風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

ネパール エベレスト街道トレッキング その27

2013年12月15日 20時47分24秒 | ネパール2013

トレッキング14日目。

今日はゴーキョピークに登る日。4時30分にダイニングに行くと、真暗な中にチェリンじいとマチンドラじいが
待っていた。朝ご飯は早すぎて準備できないとのことで、カロチャを2杯飲んで出発する。(4時45分)



これは帰ってきてから撮った写真なので明るいが出発した時は真暗だったのでヘッドランプを点けて行った。
意外ときつい登りで、やっぱりできるだけ上を見ないで歩く。



すでに私たちより早く出発している人たちもいるのだが、最後まで急登だったのでなかなか距離は縮まらない。



振り返ると名もない5000m峰と湖が静かに見ていた。
とにかく登り続けてやっとのことゴーキョピーク(5357m)に着いたのは7時前だった。

この時思ったことは、「もう登らなくていいんだ。」ってこと。エベレストを登った田部井さんもエベレスト登頂時
にそう思ったらしいが、たかだか5000mちょっとで情けないんだけど、本当にそう思ったんだよ~。



左手にはエベレストが。残念ながら逆光なのよね。すでに7時で雲が湧いているから、10時ごろには見えなく
なるんじゃないかな?



カラパタールよりゴーキョピークが良いという人の理由はどの山よりもエベレストが高く見えるかららしいが、
確かにここからだと隣のローツェより高く見える。

また、カラパタールには天使がいたけど、ゴーキョにはブッダがいました。



ピークから南側の景色がこちら。



湖の横にゴーキョの村が見えていて、その横には氷河が長々と横たわっている。
ゴーキョにはあの氷河を超えて来たけど、帰りは湖の横をずーっと歩いていく。
それにしてもこの時の写真を見返すと、その顔のむくみ具合がすごい!!パンパンだ。

7時15分下山開始。 本当にうれしい。ここからはトレッキングの折り返し。帰れる!(笑)
8時15分にロッジに着いてホットマンゴードリンク、カロチャ、フルーツサラダの朝食をいただき、準備を整えて
9時30分に出発。 これまで一緒になっていたチェコのカップルは日程に余裕があるのでここでもう1泊する
らしい。またきっとルクラで会えるでしょう。



さて、今日はどこまで行くのか分からないが、下りには違いない。小川の流れる横を歩いていく。
平和だ。とっても平和。幸せな気分になるよ。



いくつかのポカリ(湖)を過ぎて、大きな川の横を行くと左手にもう1本白い水の川と合流した。
先のほうまで斜面に道が付いているのが見える。なかなかワイルドな景色だ。

ほとんど下りなのですいすいと歩いていきパンガの村を経て、マッツェルモに到着。(11時46分)



お客さんは全然見なかったが、あるロッジのレストランで昼食とする。ここのロッジ、けっこういい感じ。



お昼はベジモモとコーラにしたんだけど、ベジモモの皮が肉まんのようなふわふわの皮で食べやすくおいし
かった。 ここにはかわいい白い犬がいて、久しぶりに犬と戯れる。

お昼を食べ終えたところで今日はドーレまで行くことに決める。天気は下り坂だけどがんばろう。

両足親指の付け根がこすれて痛いので、ソルボバンとばんそうこうを張り、12時50分にマッツェルモを出発。
出発してすぐの登りが堪えるわあ。

出発して30分しないうちにルザの村。とっても牧歌的でヨーロッパの田舎のよう。(行ったことないけど。)

 微笑む家




どんどん下っていく。途中ハウルの城のようなロッジを通り過ぎ、ヤクの放牧地を抜けていると雷が鳴り小雨が
降り出した。

ドーレはドーレ?(笑) まだなのか?と思っていたらドーレの村が眼下に見えるものの村は2段構えになって
いる。チェリンじいの法則では必ず村の一番奥のロッジを選ぶのだが、本降りになりそうだったので手前の一
番小さなロッジに強制チェックイン!(14時25分)

これが大当たり!「DOLE RESORT」(またもやRESORT!)という小さなロッジだったが、おかみさんは
良く笑う素敵な人で、またもう1組の泊り客であるスイスのカップルに付いていたガイドの男の子がなかなか
男前で素敵な笑顔なのも◎。このガイド、実はディンボチェで一緒になったチェリンじいと同郷のガイドの兄弟
だった。チェリンじいの故郷の男の人はみんな明るいねえ。



ダイニングはこのとおりこじんまりとしているのだが、3時前にも関わらずストーブを炊いてくれて小さいので
よく暖まって暑いくらいだった。チェリンじいもうれしそうによくしゃべっていた。

ちなみにトイレが自動水洗だったうえ、部屋もトイレも電気がついて明るい。

夕食にはベジチョウメンを食べたがこれもおいしかったな。
チェリンじい達にはディロが出たので少し味見させてもらう。



ディロは日本語では「そばがき」とされているが、もちもちした餅のような感じで、ピリ辛のスープに浸して
食べる。これはおいしいかも。お腹いっぱいになるね。

ところでここのおかみさんに田部井さんが来ているらしいという話をしたら、「5日前に泊まったよ」とのこと。
え~!!うそ~、会いたかったあ。スイス人カップルはナムチェでメスナーに会ったらしい。私はつくづくタイミ
ング悪いなあ。

20時に部屋に戻り明日に備えて就寝。もう明日はナムチェだ。ナムチェから何日もかけて登ったのに、下り
はたったの2日とは。その後ナムチェで1日オフの予定なので楽しみ♪


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