カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 50 愚民政策

2015年09月20日 09時28分21秒 | アジア

誰にも醜聞があります。本人が否定しようが、肯定しようが(笑)。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。 


第1篇 図国(国について考える)

呉子はいわれた。

「むかしから国家を治めようとする者は、かならず臣下を教育し、人民と親しむことを第1に考えたものだ。

軍事上の問題でも同様で、団結をみだすものとして4つの不和がある。それは国内の不和軍隊内部の不和部隊どうしの不和兵士間の不和である。

国内がまとまらなければ、軍隊を派遣することができないし、軍隊が団結しなければ、兵士を戦闘配置につけることができない。さらに陣営がまとまらなければ進撃はおぼつかないし、兵士たちが和合しなければ、勝利をおさめることもできない。:呉起(ごき)「呉子」尾崎秀樹訳 中公文庫


2500年もの前の中国の兵書「呉子(ごし)」を読んでいると、なぜか笑いがこみ上げてきます(笑)。そうです、呉子の言う4つ

  1. 国内の不和
  2. 軍隊内部の不和
  3. 部隊どうしの不和
  4. 兵士間の不和 

すべてが、現在の中国に合致しているからです。 

  • 国内の不和は、中国内での年間暴動10万件が証明しています。
  • 軍隊内の不和は、人民解放軍内部の不穏な権力対立から推察されます。
  • そもそも家族以外を敵とみなす中国人の部隊や兵士間で、うまくいくはずがありません。

遠い昔のことですが、中国国内を統一した「はず」の「侵略者」元が元寇で日本を攻めたときにも、その軍隊内の不和が見られました。

特に平安末期に清盛などと交易のあった宋が元寇当時は元に占領されて南宋とされていましたが、その南宋軍に日本攻撃の戦意がなく、博多湾近くで合流したものの、「海に不慣れな騎馬民族の元の兵士」と、元にそそのかされ先導した高麗(朝鮮)軍が頑張っただけだったようです。

図体がおおきくなると軍隊内・兵士間の不和は、避けられないのですね。

いや、そもそも

臣下を教育し、人民と親しむことからして、まったくできていない中国。

臣下を洗脳し、知らしむべからずを続けるあはれな中国!

この原因は、もちろん、中国共産党の

  • 一党独裁・・・・これはもう論外
  • 弾圧・・・・暴力的な中国人を支配するには暴力で
  • 人民の拘束・逮捕・投獄・・・・批判・反論を許しては沽券(こけん)にかかわる?
  • いや共産党政権よりずっと前からの対立に明け暮れた中国人民固有の問題だったのかも。 

そう

中国共産党が一番正しい判断を下すのであり、中国人は何も考える必要はない、のでした。

もしも「考える(思考力のある)」中国人がいたら、中国共産党幹部より賢くなり倒される恐れがあるので、その芽を摘むためさっそく、拘束・逮捕・投獄しなければいけません。


ヒットラーは、かつて人民に対してこう言った。「君達は何も考える必要はない。すべて総統が、諸君の為に考える。」現在は、中国共産党がこう言っている。「党の考えは、諸君の考えより周到だ。」これは典型的なファシズムであり、封建的な愚民政策と言えよう。封建的な独裁者は、すべて自分が一番賢明だと考えており、また思考力をもつ奴隷は、非常に危険だと考えて、思考力のある人の存在を許さない。:P.69 柏楊(ポーヤン)著「醜い中国人」光文社


似ていますね。

いや、似ているというよりも、独裁者が支配する現在の中国の政治は、国民に何も考える必要がないと愚民政策を続ける典型的なファシズムそのもの、でしょうか。

それにしても

政権の維持で精一杯の中国共産党は、例によって内部に危機がある場合、外に敵を作らねばなりません。国民の目を外へそらす手口は、昔からみられました。

  • 日本人は野蛮だ、日本が攻めてくる、と中国共産党が中国人を「洗脳」し続けてきたも、その1例です。
  • 自分の野蛮さに気付いていませんね。自分がチベットを武力で攻めて占領し、南沙諸島あたりで諸外国の反対を押し切って埋立てていることなどと国民に知らせるはずがありません。中国共産党の方針を讃美するだけですから、国民をミスリードしている、と言えます。

不都合なことをすべて隠し、都合のいい事だけを繰り返して報道し洗脳するという、中国共産党の姿勢は、もう末期的症状でした。

そういう事情が分っていると

先日の天津での巨大爆発時の住民のコメント「日本が攻めてきたのかと思った」の真意が分ってきます。これを聞いて、単なるおもしろい冗談と思った人がいるでしょうが、中国共産党の洗脳という国是を連想した人は、実に素晴らしい(大笑)。

通信社の人間にこの意味が分らなければ、取りあげようともしないでしょうね。

そして中国が「独裁国家だ」と指摘されると

さっそく降りかかる火の粉を払い始めます。

その一つが「日本が孤立している」とか「日本が軍事国家になった」というもので、共に中国みずからの立場を裏がえしたものです。すなわち「中国が孤立してしまった」、「中国が軍事大国になってしまった」、これでよくお分かりになると思います。

