クムジュンの一番端のほうにあるロッジにて昼食。
意外にもメインはラーメンだった。
もちろんこの他にもソーセージや野菜炒めなど用意してくれていたが、ラーメン1杯
でお腹いっぱいに。ところでネパールのラーメンはくたくたに煮込まれているので、超
柔らかい。もうちょっと固いほうがいいんだけどなあ。
食後に出てきたみかんは初めて食べる種類で、そう甘くはないけど酸味があって、
なかなかおいしかった。
それにしても最初の登りを除けば大してしんどくもないはずなのに、なぜかパワー
が出ない。チェリンさんに隣のクンデという村まで行くか、それともナムチェにそのま
ま帰るか聞かれたのだけど、クンデはクムジュンよりさらに登ると聞き、二人を見た
ら『行く気力ない・・・。』という目で見てたので、そのまま帰ることに。
ロッジを出ると広場のようなところに立派な塔?があり、その横にはヒラリーが建て
たという学校があった。その横には今まで見た以上のたくさんのマニ石が連なってい
て圧巻だった。
そういえば夜光虫さんがヒラリーが建てた学校と聞いて「クリントン」と間違っていた。
なわけないでしょ~!(笑) ここで言うヒラリーはエドモンド・ヒラリーのことで、エベ
レストに最初に登った登山家です。(でもイギリス人だと思ってたらニュージーランド
人だった。)
これまでのマニ石には1枚に経典が彫られていたのがほとんどだったのに、ここで
はこのように1枚に1文字書かれたものや、仏様が彫られたものなどいろいろ。
クムジュン村のあるこの山自体が神様の山だからかもしれない。
たくさんのマニ石が連なるこの道から深い信仰を感じた。
でも、このような感慨に耽れるのはここまで。
てっきりナムチェまでは下るだけだと思っていたら、なんと階段が見えてきた。
珍しくポーターさん達も一緒に歩いているので一緒に行きたいんだけど、無理!
しんどそうな私達をおもしろそうに見て、そのまま行ってしまう。
とにかくめちゃくちゃ息が切れる!この階段しんどっ!
それでもがんばって登る。
夜光虫さんとI姉さんは、もう足が上がらないらしく、全然進まない。
I姉さんにいたっては休憩するごとに座り込むほど。
お昼を食べたばかりだから?いや、やっぱり標高が高いからか?
このあたりは3900mはあるのだ。
そうしてやっとこさ階段の終わりに到着~!
シリ・ガレーさんやポーターさん達も休憩していたので、目を合わせてにっこり。
いやはや、みんな高地に強いねえ。