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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

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          千秀

春北風(はるならい)

2010年03月24日 | 俳句

おんぶして 寝る子重たし 春北風
(おんぶして ねるこおもたし はるならい)
12077 【季語】 春北風 【季節】 三春
春北風(はるならい)=春北風(はるきた)


春北風 黄土も雨も 連れて来な
(はるならい おうどもあめも つれてくな)
12078 【季語】 春北風 【季節】 三春


春北風 潮の匂いの きつくある
(はるならい しおのにおいの きつくある)
12079 【季語】 春北風 【季節】 三春


春北風 俺にだってある 野暮用は
(はるならい おれにだってある やぼようは)
12080 【季語】 春北風 【季節】 三春


春北風 優しい便り 待つほどに
(はるならい やさしいたより まつほどに)
12081 【季語】 春北風 【季節】 三春


春北風 飛ばせしものは 帽子なり
(はるならい とばせしものは ぼうしなり)
12082 【季語】 春北風 【季節】 三春


春北風 野暮な奴ほど よく眠る
(はるならい やぼなやつほど よくねむる)
12083 【季語】 春北風 【季節】 三春


春北風 鳶の翼 マキシマム
(はるならい とんびのつばさ まきしまむ)
12084 【季語】 春北風 【季節】 三春


老人に 若気の至り 春北風
(ろうじんに わかげのいたり はるならい)
12085 【季語】 春北風 【季節】 三春


春北風 洗いたる首の 多きこと
(はるならい あらいたるくびの おおきこと)
12086 【季語】 春北風 【季節】 三春


たんぽぽや 絮など要らぬ 存在感
(たんぽぽや わたなどいらぬ そんざいかん)
12087 【季語】 たんぽぽ 【季節】 三春


タンポポは 絮を手玉に 瞞してる
(たんぽぽは わたをてだまに だましてる)
12088 【季語】 たんぽぽ 【季節】 三春


木に掛かる 春の月ほど 重すぎる
(きにかかる はるのつきほど おもすぎる)
12089 【季語】 春の月 【季節】 三春


花蕾 明日こそ咲くと 今日も言い
(はなつぼみ あすこそさくと きょうもいい)
12090 【季語】 花 【季節】 晩春


春の宵 眼瞑ればはい それまでよ
(はるのよい めつむればはい それまでよ)
12091 【季語】 春の宵 【季節】 三春


初雲雀 色気ある音や 乱れ髪
(はつひばり いろけあるねや みだれがみ)
12092 【季語】 初雲雀 【季節】 三春


夜昼の 区別なくなり 春おぼろ
(よるひるの くべつなくなり はるおぼろ)
12093 【季語】 春 【季節】 三春


人知れず 流れし泪 老いの春
(ひとしれず ながれしなみだ おいのはる)
12094 【季語】 春 【季節】 三春


サクチルと サクラ電文 オチはなし
(さくちると さくらでんぶん おちはなし)
12095 【季語】 桜 【季節】 晩春


春の夢 気の違わぬが 華なのよ
(はるのゆめ きのちがわぬが はななのよ)
12096 【季語】 春の夢 【季節】 三春

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