俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

寒椿

2014年01月16日 | 写真教室 写真俳句紹介

久方ぶりの写真俳句です。

寒椿 光りの中に 透き通り
(かんつばき ひかりのなかに すきとおり)
16427 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬


寒椿 一輪のみの 自己主張
(かんつばき いちりんのみの じこしゅちょう)
16428 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬


影遊ぶ 公園の朝 寒の朝
(かげあそぶ こうえんのあさ かんのあさ)
16429 【季語】 寒 【季節】 晩冬


枝に残る 枯れ葉の彼方 白い雲
(えにのこる かれはのかなた しろいくも)
16430 【季語】 枯れ葉 【季節】 三冬


早鳴きの 百千鳥かと 見上げけり
(はやなきの ももちどりかと みあげけり)
16431 【季語】 百千鳥 【季節】 三春


捨てられて 網の内外 空っ風
(すてられて あみのないがい からっかぜ)
16432 【季語】 空っ風 【季節】 三冬


冬の陽は ものみなすべて 花咲かせ
(ふゆのひは ものみなすべて はなさかせ)
16433 【季語】 冬 【季節】 三冬


美しに 棘は付きもの 冬薔薇
(うつくしに とげはつきもの ふゆそうび)
16434 【季語】 冬薔薇 【季節】 三冬


壊れなき 冬のシャボンは 消えもせで
(こわれなき ふゆのしゃぼんは きえもせで)
16435 【季語】 冬 【季節】 三冬


蕾にも 花の色にも 春近し
(つぼみにも はなのいろにも はるちかし)
16436 【季語】 春近し 【季節】 晩冬


枯れ始む 冬の薔薇の葉 輝きし
(かれはじむ ふゆのばらのは かがやきし)
16437 【季語】 冬薔薇 【季節】 三冬


駆け寄りて 網掴む手に 冬の風
(かけよりて あみつかむてに ふゆのかぜ)
16438 【季語】 冬 【季節】 三冬



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 女正月 | トップ | 阪神淡路大震災 »

コメントを投稿

写真教室 写真俳句紹介」カテゴリの最新記事