俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

10/13  梵鐘

2006年10月13日 | 俳句
 
『鐘突くに 蜻蛉止まりて 散ぬを待つ』
(かねつくに とんぼとまりて いぬをまつ)

〔連想パターンがあるみたいだ。
 秋、梵鐘、蜻蛉、、、。〕





『秋の鐘 突きし音色を 褒められし』
(あきのかね つきしねいろを ほめられし)

〔行動パターンがあるらしい。
 梵鐘を見ると突いてみたくなる。
 その音を褒められると、最高。〕




『鐘の音の みずみずしさに 秋を知る』
(かねのねの みずみずしさに あきをしる)

〔鐘の音に惹かれるのは、ごーんとなる「ご」のところの力強い澄んだ音。
 いつまでも続く余韻。
 また、聞きたくなった。〕




『極楽の 道案内や その蜻蛉』
(ごくらくの みちあんないや そのとんぼ)

〔蝶々と蜻蛉は、よく寄ってくれる。
 どこかへ、案内でもしたげに。〕




『芒の穂 雀止まるにゃ ちと重い』
(すすきのほ すずめとまるにゃ ちとおもい)

〔留まっているのはあまり見かけないが、止まるのは見る。
 ススキをばねにでもしているのかすぐ飛び立つ。〕




『五代目の 酔狂哀れ 月見酒』
(ごだいめの すいきょうあわれ つきみざけ)

〔飲兵衛も五代目である。
 初代は、江戸末期。
 大きい屋敷があったそうな。〕




『美女あらば 酔いも乱れる 秋の宵』
(びじょあらば よいもみだれる あきのよい)

〔ここでいう美女は、美人ではない。
 愛らしい、愛嬌のある、かわいい女(ひと)。
 嫁ではない。〕



『かの女に こころ乱れて 夜半の秋』
(かのひとに こころみだれて よわのあき)

〔かの女を想うと、なぜかこころさびしく、こころ乱される。
なぜだ。〕



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