カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 48 日中の二刀流論

2015年09月17日 11時02分14秒 | アジア

中国では、法と人脈を2刀流(二刀流)に使い分けるのが伝統的なやり方である。人脈とは自分のためにつくっておくものであり、法とは敵を叩くために行使するものだという点を忘れてはならない。:P.209-213 黄文雄「日本人が知らない中国人の本性」徳間文庫 2007年11月5日 2版 


日本で二刀流といえば、文字通り2本の刀で戦った宮本武蔵〔1584?-1645〕と、野球などで投打の両方の才能を思い出します。

  • プロ野球大谷翔平(1994- おおたにしょうへい 北海道日本ハム)・・・・昨年2014年には、打者本塁打10本・投手11勝4敗でした。
  • ソフトボール藤田倭1990- ふじた やまと 太陽誘電)・・・・投手と4番打者を演じています。

ところで、上記引用によると、中国人の二刀流とは

  • 法律・・・・自分の利益のために敵を陥れる手段
  • 人脈・・・・自分の利益だけに利用する関係

とのことです。

通常「法律」というのは、

自分も他人もトラブルから守る有力な方法の一つで、互いにギスギスしないための共通の約束事と言えますが、中国での「法律」は相手を蹴落とす為に存在する、とのこと。

中国企業が、海外からの委托を受けて生産して輸出する時には何らかの検査体制が必要ですが、労働環境や各種証明書の偽造などは日常茶飯で、不正を指摘されたときの隠れ簑にするために法律が存在、します。

自分の不正が発覚することを「相手が自分を陥れようとしている」ととらえ、その目を眩ますために、近代国家で備わっているような形式の法律が存在し、通常は法律は無視されますが、そのような経営側・中国共産党が身を守る時にだけ使われるのが「法律」です。繰り返すと、それ以外では、無法地帯です。

偽造・欺瞞が日常生活と切っても切れない関係にある中国社会を示す例がもう一つあります。


中国の工場の多くで見られる実態は、監査をすればするほど隠されるようになったのである。また、多国籍企業は、中国の工場に発注する必要性からまたは中国製品の調達方法を通じ、工場側にこのような対応を迫り、それを続けるように仕向けているのである。公正労働協会 (FLA) のオーレット・ヴァン・ヘールデン会長は、「規範を守るよりも、不正を働きたくなるような環境があるからだ」という。: P.318-319 アレクサンドラ・ハーニー「中国貧困絶望工場 日経BP社2008年12月15日第一刷

アメリカ企業が

下請けの中国企業に「監査」という制度を持ち込みましたが、残念ながら中国人の悪質さを理解していませんでしたね。

そして中国の工場側は、米企業と手を組んで、アメリカの消費者をだましてきたようです。

米企業は、このように立派な証明書(実は偽造)がある、と米国の監督官庁・株主を説得しようと、むしろ積極的に中国の工場側へ監査すり抜け方法を教えてきた、とも言えます。

これは、「アメリカ人が中国人を理解していなかった」という一面と、アメリカ企業の「金儲けできて、米消費者から訴えられなければ、何でもする」という一面を、見せつけました。 


通常「人脈」というのは

相手にも自分にも利益となるようにすることで広がってゆくものですが、中国の場合、自分の金儲けに役立つかどうかだけで判断し、役に立ち利益になりそうならばどんどん広げ、そうでなければ平気で遮断するらしい。

同じ二刀流でも、まったく意味が違いますね(笑)。

さてアメリカの実態も見えてきました。

  • 共和党のろくでもない隠蔽体質と軍事的凶暴さ。そして民主党の中国を利用して儲けようとする経済的陰湿さ。
  • 次回(来年2016年)の大統領で、民主党の大統領になるのか、共和党の大統領になるのか、分りませんが、どっちもどっちですね(笑)。

韓国の醜聞47 「正しい」とするが

2015年09月17日 04時11分57秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。


正しい発言をするほどこじれる…朴大統領の「道徳外交」パラドックス(2) 

李明博(イ・ミョンバク)政権で青瓦台(チョンワデ、大統領府)対外戦略企画官を務めた成均館大学の金泰孝(キム・テヒョ)教授は「政府は今まで道徳と外交を混同する傾向を見せてきた」とし「『対日外交原則はこうだ』と評価するだけでなく主導する必要がある」と述べた。国益に基づき昨日の敵が今日の同志となる現在の国際環境で、あまりにも倫理的な原則に拘束されて融通性がないということだ。・・・・ :2015年05月08日[韓国中央日報日本語版] 


がんばって一生懸命に記事を書いていますが、まずは、記事を書く側の「ものの考え方」そのものに、疑惑があります。

それは、「正しい発言をする」→「こじれる」として、自分たちに正義があり、それを強調すると日韓関係がこじれる、とする記述に見られる疑惑です。

とにかく、「自分は正しい」のであり「これを理解できない人が世の中にいる」、という小学生レベルの考え方ですが、私はこういうのが存在していること自体を認識しており、それゆえに「みんな自分が正しいとする中での相互理解」を探究する必要がある、と考えています。

しかしながら韓国為政者の思考の中には

中国以外には「相手が存在しない」ようで、中国には部分的などうでもいいところで小さい反発がみられるものの、ほとんどの点で唯々諾々と従いながら、その「文明の恩恵に浴しないそれ以外」の地域の人たちを「劣等」とみなす傾向が見られます。

それが「原則にこだわって身を守る」という姿勢につながります。韓国の評論家が「融通性のある外交を」と指摘しているのは、そこなのでした。

2000年以上にわたる中国の属国意識が抜けきらず、根本的な思考の転換をはからないままだと、この国は、どこからも理解されない状態をこれからも続けるつもりなのだろうか、と考えてしまいます。

分りやすく言えば

「みんな自分が正しいとする中での相互理解」をどう築くかが大切なはずなのに、そんなものは念頭にないようで、これが韓国が外交において「対等に伍そうとしない」根本原因である、と断定できそうです。

さらに

道徳と外交を混同(こんどう)」というのも不可解で、都合の悪いことを隠蔽しながら「都合のいい面に絞った美しい道徳と外交の混同」とすべきでしょうね。

中国そっくりの言論弾圧を続ける限り、この地域では自分が一体「何と何を」近藤(こんどう)してみ足が多いのか、理解できないままの状態を続けるだろうと思われます。

こういう見方をしている限り

この国に安寧(あんねい)は訪れないことでしょう。にもかかわらず「安寧(アニョン)ハシムニカ」とは、これいかに!

ここには

「自分の考え方への健全な懐疑心」

というものが、まった見られません。

これは中国そっくり。

暴力的な中国にへつらい続けたこの国の2000年以上の歴史に逆らうことは、そうとう難しいことなのでしょう。

金泰孝(キム・テヒョ)の見方を引用することには、何も問題がありません。

ただそれを都合のいいように利用しようとする姿勢に間違いがある、ということを指摘しています。自分の主張に自信がなくなると他人を引用したがるものですが、都合のいいように曲解しないでくださいね。

「自分だけが正しい、と尊大に構えている」

と一旦受け取られてしまうや、世界中の人からも、そんな程度の応対しか得られないでしょう。

韓国マスメディアが「国民を偽ってでも保身をはかる」という旧両班以来の伝統を考え直さない限り、「韓国のマスメディアに多様性や客観性などを要求するのは、はかない高望み

というものでしょうか(笑)。

自分だけが正しい→こじれる→原因は相手の非に→自分だけが正しい→こじれる→原因は相手の非に→ ・・・・

これを永遠に繰り返して下さいね。

はい、お疲れさん。次のかた、どうぞ!