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はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

MRで行こう!その8:MRの車窓から その1

2007年05月16日 22時26分06秒 | たびろぐ九州。

さて、佐世保駅を出発した松浦鉄道のディーゼル車両は、
以前、佐世保を訪れたときのレポで紹介した、
お隣の「佐世保中央」駅を過ぎるとすぐ、国道35号線を渡っていきます。
で、この国道を渡り切るとすぐに現れるのが、そのお隣の「中佐世保」駅。早っ!!
この間、わずか200mという、日本一短い駅間なんだそうですよ。
進んだ!と思ったら、もうブレーキ!って感じだよね??
国道挟んで両側に駅がある、ってすごいけど、
三セク後にできた、商店街の中にある佐世保中央駅と対照的に、
中佐世保駅はちょっと寂しげな佇まいでした。


現在の松浦鉄道には、三セクになってから新設された駅もあれば、
国鉄松浦線時代からの趣のある駅舎も混在していて、そんなのを見るのも楽しい路線。
こちらは、昭和40年代に大水害で廃止となった、柚木線の発着駅でもあった「左石」駅。
2つの線が発着していた駅だけあって、立派な高い屋根の駅舎が印象的で、
ホームの柱や改札も、昔のまんまって感じでした。
まるで時間が止まっちゃってる感じがよかったなぁ。こういう駅大好き。


対してこちらは、松浦鉄道が開業してからできた、その名も「大学」駅。
すぐそばに、長崎県立大学だったかな?があるそうなので、この名前みたいですけど、
なんと、神棚がホームにあるんですよ!!合格祈願??
このずっと先に、「今福(いまぶく)」駅というのがあるんですが、
そこと、ここ大学駅を結ぶ「合格祈願きっぷ」なるものも発売されてるみたいです!

松浦鉄道の車両基地がある、三角屋根がかわいらしい「佐々」駅を過ぎ、
高校野球でおなじみの「清峰高校前」駅のちょっと先あたりで、
窓の外をボケーッと眺めていたわたしの目に、
「あれはいったい何!!!???」といった物体が飛び込んできました!!
それが、こちら!!↓




しんかんせん!!!

見たところ、100系っぽいです。「グランドひかり」か??(笑)
ホンモノなのか、はたまたハリボテなのか??
どういった用途で使われているのでしょう???倉庫???気になる~!!!(笑)


先日紹介した、吉井駅と潜竜ヶ滝駅の間にある、竹筋の「福井川橋梁」。
車両の後ろから撮ったんですけど、やっぱり乗ってるとあっという間に通過!(笑)


その先にも、いくつか味のある橋が出現するこの沿線、
中でもこの橋、「江迎鹿町」駅と「すえたちばな」駅間にあるんですが、
前の日に平戸~生月へ行ったときに、下の国道を車で通って、
思わず、「すげー!!かっこいー!!」と叫んでしまった橋。(←ヘンな人)
ここ、平戸口に向かって微妙に下ってるのと、左にカーブがついてるんです。
しばらく眺めてても飽きることのなさそうな佇まいの橋だったので、
思わず、さりげなく前面にかぶりついて撮影しちゃいました~(^^;;


そして列車は、佐世保から1時間20分ほどで、「たびら平戸口」駅に到着!
全国の鉄道と線路で繋がってる駅としては、日本最西端の駅に到達です!!
せっかくなので、このたびら平戸口駅で降りてみることにしました~。

「その9」へつづく~♪

MRで行こう!その7:いよいよ乗車

2007年05月15日 23時28分16秒 | たびろぐ九州。

えー、ここまで来るのにずいぶんかかってしまいましたが、
今回の旅レポのタイトルにもある「MR」こと、
松浦鉄道に乗るときがいよいよやってきました~。

前日の晩、カレーを食べて調子が上向きになると思いきや、
やっぱり体調はどんどん悪くなっていって、
朝起きたら、そんなのはどっかに飛んでっちゃってますように!!
なんてささやかな願いは見事に打ち砕かれ、朝から絶不調だったわたし。
長丁場の松浦鉄道、ほんとに乗り通せるのか??と不安でいっぱいでありました。


でもね、せっかくここまで来たんだし、先のことを深く考えるのはやめよう~、
と、能天気モードに無理矢理持っていきつつ、エスカレータにてMR線のホームへ。
MRの佐世保駅は、JRと同じ構内にあって改札はありません。
そのままホームへと上がれます。
駅名板もJRのものと似た形で、「松浦鉄道」の表示がありました。
真ん中のイラストは、九十九島かな??


