犯罪被害者の法哲学

犯罪被害・刑罰・裁判員制度・いじめ・過労死などの問題について、法哲学(主に哲学)の視点から、考えたことを書いて参ります。

定額給付金

2009-01-27 23:17:04 | 言語・論理・構造
A 「定額給付金に賛成ですか? 反対ですか?」

B 「もちろん反対です。たったの1万2000円では、消費の回復など望めません。税金の無駄遣いです」

A 「そうですか。でも、あなた1人では1万2000円ですが、100人集まれば120万円、1万人なら1億2000万円になりますから、かなりの効果が上がると思いませんか?」

B 「ですから、そういう全体的な問題じゃなくて、個人消費の問題です。せめて1人に5万円くらい給付されないと、国民の消費は回復しないでしょう。私は自分の生活を考えると、10万円でも足りないくらいです」

A 「なるほど。しかしそうすると、定額給付金に使う予算は2兆円では済まなくなって、ますます国民の税金の無駄遣いになりませんか?」

B 「いや、ですから、これは個人消費の問題であると同時に、国家経済の問題です。100年に一度の大不況を迎えて、税金の無駄遣いだけは避けなければなりません」

A 「わかりました。あなたの言うことを総合すると、あなたの給付金は10万円以上、その他の国民はゼロにすべきだということになりますね」

B 「はい、そうです……、いや違います! とにかく私は、定額給付金には全面的に反対です」

A 「なるほど。では、定額給付金が支給されて、周りの人が受け取っていても、あなたは受け取りを断固拒否されるんですね」

B 「はい……いや……、もう少し考えさせて下さい」