酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

中華だしでカレー

2022-08-10 | こしらえた話。

再びの、まち中華マニアなタクシードライバー、というドラマから。

まち中華のカレーは、やはりそれなりに独特で、それがまた旨そうなのだった。
劇中では、雪平で豚と玉ねぎをさっと炒めて、そこに出汁、そしてルウ(いかにも業務用な黄色いやつ)。主人公いわく、マイルドで、ラードの旨味がするんだそうな。

同じにはならないが、その中華だしで、というのをやってみた。

うちのはジャワなんで黄色くないですが^^;
ちなみに、うちのは豚こま、たまねぎ、にんじん(好きなんで)。グリンピースはドラマでは使われていないが、中華ってことで遊んでみた。

肉、野菜をさっと炒めて、30分もかけないで作った。玉ねぎを飴色にとか隠し味を効かせてとか、こだわりは一切なし。ジャワの箱に書いてあるとおり。

と、これが驚きの旨さ! 煮込んでいないのに、作りたてカレーがいきなり二日目の味!
これがだしの力か。なんか、地味に感動しましたわ。

あ、30分かけないで二日目の味と言ったが、じつは二日かけている。
前の晩(深夜)に下拵え。

手羽先の先っちょ(20本くらい)とネギ(青いとこ)、昆布をひとかけ。
これを1リットルの水で茹で、あくを取ってことこと1時間。水は2/3くらいになっていた。
さめたら冷蔵庫に。
そしてまた夜、脂を取り除く。全体がぷるんぷるんになってた。鶏のゼラチンが出たんだな。すご。
これをカレーの煮汁に使った、という次第。

先っちょは、普段から捨てずに取っておく。のだが、今回は某店より、うちでは使わないからと廃棄されるはずのものを頂戴した(という人脈に感謝)。

追記

この話を、某店中華の職人さんに話したら、先っちょはこの半分で足りるよ、とのこと。
また、煮干しも加えれば、中華丼や酸辣湯なんかの出汁にも使えるよ、とも。



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