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はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

さよなら「なは」と「あかつき」と…その3:ふわとろ晩ごはん♪

2008年05月17日 17時48分40秒 | たびろぐ九州。
とってもかわいらくて素敵なご婦人との出会いがあった、京都タワー浴場を後にし、
さあ!いよいよ今回の旅のいちばんの主役!
夜の街を疾走する「星」を迎えるために、京都駅へ向かいます!

と、その前に。(ひっぱるなぁおい)

腹が減っては戦、いや旅はできぬ!ってことで(笑)、
夜行列車に乗り込む前に、腹ごしらえ~♪

といっても、この時点で発車時間がけっこう迫ってきてて、
あんまりウロウロしている余裕はなし。
とりあえず、京都駅地下街ポルタを歩いてみることにしたんですけど、
こういうとこって全然アンテナが働かないんですよ。
せっかく京都へ来たんだから、京都らしいものを、
と思っても、駅の地下街ってどこでもありそうなものばかり??
やー、困った困った、と思ってたところに、
とっても美味しそうなオムライスの写真が、店先に掲げられているのを発見。
そのお店の名前が、

「リプトン」

リプトン??
リプトンっていったら、あの紅茶メーカーですよね??
そんなお店があるんだぁ~、というわけで晩ごはんはこのお店に決定!
で、選んだオムライスが、


季節限定メニューだった、「京冬野菜のミネストローネオムライス」。
冬野菜、ってとこが、いつのレポ?って感じですけど(笑)、
ミネストローネ、っていうと赤いスープってイメージだったのに、
クリーミーなスープの中に、ふわっとろなオムライスがアイランド状に浮かび、
その上にたっぷりな水菜とカニ肉、そして、柿?が乗っかってました。
これね、コッテリしてるかと思いきや、京野菜をつかってるだけあってサッパリ♪
ごはんの中にも、コロコロッとしたお野菜(詳細忘れました。ごめんなさい!(笑))
がたっぷり入ってて、思いがけなく京都を味わうことができました。満足満足。


こちらが同居人の、「鶏肉とお漬物の和風オムライス」。
オムライスにお漬物??ほんとに合うのか?と不思議な感じだったんですけど、
このプックリとした美しい形のオムライスを割ってみると、


和風な味付けのバターライスの中に、お漬物がいるぅ~!高菜かなんかかな?
これがまた不思議と合うんですよ。鶏のそぼろソースもさっぱりしててウマかったし。
いかにも京都らしい、はんなりとしたオムライス。大満足な晩ごはんでした♪


お腹もいっぱいになって地上へ上がると、
つい何時間か前に上った京都タワーが、夜の空に浮かび上がっていました。
さあ、いよいよ「星」に乗り込む瞬間が、刻々と近付いてきました~。

「その4」へつづく~♪

さよなら「なは」と「あかつき」と…その2:浴場は社交場

2008年05月16日 19時19分30秒 | たびろぐ九州。

新横浜からの新幹線車内で、「シウマイまん」をパクつきながら、
「主役」を迎えるべく京都へ到着したわたしたちが、向かった先がこちら!

京都駅30番ホーム(笑)。

京都へ行ったなら、一度こんな投稿をしてみたかったんですよね~(^^;;
乗りもしないのに、ホームで「関空特急はるか」を待つこと数分。
この角度の写真を撮りたくて、わざわざ待ってたのにはちょっとした理由がありました。


だってほら、わたしのHNとおんなじ名前ですからね~♪
というか、実はこの列車名が由来だったりして(^^;;
一時期、あるものの撮影で集中的に京都へ出かけてたことがあって、
そのたびに乗ってたのが、この関空特急「はるか」。
久々の再会、うれしかったです。乗らなかったけど(笑)。

そんな、ちょっと愛嬌のあるお顔(笑)の「はるか」ちゃんを見送った後、
いよいよ「京都といったらここ!」(って「はるか」はおまけか!)ってとこへ移動。
寝台列車に乗る前に、どうしても行っておきたかったこちら!↓


京都タワー。

「彗星」の旅のときも立ち寄ったけど、
ひと晩列車に揺られるなら、すっきりさっぱりしておきたいもの。
いつもの地下のお風呂へ直行~♪ってその前に。
そういや上に上がったことないじゃん!ってことで初めてのタワー体験です♪


エレベーターを乗り継ぎ、展望室5階へ。
地上100mの高さから、大阪方面を望みます。
お天気がいいと、大阪のビル群もはっきりと見えるんだそうですよ。
このときはちょっとお日さまが高くて、できれば夕陽が沈んでくとこ見たかったなぁ。
きっと、夜景もきれいに見えるんでしょうね~♪


無料ってとこがうれしい(笑)展望台の望遠鏡からのぞいてみると、
肉眼ではとても見ることができなかった、JRA京都競馬場なんかも見えちゃいます!
真ん中よりちょっと上に見える、白い横長の建物なんだけど、わかるかな??