こちらが、今回お世話になったMRのディーゼル車両。
右側のJRのホームには、行きに博多から乗ってきた特急「みどり」がいましたよ~。


松浦鉄道は、旧国鉄松浦線を継承した第三セクターで、
長崎県の佐世保駅から、北松浦半島をグルーッと囲むようにして、
佐賀県の有田駅までを結ぶ、「西九州線」と呼ばれる長ーい路線。
なんと、全部で57駅もあるんですよ!こんな体調のときによりによって(笑)。
通しで走る列車はなく、途中の伊万里止まりがほとんどですが、
端から端まで乗ると、かなりの時間がかかるのは一目瞭然。乗りがいあるなぁ。
ちなみに佐世保-有田間は、JRの特急なら30分ほど。早いっ(笑)。

今回は佐世保駅の有人窓口にて、平日1日フリーきっぷ(2000円)を購入。
通しで乗ると、運賃が2290円なので、単純に片道乗っただけで元は取れます。
ちなみに、土日祝用のフリーきっぷは1700円と、もっとお得。


前日の夕方に上った弓張岳は、ホームから見るとこんな感じ。
そんな弓張に見送られながら、佐賀の有田を目指してMRの旅がスタートです。
ちょっと長くなりそうなので、車窓は「その8」へ続く~♪

MRで行こう!その6:イカスミ Sasebo Night

2007年05月12日 21時38分15秒 | たびろぐ九州。
佐世保での晩ごはんを、旅に出る前から楽しみにしていたわたし。
でも、行きの機内で、「なんか調子悪い」と気が付き、
時間が経つにつれ、どんどんノドの痛みやらの症状が悪化してきて、
夜にはもう、「佐世保バーガーなんて食べれません」状態に陥ったわたし。

旅に出て、何が楽しみって「ごはん」なのに…。


でも、とりあえずなんか食べないことには、力も湧きません。
といっても、食べたいものなんてサッパリ浮かびません。
そんな状態ですから、当然ウマいものアンテナも作動するわけありません。

もう、こうなったらコンビニでパンでも買って、部屋で食べるしかないか、
とボケーッとしながら歩いていると、ある店先のこんな言葉を発見。

「佐世保で一番辛いカレー」

「24時間営業」

ああ、こんな倒れる寸前のギリギリの状態にもかかわらず、
黄レンジャー魂は燃え尽きてはいなかったのです。(大ゲサ)
しかも、24時間営業の店って??
見たところ、普通の喫茶店のようです。
なぜ、そこに惹かれたのかは、まったく理解できませんが、
次の瞬間、ドアを開けてたわたし(笑)。

って、このお店、引戸なのね。(←ここでわかる方がいらっしゃるかも?>地元の方)


入ってみると、ちょっと奥行きのある、カウンターのみの店内。
と思いきや、「お2階空いてますからどうぞ」とテーブル席のある2階へ通されました。
メニューを見てみると、「佐世保で一番辛いカレー」以外に中辛があることを発見。
辛いモノが苦手な上に、こんな状態で「佐世保で一番辛いカレー」は危険と判断、
普通に中辛の「かきフライカレー」を注文。
同居人は、佐世保名物「ビーフシチュー」を選択。

待っている間、どんどん具合が悪くなっていきます。
なのに、なんでカレー?しかもかきフライまで??と、激しく後悔。
どこか、わたしの中で「まだまだ大丈夫」と思い込みたい自分がいたんでしょうねぇ。

でも、全然大丈夫じゃなくなっていきます。

「今すぐにでも、ここでいいから寝転がりたい」衝動に、何度も駆られました(笑)。
いや、いまだから笑えるけどね。ほんと死ぬかと思ったもの。
すみません!やっぱりいりません!!ってブッちぎって帰っちゃおうかとも思ったもの。
同居人が、「ビーフシチューと替えてあげようか?」なんて気休め言ってくれたけど、
どっちもコッテリしたものじゃん、と半ば投げやりモードだったもの。
食べる前にすでに、完全にノックアウトをくらってました。

