詳しく追えるようになっている。
grand robert
仏語に特化したツールだが、使えるツールなのでこちらで紹介させてもらった。
先日何とか仕上げた論文で、sociétéやsocialの語の変遷について調べる必要があった。当初は、『プチ・ロベール』という日本で言うと広辞苑サイズの辞典ですませていたのだが、論文を読んでもらった友人から、それを典拠として使うのはあまりに寂しいだろうという話で、grand robertにあたることに。
大学図書館まで行って調べるか、とも思ったのだが、ネットで調べるとこの仏語大辞典、電子版がネットの使えるようになっている。なおかつそちらの方が、版が新しい(電子版は2011年。おそらく紙版もあると思うのだが、日本の大学図書館のものは2001年版)。ということで、そちらに登録して使うことに(ちなみに10日間の試用は無料でできる)。
論文ならともかく、電子版の辞典を論文で使うのは……、とも思ったが、版が新しいし、時間も考えて結局そちらを使うことに。最近はネットを調べれば、電子版の文献の参照のあげ方も紹介されているサイトがあったので、その方法を。
その上、この電子版大辞典、何が便利かというと、webブラウザで閲覧するので、ネットにつながっている環境であれば、どのOSでも使えること(アクサン記号等については問題があるかもしれないが、私の場合は今のところ問題はない)。実は、私が一番使っているパソコンのosはlinuxだったりする。だとすること、この種の電子辞書は多くがwindows版で、マックが時々あるか、別に新しく購入する必要があったりする。が、ネット上でアクセスするので、そういった問題や無駄もないので、便利である。
で、今回はsocial概念が主題だったのだが、現用のsocial概念の起源(というか、正確には、第一義の参照文献)としてルソーの『社会契約論』があげられている。ただ、私の論文の主旨は、ルソーにおいてはこのsocial概念が十分には捉えられていなかったのではないか、というものなのだが。
と、まあ、論文の主張の是非はともかく、この辞典非常に使える。今回で言えば、social概念やsociété概念の説明が、数ページにわたってなされ、また用例の変遷も詳しく追えるようになっている。
grand robert
仏語に特化したツールだが、使えるツールなのでこちらで紹介させてもらった。