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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

三選俳句暦 8月5日(土)

2023年08月05日 | 三選俳句暦

安簾 暑さも易く しておくれ
やすすだれ あつさもやすく しておくれ
0625 2006/8/5 【季語】 簾 【季節】 三夏


敷布団 汗で書きたる 大の文字
しきぶとん あせでかきたる だいのもじ
6901 2008/8/5 【季語】 汗 【季節】 三夏


擽れば 黄色い花粉 飛ぶ白薇
くすぐれば きいろいかふん とぶはくび
6906 2008/8/5 【季語】 白薇 【季節】 仲夏
白薇(はくび)=白色の「さるすべり」


三選俳句暦 8月4日(金)

2023年08月04日 | 三選俳句暦

浴衣女 襟足に見る 火照りかな
ゆかたびと えりあしにみる ほてりかな
0620 2006/8/4 【季語】 浴衣 【季節】 三夏


熊蝉の ワシャギリギリと 聞こえ鳴く
くまぜみの わしゃぎりぎりと きこえなく
6897 2008/8/4 【季語】 熊蝉 【季節】 晩夏


青鷺や ひとり好みは 我に似し
あおさぎや ひとりこのみは われににし
16120 2013/8/4 【季語】 青鷺 【季節】 三夏



三選俳句暦 8月3日(木)

2023年08月03日 | 三選俳句暦

朝焼けの 陽光を浴びし 師の書かな
あさやけの ひかりをあびし しのしょかな
4030 2007/8/2 【季語】 朝焼け 【季節】 晩夏


知らぬ間に 雲の種類も 夏の果て
しらぬまに くものしゅるいも なつのはて
10256 2009/8/2 【季語】 夏の果て 【季節】 晩夏


昼寝覚め まず確かむる 今何時
ひるねさめ まずたしかむる いまなんじ
14364 2012/8/2 【季語】 昼寝覚 【季節】 三夏



三選俳句暦 8月2日(水)

2023年08月02日 | 三選俳句暦

朝焼けの 陽光を浴びし 師の書かな
あさやけの ひかりをあびし しのしょかな
4030 2007/8/2 【季語】 朝焼け 【季節】 晩夏


知らぬ間に 雲の種類も 夏の果て
しらぬまに くものしゅるいも なつのはて
10256 2009/8/2 【季語】 夏の果て 【季節】 晩夏


昼寝覚め まず確かむる 今何時
ひるねさめ まずたしかむる いまなんじ
14364 2012/8/2 【季語】 昼寝覚 【季節】 三夏



三選俳句暦 8月1日(火)

2023年08月01日 | 三選俳句暦

蝉七日 燃え尽くならば それもよし
せみなのか もえつくならば それもよし
10252 2009/8/1 【季語】 蝉 【季節】 晩夏


ワシワシが 二度寝の我の 邪魔をする
わしわしが にどねのわれの じゃまをする
17547 2015/8/1 【季語】 熊蝉 【季節】 晩夏
ワシワシ=熊蝉

顔見ても 名前浮かばぬ 暮の夏
かおみても なまえうかばぬ くれのなつ
17550 2015/8/1 【季語】 暮の夏 【季節】 晩夏



三選俳句暦 7月31日(月)

2023年07月31日 | 三選俳句暦

梅雨明けの 報もうらめし 熱帯夜
つゆあけの ほうもうらめし ねったいや
0602 2006/7/31 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏


驟雨とや 経験の無き 天気語録
しゅううとや けいけんのなき てんきごろく
16096 2013/7/31 【季語】 驟雨 【季節】 三夏
驟雨(shower rain)=対流性の雲から降る雨のこと。
降水強度が急に変化し、降り始めや降り止みが突然で、
空間的な雨の分布を見ても変化が 大きく
散発的であるのが特徴。


人の世も 空蝉あれば 落ち蝉も
ひとのよも うつせみあれば おちせみも
19543 2018/7/31 【季語】 蝉 【季節】 晩夏



三選俳句暦 7月30日(日)

2023年07月30日 | 三選俳句暦

それ見よや 美し日本 夏旱
それみよや うつくしにっぽん なつひでり
4007 2007/7/30 【季語】 夏旱 【季節】 晩夏


生きてきた 証残すや 空蝉は
いきてきた あかしのこすや うつせみは
6856 2008/7/30 【季語】 空蝉 【季節】 晩夏


キラキラと 太陽電池に 西日射す
きらきらと たいようでんちに にしびさす
10242 2009/7/30 【季語】 西日射す 【季節】 晩夏



三選俳句暦 7月29日(土)