自分との戦いが極限に達したとき、やってきました。かきフライカレー。


黒い。

あ、写真じゃそうでもないけど、黒かったんですよ。このカレー。
なんと、ここの「ブラック」さんのカレーには、イカスミが使われてるんだそう。
さすがの黄レンジャーも、見るのもキツいくらいダウン寸前だったんですが、
とりあえずひと口。


ウマい。


中辛だけあって、とってもマイルド。ほのかにイカスミのコクも感じられます。
あれだけ具合悪かったのに、食べ始めたらパクパク入る入る!!(ゲンキン)
かきフライも衣サクサクで、中身はミルキーというかジューシーというか。
直前まで死にそうだったのに、すでに別人です(笑)。


こちらが同居人のビーフシチュー。
ひと口いただいたんだけど、お肉はトロトロにやわらかく、
いや、お肉だけじゃなくて、にんじんやじゃがいもたちもホクホクだったし、
シチューもトマトの酸味が効いてて、とにかく優しい味でした。
風邪っぴきのわたしでも、これなら全然食べれるよ!!(嬉)

あ、いま思えば、「ガス欠」で倒れそうだっただけかもしれません(笑)。

食べてる最中、アメリカ人の方々が店内に入ってきまして、
ここはほんとに日本??な空間と化しておりました。さすが軍港の街、佐世保。
2階の日本人率、かなり低かったもんなぁ。(って、日本人はわたしらだけ)

おいしくいただいて、下へ降りていくと、カウンターはいっぱいになってました。
きっと人気のお店なんだなぁ、と思いながらお会計しにいくと、マスターが、

「辛い方は、ただ辛いだけじゃなくて旨みがあるから、次食べてみて」って。

つい、「また来ます」って言っちゃいましたよ~。
でも、ほんとにまた行きたくなるお店でした。近所なら通うな、間違いなく。
あんな状態でも、ウマいものアンテナって働くんだなぁ~と、
ちょっと感動した佐世保の夜でした。(自画自賛)

24時間営業、という謎の店「ブラック」
帰ってきてからわかったんですが、
ANAの「グルメマイルがたまる店」だったとは!!(貯めそびれた…)

「その7」へつづく~♪

MRで行こう!その1:一路佐世保へ

2007年05月03日 23時00分30秒 | たびろぐ九州。

さて、ちょっと順番が逆になりましたが、
先日の佐世保の旅レポを、書いていこうと思いま~す。

羽田を出発する便の中で、確か朝2番目に早い福岡初便で出発です!
と、今回の旅の目的地は長崎佐世保。なんで福岡行き??
普通なら、素直に長崎空港を目指すところ。
出発が微妙に遅い長崎初便のほうが、ちょっとだけ朝のんびりできるし、
佐世保到着だって、福岡を回るよりバスを使えば早い。
でも、あえて福岡行きを選んだのには、理由がありました。
せっかく九州へ行くんだから、「未乗区間」を通りたかったのです♪


この日、久しぶりの旅でワクワクしちゃったからか、前の晩見事に寝付けず(笑)。
たぶん、1時間くらいしか睡眠取れてなかったと思う…。完全に寝不足です。
少しでも寝たかったけど、機内で寝ちゃうと耳抜きできずに大変なことになるので、
必死で睡魔と闘ってるうちに、曇り空の福岡空港へ到着。


地下鉄に乗って、博多駅までやってきました~。
そういえば、今年の1月に福岡を旅したとき、
カレーを食べながら、「次に来るときは、改装中か休業中か」なんて思ったはずなのに、
デイトスもマイングも博多駅地下街も、普通に営業してました。再訪早すぎ?(笑)
このとき、まだまだ通勤時間帯だったので、ビジネスマンの姿も多かったなぁ。
なんで朝の9時に博多にいるのか、不思議な気分になりながら駅のホームへ。


この日お世話になった列車が、佐世保行きの特急「みどり」。
そう、これに乗って「佐世保線」の未乗区間を乗りつぶしたかったんですね~。
以前、大村線で佐世保へ向ったとき、早岐から終点佐世保までは通ったものの、
肥前山口-早岐間を乗りこぼしたままだったのです。
この「みどり」が走るルートの鹿児島本線・博多-鳥栖間と、
長崎本線・鳥栖-肥前山口間は、「さくら」で乗車済だったので、
これで虫食いがなくなるというわけ。やったー!


