先日、テレビ番組でプロの「アイロン」の使い方を知った。
一緒に見ていた家内が、「フーン スチームとかドライって、そういう使い方をするんや。知らんかった」と。
それをみながら家内に言った。
「折り目が全くなくなっているので、履いていないズボンがある。古いし少し傷んでいるけど、色合いも履き心地も生地もいいので、折り目さえキッチリしてくれたら履きたいズボンなんや。さっきのテレビみてたら、キッチリと折り目がつけられるみたいや。アイロンしといてよ」と。
「ウン、やっとく」と快く返事してくれた。
・・・・・・・
今日、ひょっとそのことを思い出し、「前にテレビ見た後、アイロンしてほしいズボンを出しといたけど、もうかけといてくれた?」と家内に聞いた。
「フフフ・・・あのズボン、そのままタンスへ直しといた。フフフ・・・」
「エッ!」
・・・初めてのアイロンがけにチャレンジ・・・
「自分でやってみるから、アイロンとアイロン台とか用意して」と頼んだ。
アイロン初体験なので、スチームやドライやショットなどの使い方を教えてもらった。
テレビでみたアイロンの使い方は、うっすらと記憶にあった。家内も覚えていた。
そばで家内が見守りながら、アドバイスしてくれた。
折り目がなかったので、折り目ラインをつける位置が適当だったが・・・とにかく、プロが教えてくれたポイントどおりにやってみた。
①アイロンを一度に動かせる範囲だけ、スチームで数回アイロンがけした。
②スチームで折り目をつけたり綺麗にシワを伸ばしたら、間髪入れずにドライに切り替え、スチームがけした部分を何回もアイロンがけして乾かした。
③一ヵ所が終われば、アイロンがけする場所を移動し、①②を繰り返した。
作業途中、家内から「アイロン使うの 上手やん!」とおだてられながらのアイロンがけだった。
家内には、「人を使うの 上手やん!」とお返ししておいた。
アイロンがけが終わった。
疑心暗鬼な面持ちで拡げてみた。
折り目が見えなかったズボンだったが、綺麗に「折り目」がついていた。
年甲斐もなく、「ヨッシャー」と叫んでしまった。
初めての体験だったこともあってか、感動した。嬉しかった。楽しかった。
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終わってから、「このズボン、今度から洗濯したらアイロンがけしといてよ」と家内に頼んでおいたが・・・馬耳東風かも・・・