安倍政権を情緒的に非難するのは簡単ですが、

大元になっている中国の無頼さとアメリカの狡猾さを理解している人は、それほど多くはなさそうです。


ロシアの醜聞 09

2015年09月20日 07時47分32秒 | 海外

似ていますね。

・ロシアがウクライナ領クリミア半島を相手の国の意向など関係なく自分勝手に武力併合した違法なやり口
・中国が南沙諸島などで相手の国の意向など関係なく自分勝手に埋立てる違法なやり口

ほとんど同じですね。

とにかく、自分に利ありと考え、相手に隙(すき)がある地域を見つけたら、その地の主権がどこにあろうとも、そこを所有したいという欲望にかまけて、なんだかんだと口実をもうけ、「そうだ、侵略し領土拡張が可能だ」と判断する独善性が芽生えるところなど、いかにも共産主義国家の拡張意識がみられ、恐ろしや、おそロシア!


日本がシリア難民の受け入れを拒否、「最も客嫌いの国」―ロシアメディア

ロシアメディア・スプートニクは15日、ロイター通信の報道を引用し、日本政府が15日、難民受け入れ制度の変更を宣言したと報じた。16日付で参考消息網が伝えた。

記事は、日本の法務省が移民制度を複数カ所修正し、難民に就業許可証や居住証を発行する政策を引き締め、難民申請の審査時間を延長するとした上で、「この1年に数えるほどしか難民を受け入れなかった国が保護を求める人たちに対し、徹底的に扉を閉めようとしている」と指摘した。

日本の難民支援協会は「日本政府は難民への人道支援は続けるが、国民の身分は与えない」と非難し、「すでに日本で暮らしている難民1万人にとっては、生活条件が悪化する恐れもある」と指摘した。昨年、日本政府が受理した難民申請は5000件に上ったが、受け入れたのはわずか11件。記事は「日本は世界で最も『客嫌い』の国であり、難民に対して最も閉鎖的な国である」と指摘した。:FOCUS-ASIA.COM 2015年9月18日


日本がかつて

朝鮮半島の百済難民をたくさん受け入れたことも知らずに、世界で最も嫌われている国ロシアが、日本を「世界で最も客嫌いの国」とするところなんざぁ、いかにも言論弾圧国家らしいですね。

ロシアはいま最悪の環境下で、例によって都合のいいところだけを取りあげて難癖をつけ、うっぷんばらしか(笑)。

だいたいがこんな離れた島国日本へ

押し寄せる難民も珍しいとされるものですが、陸続きで昔からアジアでも嫌がられ、ヨーロッパでも疎んじられていた、何か本質的な問題があるロシア民族が、難民を受け入れるどころか究極の民族差別・宗教差別を繰り返しながら「何かわめいていらっしゃる」ようでごぜーますだ(笑)。

昨年2014年にもまたまたウクライナ領クリミア半島を武力占領するなど時代錯誤の言動を繰り返すこの言動の原因は、一体何なのでしょうか。

ロシア社会の偽善を活力に用いるどころか、これに絶望して内省的になり自殺を模索するロシア文学も、かつて数多く見られました。

このあたり絶対に反省しない中国・朝鮮半島と対照的、ですが、これが気候の寒冷に起因し、その昔北部へ逃げ込んだものの寒すぎるため「あちらこちらでできるだけ南下して侵略を続けざるをえない」から、なのかどうか興味あるところです。

自国民にロシア政府を批判させないけれども、平気で自分が対外非難を繰り返す、これまたロシア社会のいびつさを象徴していて奇妙なものでおぢゃります。 


そんなロシア・北朝鮮・中国を

今でも讃え続ける不可思議な日本人も、またたくさん見られ、不思議と言えば不思議ですね。

これらの人たち・集団は、「狡猾(こうかつ)にして根拠のない発言をひたすら讃美し続けて消滅した社会党」と同じ運命をたどるのでしょうか、みものです。

この種の人たちには

健康的な懐疑心が見られず、「無宗教」に疲れ果てた結果、宗教を弾圧するこれらの国々への酔客となり、心から弾圧を欲する人物になってしまったのでしょうか(笑)。

「何を発言するのも自由」とおもいますが、こう言えるのも

  • 発言の裏を知っているから」なのでしょう、きっと。
  • つまり相手の話を聞かずに否定するには何の知識も必要ありませんが、相手の話を聞いても尚かつその裏を理解するには、知識と分析力が必要なのです。つらいですね(笑)。
  • どこかの政府が発表する声明に情緒的に反応するだけでは、相手の思う壷。もっともっと広い視点があれば、その裏側にも手が届き、狡猾(こうかつ)なその意図に、ひっかからなくて済むのです。
  • 狡猾(こうかつ)さへの対応として、それを否定しののしるだけではなく、こうして「見抜く」ことで、やんわり拒絶するのが本筋、ではないかと思います。