夜、外は大雨だった。「飛行機飛ぶんだろうか?」と思いながら朝を迎えた。
飛行機の時間が早いので6時過ぎには朝ごはんを食べるのだが、昨日トンパを飲み
過ぎたからなのか、青唐辛子のせいなのか(それともカエル?)、胃が痛い~。
だから食欲がなく全然食べる気がしないのだが、ミルク粥だけちょこっと食べた。
I姉さんも同様らしく全然食べていない。
その中で夜光虫さんだけがいつもの食欲に戻ったらしく、もぐもぐ快調に食べている。
いったいこの差はなんなのか・・・?
朝ごはんのあと空港に向かったけど、滑走路は思ったとおりこんな感じで飛びそうに
ない。
今日ルクラを飛べなくても大丈夫だが、明日もとなると大変だ。
空港はとても寒くて、ナムチェで買ったショールをグルグルに巻いてひたすら待った。
いつまでも飛行機の飛ぶ音は聞こえてこない。たまに聞こえたと思ったらそれはカ
トマンズからヒマラヤ山脈を一周するマウンテンフライトの音だったりして・・・。
でも、2時間待ってやっと少しずつ各社の飛行機が飛んできて、なんとかカトマンズ
に帰る事ができた。よかった~!
予定より少し遅れたけど、それでも午前中にはカトマンズのホテルに帰る事が出来
たので、ホテルに戻ったらさっそくシャワーを浴び5日間の垢を落とし、クリーニングに
出す服を選別してフロントに持っていった。クリーニングと言っても実は手洗い・天日
干しのようなのだが(笑)、なんたって安い。シャツ3枚にトレッキングパンツ2枚、靴
下まで出しても250ルピーもしなかった。
夕方L.P.さんの家に招待されているけど、それまで時間があるのでカトマンズの
買い物を楽しむことに。
まずはヤクチーズの売っている乳製品販売所へ。タメルから歩いて15分ほど。
間違えて業者入口に入ってしまい、直径50cmはあるヤクチーズを買いそうになっ
た。(笑)
こちらは一般向け。グラム単位でいろいろな乳製品の値段が書かれていて、注文し
お金を払ってレシートをもらったら横に移動して商品をもらう仕組みだ。英語も通じる
ので安心して買い物できる。
聞いてみると明日も開いているということなのでチーズは明日買うことにして、気にな
るヨーグルトを買ってみた。
けっこうな量が入っている。プロバイオティックヨーグルトで25ルピーなので30円くら
いかな?
スプーンもくれるので向かいにあるテーブルで食べられる。地元の人はアイスクリー
ムなどを食べていて、私達もそこで食べてみたのだけど、なんだか味がしない。酸味
もほとんどなく甘みもあまりないので、お砂糖かヨーグルトソースが欲しいなあ。
そうして次は買い物しにタメルの中心に戻ることにしたんだけど、1日目に見つけて
気になっていたクッキー屋さんの前を通ったので思い切って買ってみることに。
値段を聞くと100gで25ルピーとのこと。安~い!
1枚ずつ注文できるので、あれもこれもと100g分購入。
で、食べてみるとかなりおいしい!パイ類はあんまり甘くないからなんだけど、クッキー
はどれもおいしかったので、もう一度買いに行きたかったほど。
あまり食欲がないのでお昼はこれでいいかあと思っていたんだけど、夜光虫さんは
これではとても足りないようだったので、事前にリサーチしていた人気のフライドポテ
ト屋さんに行って、Mサイズを注文。
一口食べて、「・・・シリ・ガレーさんのがおいしいな。」と全員一致。なんだろねえ。
ジャガイモが違うのか、揚げ具合なのか?
3人でMサイズ一つなら食べきれるだろうと思ったけど、I姉さんはほとんど食べない
し、私も食べられないので夜光虫さんががんばって食べた。
I姉さんが歩き疲れているのは分かっていたけど、さらに紅茶のお店に入ってお土産
の紅茶を、タメルにある観光客向けミニスーパーのようなところでアーユルヴェーティ
ックスキンケア製品やネパールのハチミツなども買ってと、買い物三昧。
紅茶はタメルでは100g90ルピー~120ルピー程度でそれがミティラーアートの箱
やチベッタン織のケースなどに入れられて150ルピー程度で売られていた。ルクラで
1つ250ルピーで購入した2人はガックリ。
それでも地元の人間の倍の値段はしていると思う。なぜならスーパーで買ったハーブ
のリップクリームは40ルピーとなっていたが、値札をはがすと本体には20ルピーって
書いてあったし。
帰りの荷物が20キロを越えることを恐れて重い買い物を控えたんだけど、実際は空
港でチェックされることはなかったので、こんなことならもっと買えば良かったなあと今
さら後悔。
かなりの荷物を抱えて、はて、一度ホテルに帰るべきかなと思ったんだけど、帰っ
ていたら今日行く予定にしていた世界遺産のダルバール広場に行くことが出来ない。
I姉さんに聞いてみると、行くと言う。
なんだか疲れてるっぽいけど、大丈夫かなあ?