俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

秋暑し

2013年08月22日 | 俳句

夕焼けも 満月もみな 後回し
(ゆうやけも まんげつもみな あとまわし)
16121 【季語】 夕焼け 【季節】 晩夏


熊蝉の 朝の目覚まし 遠のきて
(くませみの あさのめざまし とおのきて)
16122 【季語】 熊蝉 【季節】 晩夏


底清水 思いの外の 垂れ流し
(そこしみず おもいのほかの たれながし)
16123 【季語】 底清水 【季節】 三夏


涼しさは 心の内の 見えどころ
(すずしさは こころのうちの みえどころ)
16124 【季語】 涼し 【季節】 三夏


涼風を 風流とみる 涼しさよ
(すずかぜを ふうりゅうとみる すずしさよ)
16125 【季語】 涼し 【季節】 三夏


炎昼や 天の怒りの 落とし所
(えんちゅうや てんのいかりの おとしどこ)
16126 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏


ベランダは 夏の嚔の 聞き所
(べらんだは なつのくしゃみの ききところ)
16127 【季語】 夏 【季節】 三夏


目覚ましは 嫁の小言や 今朝の秋
(めざましは よめのこごとや けさのあき)
16128 【季語】 秋 【季節】 三秋


食べ頃の 嫁と異なる 桃の味
(たべごろの よめとことなる もものあじ)
16129 【季語】 桃 【季節】 初秋


止まりどこ 判る歳なり しおとんぼ
(とまりどこ わかるとしなり しおとんぼ)
16130 【季語】 しおとんぼ 【季節】 三秋
塩蜻蛉=塩辛蜻蛉


流れ星 写真で見るに 如くはなし
(ながれぼし しゃしんでみるに しくはなし)
16131 【季語】 流れ星 【季節】 三秋


窓明かり 眩しさつのり 秋暑し
(まどあかり まぶしさつのり あきあつし)
16132 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋



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