2023年07月29日 | 三選俳句暦

遠雷も 一閃ごとに 怖くなり
えんらいも いっせんごとに こわくなり
6849 2008/7/29 【季語】 遠雷 【季節】 三夏


炎昼や 今地下鉄で 凍えてます
えんちゅうや いまちかてつで こごえてます
20514 2019/7/29 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏


夏陽射し 青は名ばかり 空白き
なつひざし あおはなばかり そらしろき
20517 2019/7/29 【季語】 夏 【季節】 三夏



三選俳句暦 7月28日(金)

2023年07月28日 | 三選俳句暦

目覚ましの 役目果たすや 蝉時雨
めざましの やくめはたすや せみしぐれ
3988 2007/7/28 【季語】 蝉時雨 【季節】 晩夏


炎天へ 打って出るよな 勇気無く
えんてんへ うってでるよな ゆうきなく
6843 2008/7/28 【季語】 炎天 【季節】 晩夏


異常が 通常となる 極暑なり
いじょうが つうじょうとなる ごくしょなり
14358 2012/7/28 【季語】 極暑 【季節】 晩夏
「異常なる 通常の世界」という題で、講演したことがある。
異常が続けば通常となる。
異常とか想定外で済ませる馬鹿ばかり。



三選俳句暦 7月27日(木)

2023年07月27日 | 三選俳句暦

蝉の音の トンネル続く 春日道
せみのねの とんねるつづく かすがみち
0592 2006/7/27 【季語】 蝉 【季節】 晩夏
春日道=春日大社への道

室外機 喧しきほど 暑さ増し
しつがいき やかましきほど あつさまし
6839 2008/7/27 【季語】 暑さ 【季節】 三夏


年古れど 未だ離せぬ 天瓜粉
としふれど いまだはなせぬ てんかふん
10228 2009/7/27 【季語】 天瓜粉 【季節】 三夏



三選俳句暦 7月26日(水)

2023年07月26日 | 三選俳句暦
三選俳句暦
夏の夢 蒙古の大地に 大の字に
なつのゆめ もうこのだいちに だいのじに
0589 2006/7/26 【季語】 夏 【季節】 三夏


浪花の夜 天神祭の 浴衣女
なにわのよ てんじんまつりの ゆかたびと
6835 2008/7/26 【季語】 浴衣 【季節】 三夏


君が瞳の 澄みし想い出 聖五月
きみがめの すみしおもいで せいごがつ
16086 2013/7/26 【季語】 聖五月 【季節】 初夏



三選俳句暦 7月25日(火)

2023年07月25日 | 三選俳句暦

夏嵐 痛く響くや 堰の音
なつあらし いたくひびくや せきのおと
0588 2006/7/25 【季語】 夏 【季節】 三夏


大暑なる サドルは焼けて 浮き漕ぎに
たいしょなる さどるはやけて うきこぎに
14353 2012/7/25 【季語】 大暑 【季節】 晩夏


喧し いつ八日目や 蝉の声
かまびすし いつようかめや せみのこえ
16079 2013/7/25 【季語】 蝉 【季節】 晩夏



三選俳句暦 7月24日(月)

2023年07月24日 | 三選俳句暦

梅雨開けず 豪雨豪雨で 句も湿り
つゆあけず ごううごううで くもしめり
0586 2006/7/24 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


地下鉄の ホームの写真 夏の空
ちかてつの ほーむのしゃしん なつのそら
3961 2007/7/24 【季語】 夏の空 【季節】 三夏


窓の外 夏の気配に 出る気失せ
まどのそと なつのけはいに でるきうせ
14348 2012/7/24 【季語】 夏 【季節】 三夏



三選俳句暦 7月23日(日)

2023年07月23日 | 三選俳句暦

何もせず 何も思わず 夏旱
なにもせず なにもおもわず なつひでり
3957 2007/7/23 【季語】 夏旱 【季節】 晩夏


夏の朝 目覚まし代わり 蝉時雨
なつのあさ めざましがわり せみしぐれ
10214 2009/7/23 【季語】 蝉時雨 【季節】 晩夏


嫁の寝て ひときわ旨き 梅の酒
よめのねて ひときわうまき うめのさけ
16070 2013/7/23 【季語】 梅酒 【季節】 晩夏



三選俳句暦 2月24日(金)

2023年07月23日 | 三選俳句暦

頬つたう 風の温もり 春を見る
ほおつたう かぜのぬくもり はるをみる
0167 2006/2/24 【季語】 春 【季節】 三春


梅が香に 誘われ登る 山の路
うめがかに さそわれのぼる やまのみち
11749 2010/2/24 【季語】 梅 【季節】 初春


お出掛けの 春は名のみの 装いに
おでかけの はるはなのみの よそおいに
17380 2015/2/24 【季語】 春 【季節】 三春