A 「定額給付金に賛成ですか? 反対ですか?」
B 「もちろん反対です。たったの1万2000円では、消費の回復など望めません。税金の無駄遣いです」
A 「そうですか。でも、あなた1人では1万2000円ですが、100人集まれば120万円、1万人なら1億2000万円になりますから、かなりの効果が上がると思いませんか?」
B 「ですから、そういう全体的な問題じゃなくて、個人消費の問題です。せめて1人に5万円くらい給付されないと、国民の消費は回復しないでしょう。私は自分の生活を考えると、10万円でも足りないくらいです」
A 「なるほど。しかしそうすると、定額給付金に使う予算は2兆円では済まなくなって、ますます国民の税金の無駄遣いになりませんか?」
B 「いや、ですから、これは個人消費の問題であると同時に、国家経済の問題です。100年に一度の大不況を迎えて、税金の無駄遣いだけは避けなければなりません」
A 「わかりました。あなたの言うことを総合すると、あなたの給付金は10万円以上、その他の国民はゼロにすべきだということになりますね」
B 「はい、そうです……、いや違います! とにかく私は、定額給付金には全面的に反対です」
A 「なるほど。では、定額給付金が支給されて、周りの人が受け取っていても、あなたは受け取りを断固拒否されるんですね」
B 「はい……いや……、もう少し考えさせて下さい」
B 「もちろん反対です。たったの1万2000円では、消費の回復など望めません。税金の無駄遣いです」
A 「そうですか。でも、あなた1人では1万2000円ですが、100人集まれば120万円、1万人なら1億2000万円になりますから、かなりの効果が上がると思いませんか?」
B 「ですから、そういう全体的な問題じゃなくて、個人消費の問題です。せめて1人に5万円くらい給付されないと、国民の消費は回復しないでしょう。私は自分の生活を考えると、10万円でも足りないくらいです」
A 「なるほど。しかしそうすると、定額給付金に使う予算は2兆円では済まなくなって、ますます国民の税金の無駄遣いになりませんか?」
B 「いや、ですから、これは個人消費の問題であると同時に、国家経済の問題です。100年に一度の大不況を迎えて、税金の無駄遣いだけは避けなければなりません」
A 「わかりました。あなたの言うことを総合すると、あなたの給付金は10万円以上、その他の国民はゼロにすべきだということになりますね」
B 「はい、そうです……、いや違います! とにかく私は、定額給付金には全面的に反対です」
A 「なるほど。では、定額給付金が支給されて、周りの人が受け取っていても、あなたは受け取りを断固拒否されるんですね」
B 「はい……いや……、もう少し考えさせて下さい」
>では、定額給付金が支給されて、周りの人が受け取っていても、あなたは受け取りを断固拒否されるんですね。
マスメディアの世論調査によれば6~8割の人が反対する一方で、支給されれば受け取ると答えた人が9割(?)にも上るとのこと。どう解釈すればいいのでしょうね。
確かに大きな効果は望めないかも知れませんが、一種の税金の還付なわけですから、そんなに強硬に反対する必要も無いのでは、と思いますけどね。みなさん結構余裕があるのかも・・・
国会で野党議員が首相や閣僚に、受け取るか受け取らないのか返答せよと迫っていましたが、思わず「しょうむない質問するなよ」と突っ込みたくなりました(笑)
そんなくだらない質疑に時間を費やさずに、もっとまともな議論を望みたいですね。ホントに。
私も制度としての定額給付金はいいとは思わないのですが、自分に支給されれば喜んで受け取ります(笑)。自分を除いた国民を客体的に捉えるとイデオロギー的な賛否両論が出てくるのですが、そこに自分自身を戻すとイデオロギーが維持できなくなる、これが民主主義の必然なのではないか。私の勝手な解釈です。
民主主義の選挙においては、個人個人の一票が集まらないと多数決が成立しないわけですが、実際に「あなたの一票が政治を変える」のは、最下位当選者と次点落選者が1票差であった場合だけですね。これと同じことだと思っています。