あ、そういえば、このハイパーサルーンって乗るの初めてかも??
日帰り超割の旅のときも、宮崎でこいつ蹴っ飛ばして国鉄型乗っちゃったし(笑)。


特急「みどり」は、途中の早岐駅まで特急「ハウステンボス」とくっついて走ります。
早岐駅から「ハウステンボス」号は大村線へと入っていくため、切り離し。
これまで進んできた線路は、そのまま大村線へと続いているので、
佐世保へ向かう列車は、早岐で進行方向が逆向きに変わります。
終点佐世保はもうすぐ。


博多から1時間45分、終点佐世保駅に到着~。これで佐世保線完乗!
切り離しちゃった側のお顔で記念撮影です(笑)。
前回密かに「また来るぞっ!」と思ってはいたものの、
まさか半年足らずで佐世保再訪となるとは、あのときは思いもしなかったなぁ。
それもこれも、あのウマいものがわたしを呼んだから??(笑)
そんな、「佐世保名物」のウマいものの正体とは??

「その2」へつづく~♪

旅先でヤラれて帰ってきました。

2007年04月28日 22時50分37秒 | たびろぐ九州。

えー、おとといの晩、なんとか無事に長崎の旅から帰ってきました~。
今回は長崎といっても市内ではなく、佐世保を中心に北部のほうと、
それから佐賀の一部を回ってきました。
前回、長崎を訪れたとき、佐世保はほんのちょっとしか滞在できなかったし、
写真の「松浦鉄道」にも乗れずじまいだったので、
いつかじっくり行きたい、と思ってはいたものの、こんなに早く実現するとは。
その他にも、佐世保といえばアレ♪という食べものやら、
ちょっと足を伸ばして、ずっと以前から見てみたかったものを見てきたりと、
けっこう充実した旅だったんですけど、

旅先で風邪を引いてしまいました…。


いやぁ、今回は参りました。昨日は病院行って1日寝込んじゃったし。
風邪引いたまま旅に出る、なんてことはいままでもあったけど、
出先で具合悪くなったのは久しぶりかも…。
携帯からも投稿したとおり、行きの飛行機の中で嚥下がうまくいかないなぁ、
なんて思ってるうちに、どんどん症状が悪化。
自分でも扁桃腺がパンパンに腫れてきてるのがわかるくらいになってきて、
翌日はフラフラしながら移動してる、というアリサマ。

こんなんじゃ、ウマいものアンテナも働かないよ~、
と思いきや、これが不思議と感知してしまうのがわたし(笑)。
お約束(?)のおいしいものもいくつか登場する予定なので、
またよかったら長崎の旅レポ、読んでいただけたらうれしいです♪
ちょっと体調が落ち着いたら、少しずつ書いていこうと思いま~す。


「MRで行こう!その1」へ。

福岡の鉄道に乗ろう!その9:最後の晩餐

2007年02月27日 01時10分23秒 | たびろぐ九州。
さて、長きに渡った福岡の旅レポも、いよいよ最終回。
今日は、博多を離れる前にいただいた、最後の晩ごはんのご紹介。

ちょうどこの前日、わたしの3歳のお誕生日だったもんですからね(嘘)、
ちょっとだけフンパツして、おいしいものを食べたんです。
(なに食べたかは、ヒミツ♪)
前の晩フンパツしちゃったことだし、帰る前は気軽に食べれるものにしよう、
ということで、駅ビルをウロウロ。



やっぱさ、博多まで来たら、アレでしょ。




ツルツルッと入る、アレ♪




のはずが、なぜか、







カレー。

だって、だってさ、とってもいい匂いがしたんだもの~♪

どうもね、ラーメンマンというよりは、黄レンジャーなんだねぇ、わたし。
いや、出かける前までは、せっかく博多行くんだから屋台でラーメン!
なんて思ってたんですよ。思ってたんですけどね。
このときの気分は、とんこつラーメンという感じじゃなくて。
何を食べようか、かなり困ってたところへ現れた救世主、といったところ(大ゲサ)。

で、こちらの「からあげ野菜カレー」。
想像してたのは、じっくりと煮込まれて見えなくなった野菜入りルーの上に、
からあげが乗ってる、ってヤツだったんですが、
これ、細切り野菜を炒めたのがタップリ乗ってて、
その上からルーがかかってるタイプだったので、シャキッとした食感がグー。
このルーも、辛すぎるカレーが苦手なわたしにピッタリのマイルドな辛さだし、
適当に入ったわりには、当たりでしたね~♪


