どんな広告やデザインにも、目を引きつける要素が求められます。
多くは写真やデザイン、それもキャッチコピーとの
絶妙の取り合わせ、面白いアレンジがあれば最高です。
しかし、間違ってはいけないのは、
「面白いものを持ってくればよい」ということではありません。
必要なことは、
どこにもない、そのことのためだけに生み出す新鮮な着想とコンセプトです。
どこにでもある既成の考えでは、新鮮さや独自の味わいはなく、
魅力というチカラを持たないからです。
読んでみたい、使ってみたい、食べてみたいなどという欲求に応えるには、
まず、余所にないコンセプトをいかんなく伝え、
相手のインサイトに落とし込むことを忘れることはできません。
はじめから共感される「面白いアイデア」という、在庫はないのです。
きれいなデザインやイラストではなく、
生き生きした輝くような生き様と発想です。
普通の人間には、陣痛の苦しみを乗り越えることでしかできない
といえるコミュニケーションです。