弁護士は、無罪判決の獲得を勲章のように誇り、不快な思いをさせられた警察官・検察官・裁判官の悪口を仲間内で言い合ううちに、そのような環境が全てとなるものと思います。そして、それ以外の考え方が存在し得なくなるのも、無理からぬことと感じます。刑事弁護に対する社会一般の感覚がどのようなものか、弁護士になった後も昔の感覚を絶えず手放さないでいるようであれば、その弁護士は仕事の遂行に支障が生じているはずです。
弁護士に限らず、人は自分の考えのほうが世間からずれているとは認めたくないものであり、ずれているのは常に周りのほうです。深夜まで被告人のために頭をひねって苦しみ、終電も逃して事務所に泊まり込み、体を壊してまで職業人としての義務を尽くしているにもかかわらず、内情を知らずに刑事弁護を非難している人は、「物事を正しく理解していない愚かな人達」ということになります。このような弁護士が集まって団体を作れば、その考え方が正しくないわけがなくなります。
私は、法律実務の業界を具体的に知るまでは、殺人事件の刑事裁判で顔を真っ赤にして主義主張を繰り広げる弁護団が、単純に理解不能でした。あれは演技なのだ、本当はこのような弁護など嫌だと思いながら渋々やっているのだろう、と思いたい節もありました。そう思わなければ、この世で人間が拠って立つべき善悪の基準が崩れ、人は何のために法律を作ったのか解らなくなるからです。ところが、法律実務に就いてみると、弁護団は恐ろしいほど本気でした。私の理解は混乱を極めました。
真剣に無罪を主張して最高裁まで争う刑事弁護人は、実際のところどのような考えを持っているのか。刑事弁護人は、被告人が無実で潔白であると心底から信じているのか。そして、有罪・無罪にかかわらず亡くなった被害者の存在を、1人の人間としてそこまで無視できるものなのか。今日の木嶋佳苗被告の死刑判決と、被告弁護側からの即日控訴の報道を聞いて、自分の経験から思いついたことを書きます。
(続きます。)
990人がクズ、
9人が情状酌量の余地あり、
1人が無罪だと思うが…。
刑事裁判傍聴に行くと親戚のおっさんとかが、
情状証人で証言してたりする。
証人「被害弁償するカネ貸しました。しっかり生活を監視して指導します」
弁護人「示談が成立しており、本人も反省してます、どうか執行夫猶予を」
てなのがパターン。
国選弁護人と情状証人の打ち合わせは、こんな感じで進むことが多いですね。
国選弁護人 「被告人の生活を監視して指導します、と裁判官に言って下さい」
情状証人 「そんなに年がら年中監視するのは難しいですが……」
国選弁護人 「構いません。しっかり監視しますと言って下さい」(決まりですから)
情状証人 「いい年した大人に対して、監視とか指導とか無理ではないかと……」
国選弁護人 「構いません。私の言うとおりに話して下さい」(あなたも面倒臭い人ですね)
本当に男性にモテていたのでしょうか
出会いサイトで、どちらかというと地味な女性が
何人もの男性に貢いでもらうということはあるのでしょうか
この方が何をなされたかというよりも
事件の展開と、主役とされた木島女優の雰囲気が
どうもミスマッチしているような気がしてひっかかりました
実は私も出会いサイトからのメールが届くことはありますが、もし出会えることがあったとすると、お相手は業界の方という例が多いようです
この件では、素人と素人が出会い
木島さんと言う主演女優が奔放な恋愛を演じ、結果男をだましたという話なのですが
いわゆるサクラ?が多いとされるサイトで
素人同士が偶然出会う確立って如何程なのだろうと
考えてしまいました
亡くなられた被害者の方々は真実をしっていたのでしょうかね・・・
年度末の多忙に消費税増税に伴う仕事が重なり、お返事が遅れました。
人間には他人の頭の中のことはわからないの当然ですので、本当の謎 (存在の謎です。) に比べれば、この事件からは謎など感じられないというのが正直な感想です。