こちらが、同居人の頼んだ「インディアンカレー」大盛り。
パンチの効いた辛さのカレーピラフの上にハンバーグが乗り、ルーがかかってます。
これ、ちょっといただいたけど、すんごい懐かしい味なの!ウマかった~!!
ハンバーグも、ちゃんと手捏ねした手作りっぽかったなぁ。
何より、細腕のおかあさん(といっても若そうでしたね)の鍋の煽りっぷりがお見事!
いやぁ、気に入った。これから博多でごはんに迷ったら、ここにしようっと♪


そんなこちらの「印度カレー」さんは、新幹線博多駅「博多デイトス」2F。
山陽新幹線開業当時に建てられた、いかにも国鉄時代の新幹線駅!といった、
昔ながらの懐かしい雰囲気が残る駅ビルの中にあります。…って、

あ、博多駅の新幹線側って、改装工事やってるんだった…。

「JR博多駅 デイトスも全面改装 20年ぶり」 - 博多タイムス/西日本新聞

「このお店」で食べられるのは、どうやら今回が最後になりそうです。
次回行くときは、改装中か休業中か。いずれにしても、新しく生まれ変わる博多駅。
いままでの街の景観が変わってしまうのは寂しいけど、楽しみでもあります。
その頃も、いまと変わらず旅を続けていたいなぁ。


というわけで、なかなか終わらなかった(最近の傾向?)福岡レポ、
お付き合いいただいたみなさま、ありがとうございました♪
次のレポートは、先日の「高知~高松走破の旅」
あえてわざわざ鈍行に乗って、のんびりと揺られた四国の旅、
また長くなりそうだけど(笑)、のんびりとお付き合いいただけたらうれしいです♪

福岡の鉄道に乗ろう!その8:宮地嶽名物

2007年02月25日 00時33分57秒 | たびろぐ九州。

さてさて、なかなか終わらない福岡レポ、もう少しお付き合いくださいね♪

貝塚から西鉄宮地岳線の終点、津屋崎までやってきました
せっかくここまで来て、そのままただ折り返すんじゃ能がない、ってことで、
津屋崎のおとなり、この路線の名にもなっている「宮地岳」駅で途中下車。
駅名板のバックには、まさに宮地岳が顔をのぞかせておりました。


白い壁がかわいらしい宮地岳駅の駅舎には、臨時改札口がついています。
この駅は、「宮地嶽神社」の最寄り駅なのです。(神社は「嶽」の字)
お正月は初詣の参拝客で賑わうんでしょうけど、このとき降りたのはわたしたちだけ。
廃止後は、駅舎もなくなってしまうのかな。ちょっと寂しい。


駅前の通りに出てみると、真っ直ぐに延びる道の先に、小さく鳥居が見えました。
せっかくここまで来たんだからと、歩いてみることに。お天気もよかったしね。

のんびりのんびり歩いて行くと、


あ、見つけた。



琺瑯看板。

小郡で見つけてちょっとハマりましたからね、またあったよ~!と大喜び(笑)。
特に右側、日本一の、マルフク??(いや別パーツだって)
ほんとは「日本一の」のあとになにかあったんでしょう。気になる…。
ピンクの看板「ウララ」ちゃんも初めて見ましたが、一体なんの広告??
今後も、旅先で見つけたらアップしていこうと思っております(シリーズ化の予感)。


途中でどっかの飼い犬に吠えられながら(キャー)、神社の入口に到着~。
立派な鳥居がお出迎えです。


鳥居をくぐって参道へ。ああ、こういうお店の並ぶ通りって大好き。
平日だったのでお休みしてるお店もあったけど、
あちこちから「どうぞ~」の声がかかります。
どんなものが売られてるのかな?とちょっと気になって見てみると、
そこに書かれていた文字が、

松ヶ枝餅

ん??どっかで聞いたことが…、
あ、確か太宰府で有名なのは梅ヶ枝餅よね??
こちらは松。ということは、梅よりも上??(笑)
実はこれ、太宰府天満宮の神紋の梅に対し、宮地嶽神社の神紋が松なので、
こういった似たようなお餅があるんだそうですよ。
梅と松があるからには、竹はないのか、ちょっと気になるところ(ベタ)。


あちこちから誘惑されるので、もちろん買っていただいてみました。
プレーンな白いお餅と、蓬餅の2種類を購入。おばちゃんが焼きたてをくれました。
ちょっと見づらいけど、表面には模様が入っている模様(寒)。


