俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

十一月

2018年11月01日 | 俳句

記念日の 多き地味なる 十一月
(きねんびの おおきじみなる じゅういちがつ)
20021 【季語】 十一月 【季節】 初冬


神の留守 空の白きを 誰問わず
(かみのるす そらのしろきを だれとわず)
20022 【季語】 神の留守 【季節】 初冬


神の留守 己の息子 見えずして
(かみのるす おのれのむすこ みえずして)
20023 【季語】 神の留守 【季節】 初冬


紅葉より 末枯れ目立つ この季節
(もみじより うらがれめだつ このきせつ)
20024 【季語】 末枯れ 【季節】 晩秋


シャッターチャンス 逃がしが多き 蜻蛉かな
(しゃったーちゃんす のがしがおおき とんぼかな)
20025 【季語】 蜻蛉 【季節】 三秋


贈られし 熟柿の味や 朋の味
(おくられし じゅくしのあじや とものあじ)
20026 【季語】 熟柿 【季節】 晩秋


まだ残る 六分の狂気 古希の冬
(まだのこる ろくぶのきょうき こきのふゆ)
20027 【季語】 冬 【季節】 三冬


鳶見付く 風が無いのか 降りて来ず
(とびみつく かぜがないのか おりてこず)
20028 【季語】 鳶 【季節】 三冬


鷹と鷲 区別の付かぬ  風情無さ
(たかとわし くべつのつかぬ  ふぜいなさ)
20029 【季語】 鷹 【季節】 三冬


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