誰にも醜聞があります。本人が否定しようが、肯定しようが(笑)。
爆発騒ぎが続く中国。化学工場での爆発・爆竹工場での爆発・石油工場での爆発、そしてこれまた無数の陥没事故、こんなことが続発していると、いよいよ抑圧されてきた民衆の暴発さえ予測できそうです。
ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。
バンコク爆弾テロ 実行犯とみられる男の旅券に「新疆ウイグル」
タイ・バンコクの爆弾テロ事件で、実行犯とみられる外国人の男が逮捕された。男が所持していたパスポートには、出身地が「新疆ウイグル自治区」と書かれていたという。・・・・
2015年7月、タイ政府は、新疆ウイグル自治区から逃れてきたウイグル族109人を、中国に強制送還している。
仮にパスポートの記載が事実なら、犯行動機は強制送還の報復という可能性もある。:フジテレビ系(FNN) 2015年〔平成27年〕9月2日
世界各国での事情に精通していることは、なかなか大変なことですね。
- 昨年2014年タイ国内では大混乱があり、これを鎮める意味と思われる軍事クーデターが勃発し、今(2015年)もなお軍事政権のままらしい。
- 軍事クーデターが起こったことには、それなりの事情があったのでしょうが、このクーデターを多くの国が憂え、一方でタイ軍事政権は急速に中国へ接近しつつあります。もともと弾圧軍事国家である中国は世界中の軍事独裁国家と表面的な友好関係を保っています。こういう軍事国家は共通して互いの「反政府」運動に対して強硬で、これが「反政府」運動をいっそう過激化させたと言えます。チェチェン問題などをかかえるロシアと、チベットやウイグル問題をかかえる中国とがなぜ接近するか、これで理解できますね。
- 中国共産党の弾圧に強硬に反発している中国ウイグル地区から多くの人がタイへ脱出しましたが、タイ軍事政権はこの109人を中国へ強制送還した〔2015年7月〕ので、これへの報復としてウイグル族がタイで爆発テロを起こしたのでしょうか。とにかく分らないことが多すぎます。
- もちろん中国は、タイで報道規制や言論弾圧が厳しくなることに憂えなどもっておらず、むしろ歓迎しているでしょう。こういった手法でもって、中国はアフリカの民族対立を狡猾に利用しながら影響力を強めております。
- タイ政権が「中国ウイグル自治区からタイへ逃れたウイグル族109人を中国へ強制送還した」のは、中国政権が「北朝鮮から中国へ逃れる脱北者をすぐに北朝鮮へ強制送還するようになった」ことを思い出させます。自分たちが今まで「中国経由で韓国へ入国させていた」のを止めて強制送還するほうが経済的に有利だと判断した経験をいかして、タイ軍事政権へ圧力をかけて強制送還させ、これらウイグル族が中国へ戻ってから厳罰(拘束・逮捕・投獄などの処刑)を課すつもりでしょう。もちろん中国共産党の存続が第一であり、人権など中国には存在しません。
- これだからタイでの軍事クーデターを、私も容認できなくなるのです。暴力で押さえつける軍事政権ゆえ、中国を支持するようになるのですから。