ちょっとビビリつつ真下にふと目をやると、わーい!トミカだトミカだ~♪(壊)
車もバスも人もちっさこくて、まるでジオラマみたいなのに、
近代建築京都駅駅舎だけは、やっぱり巨大だったのが印象的でした。

さて、そろそろお風呂に入りに行かないと間に合わないぞ、
というわけで、エレベーターを降りていくと、扉の前で待っていたのは…、




たわわちゃん♪

もー、一気に脱力(笑)。
イラストで見ると、なかなかかわいい京都タワーのキャラ「たわわちゃん」ですけど、
立体的になると、うーんちょっと微妙??口ポカーンと開いてるし(笑)。
とか言いつつ、ゆるキャラたわわちゃんと記念撮影したのは、言うまでもありません(笑)。


そして、いよいよ地下の浴場へ。
時間的に混んでる頃かなぁ?と思いきや、入ってみると先客はご婦人がお2人だけ。
しかも、そのうちのおひとりは、ちょうど入れ違いで出て行かれたので、
結局、広いお風呂にもうひとりのご婦人とふたりきり。
そのご婦人、なんとも人懐っこいお方で、明るく声をかけてきました。

「京都へはご旅行で?」

「いえ、これから九州へ向かう寝台列車に乗るんです。」

「あら、素敵ねぇ。どちらから?」

「神奈川です。」

聞くとそのご婦人、地元京都の人ではあるけれど、ご出身は東京だとか。おお!
しかも娘さんが横浜にいらっしゃるとかで、うれしそうにされてました。
そういや、旅先で偶然地元の出身の方に会うことがよくあるんだけど、
なにか引き寄せられるものがあるのかなぁ。不思議。

「結婚してこっちに来たから、いつの間にかこっちにいるほうが長くなっちゃった。」

と笑顔で話されてたけど、どおりで生粋の京都弁っぽくなかったわけだ。
てっきり旅の人かと思ったもの。
なにか事業をされてる方のようで、仕事の合間にひとっ風呂浴びにきたんだとか。
いやぁ、粋だねぇ。さすが江戸っ子(笑)。

お風呂からあがってからも、短い時間だったけどいろんな話をしました。

一度しかない人生、自分がやりたいと思うことは遠慮なくやったほうがいい。
その人にしかできないことって、必ずあると思うから。と。

先に仕度が終わり、「じゃあ、お先に失礼します。」と出て行くわたしに、

「気をつけて。いい旅を。さよなら。」

あの「さよなら」って言葉、とっても品があって温かくて、今でも忘れられないなぁ。
旅のはじまりにふさわしい、素敵な出会いとなりました。
「はるか」と「たわわちゃん」に寄り道したおかげかな(笑)。

「その3」へつづく~♪

さよなら「なは」と「あかつき」と…その1:いざ京都へ

2008年05月13日 18時18分10秒 | たびろぐ九州。

えーと、順番が前後しちゃいましたが、今年の2月(苦笑)に出かけてきた、
九州の旅レポをお送りしていきたいと思いまーす♪

旅から戻ってきてすぐ、「夢を叶えてきました♪」という記事でも書きましたけど、
今回の旅の主役は、3月のダイヤ改正で惜しまれながら姿を消した「星」こと、
京都と熊本・長崎を結んでいた、寝台特急「なは・あかつき」。
九州を旅したときにその姿を見かけるたび、

「「あかつき」乗って長崎行って、熊本から「なは」で帰りたいね~♪」

とは話してたものの、京都発の寝台特急だけに、なかなかその機会がなかったんです。
でも、3月でそんな旅もできなくなると聞いたら、ジッとしちゃいられない!
というわけで、スタート地点を目指し、新横浜から東海道新幹線で京都へ。
と、その前に、開業前だった新横浜駅ビルを外から眺めてみることにしました~。


