俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

可惜夜(あたらよ)

2017年12月09日 | 俳句

枯葉鳴る 吹く風まかせ 枯葉鳴る
(かれはなる ふくかぜまかせ かれはなる)
18298 【季語】 枯葉 【季節】 三冬


枝の間に 満月掛かる 冬木立
(えだのまに まんげつかかる ふゆこだち)
18299 【季語】 冬木立 【季節】 三冬


冬白波 羽根繕いし マストの鵜
(ふゆしらなみ はねつくろいし ますとのう)
18300 【季語】 冬 【季節】 三冬


雪蛍 勇者九州男の ロマンかな
(ゆきぼたる ますらくすおの ろまんかな)
18301 【季語】 雪蛍 【季節】 初冬
雪蛍(なんかいみしん、、。)=綿虫 https://blogs.yahoo.co.jp/seijihaiku/34072273.html 参照下さい。


開戦日 レノン命日 年忘れ
(かいせんび れのんめいにち としわすれ)
18302 【季語】 年忘れ 【季節】 仲冬


冬田道 寺の近道 葬儀場
(ふゆたみち てらのちかみち そうぎじょう)
18303 【季語】 冬田道 【季節】 三冬


胸に穴 虎落笛聴く 失恋日
(むねにあな もがりぶえきく しつれんび)
18304 【季語】 虎落笛 【季節】 三冬


靴下に 穴見つかりし 十二月
(くつしたに あなみつかりし じゅうにがつ)
18305 【季語】 十二月 【季節】 仲冬


可惜夜の 古希同窓の 都鳥
(あたらよの こきどうそうの みやこどり)
18306 【季語】 都鳥 【季節】 三冬
可惜夜=明けてしまうのが惜しい夜。可惜・・惜しむべく。


胸一杯 腹いっぱいに 冬の色
(むねいっぱい はらいっぱいに ふゆのいろ)
18307 【季語】 冬 【季節】 三冬


頬を射す 北風すらも 友にして
(ほおをさす きたかぜすらも ともにして)
18308 【季語】 北風 【季節】 三冬


換気扇 木枯らしの音 呼び込みし
(かんきせん こがらしのおと よびこみし)
18309 【季語】 木枯らし 【季節】 三冬



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