hiroの花便り

我が家に咲く花や日々の暮らしを綴っていきたいと思います

鳶尾山ハイキング

2017-06-12 | ハイキング・ウォーキング

6月9日(金)
ご近所のHさんに案内されて、
厚木市にある鳶尾山ハイキングコースを歩いてきました。
Hさんの奥さまとは、時々一緒にウォーキングや
お食事をする間柄ですが、ご主人と行動するのはお食事以外では初めて。
ご主人は4月半ばに脳血管の瘤を取り除く手術をされたばかりで、
体重は3k減り、体力も落ちたと仰っていましたが、もともとは山男子。
私達の足を気遣いながら、ゆっくりと歩いて下さいました。



ハイキングコースの入口の案内板

これによると、山頂までは1時間25分のようです。



216段の階段からスタートです。
階段の下には道路があリ、下は(南側)鳶尾団地になっています。
鳶尾団地は、住宅公団が分譲した古い団地で、
1区画が100坪位はありそうです。
通勤には不便そうですが、夫は10年も前にリタイアした身。
ここなら菜園を借りなくても、庭だけでお花も野菜も育てられそうと、
少し羨ましくなりました。
新しく建てられた家は1区画に3軒の家が建っていましたが、
庭仕事等をしない方だったら、十分な広さのようでした。
ちなみに我が住宅地は買い手がいない場合は不動産会社が買い取り、
1区画に2軒建てて売りに出されることが多いです。



10分も歩けば別世界。
すぐ下に住宅地があるとは思えないほど、静かで深山の趣があります。
あたりからはホトトギスの鳴き声だけが聞こえてきます。
(実はホトトギスの鳴き声は全く知らず、Hさんに教えて頂いたのですよ)



シモツケ

シモツケ草とよく似ていますが、シモツケソウは「草」で
シモツケは「木」です。
見分ける方法は『葉』の形から。
シモツケは卵形で先はさきは尖り、鋸歯がありますが、
シモツケ草は掌状で5~6に深裂しています。 



金毘羅宮跡の鳥居

金比羅宮は昭30年代に、浮浪者の失火により全焼し、
その後建てられていないそうです。



入口からここまでちょうど20分。
山頂までは要所要所に、8つの標識が立てられているので
ハイキングコースの入口さえ分かれば、誰でも気軽に歩けそうです。



展望台

上りきった所に小さな広場があり、
展望台と日清戦没記念碑が立てられていました。



日清戦没記念碑

表には「征清軍陣亡之碑」
裏には「明治二十九年丙申四月三日建之・愛甲郡協同義會」と書かれています。
それにしても土台の石ころ、何処から運んできたのでしょう。



展望台からの眺め

この日はあいにくの曇天でしたが、
空気の澄んだ日であれば江の島や横浜みなとみらい地区のランドマークタワー、
都心の高層ビル群やスカイツリーまでも目にすることができるそうです。



オニシバリ(鬼縛り)

ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑小低木。
別名をナツボウズ(夏坊主)。
赤い実がとても綺麗でした。
人間に対しては有毒植物だそうですが、
ツグミのような鳥には耐性があり、
実を食べては、ふんに含まれる種子を散布しているそうです。

名前の由来は樹皮が丈夫で、鬼も縛れるというのでオニシバリ(鬼縛り)
秋に葉が出て夏に落葉することから、別名のナツボウズ(夏坊主)
初めて出会う植物でしたが、また一つ勉強になりました。



標識の下にNo6と書かれていますが、
これは緊急時に119番もしくは110番に連絡した時に
知らせる緊急時位置確認の番号だそうです。



低山とはいえ、勾配が急な箇所が何カ所かあります。



朴の木

こんな小さな朴(ホオ)の木に気が付くとは、さすがHさんです。
種が飛んで来て、芽が出たものと思われますが、
どんな環境にも適応し、子孫を残そうとする生命力の強さには
驚かされるばかりです。



しばらく歩くと朴の大木がありました。
さきほど見た赤ちゃん朴の木のお母さんはこの木でしょうか。

Hさんは新潟県の生まれで、子供のころ、田植えの時期になると、
よくこの葉にお赤飯を包んで食べたそうです。
朴の葉は香りが良いそうです。お赤飯が一層美味しく感じられるでしょうね。
私が知っている朴葉の利用法と言えば、旅先で食べた朴葉焼位かな・・・



