バクタプルの町に入るには外国人はなんと750ルピーも支払わなくてはならない。
高い!いままでの比じゃないぞ。チベット料理屋で3食は食べられる。
バクタプルの入場料が飛びぬけて高い理由は、たぶん近年修復されてどの広場より
きれいだから?
広場に入るとレンガも建物も美しく、やはり他の2つと比べると格段に整備された感
がある。生活観が感じられないというか、現地人が少ないのかな?
ダルバール広場はパタンと同様に静か~。
ひときわ豪華な門。
なんだか違和感のある西洋風の形だけどね。中に入るとこれまた豪華な水場が。
水場の真ん中にはコブラがピコーンと立っていて、縁もコブラ。夜になったら絶対
動いてるよ、これ。(笑)
この扉の中には寺院もあるんだけど、ヒンドゥー教徒以外は入れないのだ。残念。
広場に戻りそのほかの建物を見て周る。たくさんの装飾がされた窓を持つ建物。
美しい風景を建物の縁側に座ってボーっと見ているのも至福の時。
で、一通り写真を撮ったら、ここからさらに奥に行き有名な「孔雀の窓」を見に行く。
ダルバール広場を抜けて次の広場までの間には普通の生活の場が広がっていて
途端に賑やかに。
野菜などを売っている一角でなにやらゲームをやっていたので覗いてみた。
チェリンさん曰くお正月の時だけやる賭け事で、この時ばかりは子供も賭けていい
らしい!6つの絵が書かれたサイコロが赤い容器(実はトンパの入れ物)の中に5,
6個入っていて、開けた時に自分の賭けた絵が出ていればその数に応じて賭けた
金額が倍になるというもの。分かりやす~い。
かける金額はいくらでもいい。そんなにすごい金額が賭けられているわけではなさ
そう。お札がはらはらとボードの絵の上に落とされ赤い容器が開けられるとスペード
があったりすれば旗印は一つもないなんて感じだ。
この賭け事は町でいくらでも見ることが出来た。メジャーなのね。
でも、誰がいくら払ったかちゃんと見てるのかしら?みんないっぺんに賭けるから
よく分からなさそうだけど。
そうして孔雀の窓がある広場に到着。
ここで今回初めて(ルクラでちょこっとやっていたような気もするが。)ダサインの生
贄を見た。 と言ってもすでに解体中だったが。
かなり大きいのでたぶん水牛だろう。こういう大きな生贄は住民全員でお金を出し
あって買うらしいからみんなで分けるために一生懸命捌いているようだ。
それにしてもめちゃくちゃいい天気なので、早く捌かないと痛んじゃうぞ。
そう言えばカトマンズに着いた日にお肉屋で見た肉の塊は外側がオレンジ色だっ
たのでてっきり合成保存料みたいなものを塗りたくっているのかと思ったらそうでは
ないことがチェリンさんの話で分かった。
よく考えたらヒンドゥー教徒は豚を食べるのか?
あまり食べないようだけど。とにかくごらんのように真オレンジ色をしていてお世辞
にもおいしそうではない。なんだか魚肉ソーセージの包みの色だよね。
でも、このオレンジ色の正体が意外にもなんとウコン(ターメリック)だったのだ。
は~、さすがアーユルヴェーダなお国だわ。ウコンに殺菌作用があったとは。
それなら安心だよね。