いったいどんな食感なんだ??と思いながらパクッとひと口。
おおっ、外側はカリカリ、中はモチモチ。ホカホカでおいしい~♪
餡が程よい甘さで、旅の疲れも飛んでっちゃいました。
蓬のほうも、緑の香りが口いっぱいに広がって、甘みがちょっと落ち着く感じ。
どちらも甲乙つけ難いくらいおいしかったです。

鉄路が失われることは、とても残念で悲しいことだけど、
こうして温かい名物に出会えたこと。宮地岳線に感謝ですね。

「その9」へ続く。

福岡の鉄道に乗ろう!その7:さよなら「宮地岳線」

2007年02月21日 21時10分49秒 | たびろぐ九州。

福岡市営地下鉄の貝塚駅前にある、「貝塚交通公園」でちょこっと遊んだ後
今回の旅の目的の場所へとやってきましたよ。
そう、ここはある鉄道のホーム。でも、前述の地下鉄じゃありません。
その鉄道とは、こちら!↓


かわいいお顔のこちらの車両が、今回の本当のメイン。
ここ貝塚駅から津屋崎駅を結ぶ、「西鉄宮地岳線」です。
いやぁ、ここでやっと、西鉄に乗るときがやってきました。
甘木鉄道の旅では、駅を見るだけで乗らなかったからね。


こちらの宮地岳線、今年の3月末で廃止となってしまうのです。
といっても、全線ではなくて部分廃止。
この、路線図の写真をクリックしてもらうと見やすいと思うんですけど、
新宮から先、「古賀ゴルフ場前」から終点の「津屋崎」までが廃止対象。
全国的にも少なくなった、古参の吊り掛け車もいるこの宮地岳線、
津屋崎まで行けなくなる前に、通しで乗っておきたかったんですね。

というわけで、貴重な吊り掛け車を待って、宮地岳線の旅の始まりです。

途中、香椎宮や香椎花園を通り、といっても今回は途中下車はなし。
香椎花園は、お花の遊園地といったところ??次回は行ってみたいな。
しかし、この辺に来ると、どうしても「香椎由宇」ちゃんが思い浮かんじゃうのよね(笑)。


単線の宮地岳線は、途中何ヶ所かで反対電車と交換します。こちらは「和白」駅。
やってきた車両は、乗ってるのとは違う顔。
宮地岳線って、いろんな顔した車両が走ってるんですよね。
そこがまた、見ていておもしろいところ。
この「和白」駅は、JR香椎線との乗換駅。まだまだお客さんの数も多いです。
なんで新宮から先、廃止にするのかな??

と思ってたらですね、新宮過ぎたら途端に車内は閑散。
しかも、ほとんどが無人駅。時間帯によっては係りの人がいるところもあるみたいだけど。
残念だけど、これでは廃止になってしまうのもしかたないのかなぁ。


後半は静かな車内に揺られ、懐かしい吊り掛けの音に酔いしれているうちに、
終点「津屋崎」駅に到着。貝塚から40分ほどの小さな旅でした。
ホームに降り立つと、抜けるような真っ青な空がものすごく印象的でした。
4月以降は、もうここに電車はやって来ないのかと思うと、やっぱり寂しくなりました。


そして…、昨日発表になったようですが、
部分廃止に伴い、「宮地岳線」から「貝塚線」へ改称されることになったそうです。

宮地岳線一部区間廃止にともなう路線名変更
および鉄道・バス運行概要決定のお知らせ (にしてつグループHPより)


今回の旅が、「宮地岳線」としての最後の旅となりそうです。ぐすん

「その8」へ続く。

福岡の鉄道に乗ろう!その6:公園で遊ぼう

2007年02月19日 21時54分14秒 | たびろぐ九州。

さて、博多から福岡の市営地下鉄を乗り継ぎ、やってきたのが「貝塚」駅。
そう、今回の旅のメインはここだったのです!
駅の外へ出てみると、待ち構えていたのがこちら!!


おおっ!!!