ホタルブクロ

キキョウ科の多年草。
この時期になると、どこの野山でも見ることができるお花です。
名前の由来は子供がこの花でホタルを包んだことから。





山頂まであとひと踏ん張り・・・
気温は上がったようですが、吹き抜ける風が心地よい。



鳶尾山・山頂235m

下の案内板には山頂まで、1時間25分かかると書かれていましたが、
ゆっくりと写真を撮ったり、展望台で一休みしながらも
1時間3分で到着しました。

ベンチで持参したお弁当を広げ、1時間ぐらい歓談してから下山しました。
下りはちょっと近道をしたこともありましたが、30分ぐらいで入口に着きました。



一等三角点



山頂からの眺め(海老名市方面)

鳶尾山は桜の名所とのことですが、春にHさんが来られた時も
お花見に来ている人はほとんどいなかったそうです。
今日も出会った人と言えば、5名のシニアグループの女性と
男性一人だけでした。



頂上近くの道でこのような看板を見ました。
昨年、厚木市制60周年を迎えたので、桜を植える活動は
今後、10年近く続くと思われます。
一生懸命頑張って活動されている方のためにも、
多くの方に桜を見に来てほしいものだと思いました。

下山の際、木の根に気がつかず、足を引っ掛けて転んでしまいました。
両手がデジカメとノートでふさがっていたので使えず、
頬を打ってしまいましたが、ちょっとした擦り傷だけで済みました。
(忍野高原に続き、1週間以内に2度も転んでしまいました)

この日はハイキングだけで9298歩、歩くことが出来ました。
Hさん、ありがとうございました。
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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ハイキングコース (ryo)
2017-06-12 12:37:03
鳶尾山ハイキングコース、緑ゆたかで
人も少なくとても心地良さそうです。
9298歩とはいえ、急勾配あり階段ありの
かなりしんどいコースですね。
鬼縛りとは初めて聞く、そして見る植物です。
いろんなお知り合いがおられて
楽しそうです。
返信する
ハイキング (花水木)
2017-06-12 13:42:52
梅雨の晴れ間のハイキングは気持ちいいですね。
でもとかくこの季節、山道がぬかるんでいます。
転倒には気を付けなければなりません。
私も下りではよく転びます。恐る恐る歩くので腰が引けて余計転びやすくなるんですよね。
お怪我がなくてよかったです。

これはツタオヤマと読むのですか。
低山でもいい山がたくさんありますね。
新緑がとってもきれい!身も心もリフレッシュできますね。
私も機会があったら行ってみたいです。

お友達のご主人様、お元気になられて良かったですね。
山野草にもお詳しいようで、こういう方とご一緒に山に行きたいです。
宅の主人は山男ですが、どちらかというとピークハンター、植物のことはさっぱり。つまらないです。
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Unknown (やっこ)
2017-06-12 18:52:10
やっこも鷲尾山を上った気分になりました。
爽やかな風を感じましたよ~。
桜の季節に登ってみたいです。
お怪我、大丈夫でしたか?
カメラとノートでしっかり記録して
ブログに・・・すばらしいブログ魂です!!
頬のキズが痕に残りませんように・・・
返信する
Unknown (kucchan)
2017-06-12 19:28:40
こんばんわー

近所のご夫婦と一緒に鳶尾山ハイキングコースを
歩かれたのですね。
梅雨の中だるみ機関といえども、この暑さの中、
拝金儀とはhiroさんの健康・元気さには驚きです。
所で、鳶尾山・・・
神奈川に住みながら初めて聞く山で恥ずかしい次第です。
で、この感じはなんと読むのでしょうか。
「とびおさん」でしょうか・・・わかりません。
我が屋のシモツケは木ですが、既に、咲き終わってます・・・やはり、気温の差なのでしょうか。
そして、カメラとノートを常に持ち歩きながらのハイキングとは・・・さすが、hiroさんですね。
私なら、カメラでパチパチだけです。
これだと記憶に頼るだけで大事な事が抜けてしまいますよね。
勉強になりました。
が、両手が使えないと転んだりした時に大変ですよね。
出来れば、カメラとノートは必要時に持ち出し利用の
方法は出来ないのでしょうか(安全第一)。


返信する
鳶尾山 (Saas-Feeの風)
2017-06-12 23:03:23
hiroさん、こんばんは。
またまたブログから遠ざかっておりました。
なんだか狼少年に似たような様になっています。

厚木の鳶尾山に行って来られたとはとびっくりしました。
Saas-Feeの風は厚木に住んでいましたが
一度も登ったことがありません。
そちらにいるころ、会社の同僚が住んでいた関係で
麓にある大きな住宅街(鳶尾台だったかな)には何度か行ってます。
本厚木駅から鳶尾台まで神奈中バスの路線がありました。
記事を拝見してこんなところだったのかと初めて知りました。
当時は興味の無かった山歩き・里山歩きでした。
今になって近くに住んでいたのに残念なことと思っています。

Saas-Feeの風の住んでいたところは鳶尾から車で15分くらい・・・。
住んでから数年後、近くに日産テクニカルセンターが建設されましたし
新しい住宅街ができて、そこに青山学院大学が建てられました。
今でもあるのかどうか知りませんけれど。

懐かしい地名に接しました。
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Unknown (hiro)
2017-06-13 07:40:58
ryoさん、おはようございます♪
最初の階段でまず驚きましたが、ダイエット効果か
登るのがそれほど苦になりませんでした。
2年前の私だったら、呼吸が苦しくなって途中で何度も
休まないと上れなかったかもしれません。
週に2回も高低差のある道を歩いたので、疲れましたが、
自信もつきました。これからもたまにはハイキングも
織り交ぜながら、ウォーキングを楽しめたらと思います。
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Unknown (hiro)
2017-06-13 08:09:40
花水木さん、おはようございます♪
転んだ時、ドスンという音がしたので、頬にあざでも
出来ていたらどうしようと心配しましたが、ちょっとかすり傷が
あるだけで、済んだので良かったと思いました。
面の皮が厚いのも思わぬところで役に立ちますね(笑)

トビオと読みます。
中央高速で信州方面に旅行するとき、圏央道が出来る前は
相模湖インターまで車を飛ばしていたので、地名は知って
いましたが、ハイキングコースがあることまでは知りませんでした。
見晴らしはよいのですが、富士山が見えないのが
ちょっと残念だと思いました。
いろいろな山を登られている花水木さんには、少し物たりない
ないのではないかと思いますが・・・

ご主人様、今まで数知れないほどたくさんの
山頂を踏まれたのでしょうね。厳しい自然環境と闘いながら
登る場面もあるでしょうから、体力、精神力は勿論のこと、
気象などの知識、それに勇気とか判断力とか、いろいろな要素が
ないと出来ないのでしょう。それは大変なことだと思います。
それが出来るご主人様は素晴らしい男性だと思いますよ。
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Unknown (hiro)
2017-06-13 08:19:12
やっこさん、おはようございます♪
秦野市の弘法山ほどではないかもしれませんが、
山頂だけでなく、山道に沿ってもたくさんの桜が植えられていました。
標高235m、標高差も135mと、シニアでもお手軽に登れる低山ですが、
楽しくハイキング出来ました。
頬はあざでも出来たら、どうしようと心配したのですが、
小さなシミ位にしか見えず、とりあえずホッとしています。
今は美白効果のある美容液をつけて、痕が残らないようケアしています。
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Unknown (hiro)
2017-06-13 08:43:12
kucchanさん、おはようございます♪
本格的な梅雨に入ると、しばらく歩けなくなるので行ってきました。
元気に見えるかもしれませんが、躓きやすくなったり、
転んだりするのは、老化で筋力が低下したからかもしれません。
鳶尾山はトビオザンと読みます。
厚木から愛川方面に向かう途中にあります。
シモツケはkucchanさんのブログで拝見していたので、
すぐに名前を思い出すことが出来ました。
一枝しか花は咲いていませんでしたが、可愛かったです。
もう少し高い山だと開花は7月頃になるようです。
やはり気温にかんけいあるのでしょうね。
カメラだけはいつも持ち歩いているのですが、両手を使えないのは
危険ですね。手をつけば尻もちぐらいで済んだのかも
しれません。今後十分気をつけようと思います。
返信する
Unknown (hiro)
2017-06-13 09:07:42
Saas-Feeのさん、おはようございます♪
お忙しかったのでしょうね。
ブログはマイペースが一番。お互い無理のないよう続けたいですね。

厚木市は同じ県央地区ですが、娘の高校行事で厚校まで何度かと
50代の頃、七沢森林公園と飯山観音に行っただけです。
ハイキングコースは、Hさんの奥様のお友達に鳶尾出身の方がいらして、
その方に聞いて知ったと言っていました。
夫は50歳中頃までマラソンをしていたので、厚木市の大会でこの近く
まで走りに来ていたそうですが、ハイキングコースのことは知りませんでした。
鳶尾団地は鳶尾台と呼ばれていたのですね。
公団の集合住宅も建てられていて、大きな団地だと思いました。

日産テクニカルセンターには近所の方がお勤めでした。
その他、NTTの研究所、栗田工業の研究所、キャノン中央研究所など
次々と大企業の研究所が出来ましたね。
森の里の住宅地には娘のお友達も住んでいたと思います。
青山学院大学はだいぶ前に閉鎖されたようです。
やはり都心の生徒が通学するのは遠すぎて不便だからでしょうね。
返信する

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