なんとなんと、そこにいたのは機関車さんと客車さん。
さて、ここはどこかというと、貝塚駅のまん前にある「貝塚交通公園」
公園の中は信号なんかもあって、教習所か?と思わせるようなコースになってます。
ゴーカートなんかもできるようです。が、残念ながら子供さんのみ。ぐすん。


かなり年代モノのSLさんの後ろへ回ると、なんと客車は「急行かいもん」!!
シブい、シブすぎる…。行き先が「西鹿児島」になってるとこなんて思いっきしツボ。
いいですね~、「西駅」時代の三角屋根の駅舎を思い出します。


この丸まっこいフォルムがかわいらしい、20系客車。
かつては「走るホテル」と呼ばれた名車ですが、サボが「貝塚公園」ってのが微笑ましい(笑)。
引退してもなお、こうしてきれいな状態で保存されているのがうれしかったです。
階段ついてたけど、中も見れたのかな??
土日なんかだと、もしかしたら開放してるかもしれないですね。

で、この公園の周りを見渡すと、マンションが建ってたりと普通に住宅地なんですが、
ふと、音に誘われて空を見上げると、

Q400

普通にバンバン飛んでるんですよ。飛行機が。
福岡空港に降り立ったことがある方はわかると思うんですけど、
伊丹みたいに空港が街中にあるので、ほんとに住宅地の真上を飛んでるんですよね。
以前、JALウェイズのDC-10のエンジンが福岡離陸直後に爆発したとき、
街中に破片が落ちたようですが、これなら納得。
他にもANAのポケモンとか、すごい間近でハッキリ見えましたよ~♪
さすが交通公園。(違うって)

と、ここでのんびりしている時間はそれほどありません。
実はですね、この「交通公園」はたまたま立ち寄っただけ。
じゃあ、何がお目当てだったのかというと…、

えー、ちょっと長くなりそうなので、「その7」へつづく。(前フリ長いな)

福岡の鉄道に乗ろう!その5:甘木の甘いモノ

2007年02月18日 21時30分33秒 | たびろぐ九州。

さてさて、それでは福岡レポへと戻りま~す

甘鉄小郡駅からレールバスに乗って、終点の甘木駅へと戻ってきました。
ふと見ると、ちょうど駅の裏側に、ニョキッとそびえ立つ古そうな煙突を発見。
ん??しかも、なんか揚げ物のような、甘~い不思議な匂いがします。
気になったので駅で聞いてみると、なんと油工場なんだとか。サラダ油とかね。
なるほど、どうりで揚げ物みたいな匂いがするわけだ(笑)。

サラダ油工場見学、ってのもちょっと気になったんですが、
たぶんやってないよなぁ、ってことで、甘木の街を散策することにしました。


駅前の比較的大きな通りをちょっと歩いて右手に曲がると、
そこにあったのは、西鉄甘木線の「甘木駅」。ここもなかなか味のある駅舎です。
古そうに見えたけど、けっこう歴史があるんじゃないかなぁ。

ここでもやっぱり、西鉄には乗り換えず、
また通りに出てしばらく歩き、適当に脇道へ入ってみると、ありました!


「本通り商店街」なるアーケード。いい雰囲気が漂ってます。
こういう通り、大好きなんだよね~♪


歩いてみると、けっこう長~い商店街でしたよ。歩きがいがあったなぁ。
ただ、よく地方の商店街にありがちなんですけど、
シャッターが閉まってるお店が多かったのが、いい雰囲気だけにちょっと残念。
そんな中、和菓子屋さんの店先にあるモノに、ふと目が行きました。
ん??どっかで見たぞ??

あっ!



これ。

甘木駅の駅前にあったオブジェなんですけどね、
駅に降り立って初めて見たときは、いったいなんだかわからなかったんですが、
これ、甘木に伝わる縁起物の「豆太鼓」だったんです。
この商店街を抜けたところにあった、甘木山安長寺にて行われる市で売られるんだそう。
で、和菓子屋さんの店先で見つけたあるモノっていうのがこちら!↓


ばたばた豆太鼓せんべい

この表情、一度見たら忘れられないと思いません??(笑)
思わず勢いで買っちゃいましたよ~。


開けてみたら、ちゃんとおせんべいにもこのニクメナイ笑顔が!!
前髪のせいか、微妙にロバート秋山に見えてしかたないんですが(笑)、
味のほうは文句なし。カリッと焼きあがったやさしい甘さの卵煎餅です。
パキッと割ってパクパク。もー止まりません(笑)。
ローカル線に乗ってたどり着いた街で見つけた、その土地ならではのお菓子。
とってもおいしい出会いでした~♪

「その6」へ続く~♪