以前は駅前の環状2号線から、新幹線のホームが丸見えだったんですけど、

こんな感じ→ 「彗星に乗って その1:新横浜駅」

今じゃ超高層の立派な駅ビルがそびえ立ち、すっかり駅の様相が変わっちゃいました。
「彗星」の旅が2005年の9月だから、いやぁ、変わるもんだなぁ。
いま改めて記事引っ張りだして感じたけど、ものすごく懐かしいです。旧駅舎。
4月の「名鉄の旅」のときは、始発のN700に乗らなきゃいけなかったので、
外へ出ずにそのまま乗り換えちゃったけど、今はさらに整備されてるんでしょうね。


旅のスタートが夜発車する寝台列車ですからね、
めずらしく、のんびりと昼間発車する「ひかり」に乗り込みます。
朝のラッシュ時に名鉄名古屋駅にいた、先日の旅とはえらい違い(笑)。


この日はほんとにいいお天気で、空気が澄んでたのもあって富士山クッキリ♪
ところで、いま気付いたんだけど、
N700から撮った4月の富士山のほうが、雪が多く見えるのは気のせい??
てっきり2月のほうが積雪多いと思ってたので、ちょっとビックリ。


名古屋駅が近付いてくると、名鉄と併走♪
ちょうど遭遇したのが、一部特別車仕様の空港アクセス特急車両。
できればスカーレットがよかったけど、なぜか名鉄が見えてくるとホッとするわたし(笑)。


そしてそして、「岐阜羽島」。
「名鉄羽島線、乗ってないねぇ。乗りたいねぇ。」なーんて言いながら、
端っこのホームに佇む赤い電車を撮ったんですけど、
まさかこの2ヵ月後に乗っちゃうとは(笑)。
ちなみに、このときまったくそんな予定なし。旅ってわかんないもんだよね~(笑)。


そんな岐阜羽島を出てすぐに見えてくるのが、こちらの巨大な謎の物体。
いつも通るたびに、「デケー!!」と思ってたコイツの正体、
三洋電機の「ソーラーアーク」っていう、太陽光発電施設なんですね。
あまりにデカすぎて、全貌が納まりきらないー!と思ったら、
なんと全長315mだって。納まりきらないわけだ(笑)。
ここ、見学もできるんですね~。よし、40万人目でも目指しに行っちゃおうかな(笑)。


関が原辺りまで来ると、お約束のように見事に雪が積もってました。
って、いまごろ雪山の画像ですみませ~ん。2月の旅レポなので許して~(^^;;


そして、米原駅で「のぞみ」通過のために待避。
300系のお顔、撮ってないじゃん!と前方まで行ったら、ホーム先端はけっこうな積雪!
コケないようにコケないように、慎重に進んでってシャッターを押すわたし。
って、ほんと、いまごろ2月の雪の画像なんて載せてすみませ~ん(^^;;(しつこい)


というわけで、「ひかり」は今回の旅のスタート地点、京都駅に到着~♪
「主役」登場までにまだまだ時間があったので、
「京都といったらあそこ!」ってとこに向かったわたしたち。
さて、その向かった先とは??

「その2」へつづく~♪

夢を叶えてきました♪

2008年02月23日 22時15分28秒 | たびろぐ九州。

改めまして、無事に旅から帰ってきました~!
最終日、早めに切り上げて帰ってこなきゃいけない所用ができちゃって、
ちょっと慌しかったもんだから、夕方にはパッタリ倒れちまいまして(^^;;
コメントたくさんいただいてたのに、お返事遅れちゃってごめんなさい。
でも、すごくうれしかったです。いつも見てくださってる方々、ありがとうです♪

今回の旅の目的は、
いま書いてる途中の「関西レポ」と同じく、

「わかっちゃいてもやっぱりさびしい。」

って以前書いた記事中に登場した「夢」を叶えてきました!
もうすぐ消え行く「星」たちに乗って、九州へ行ってきたというわけです。

往復ともに寝台特急、という日程だったので、久しぶりに「4日間」という長旅!
(お休みくれた職場には心から感謝!)
日程が日程だけに、ヘッポコデジカメ(ごめん!)で撮った枚数が、
なんと634コマ!!撮りも撮ったり!!(笑)
さっきパソコンに取り込んでみたんですけど、
どうやってまとめたらいいもんか、ちょっとだけ放心状態(笑)。
ここ最近じゃ、ダントツの枚数です。
久々に、「メディアの容量が足りねぇ…」なんていうピンチに陥ったし(笑)。
かなりのベテランさんなので、1GB以上のメディアに対応してないんですね~。
今回、本気で「買い替え」の文字が頭をよぎっちゃった(^^;;

そんな今回の旅は、
「星」とのさよならだけじゃなく、別の「さよなら」もあったんです。
その反面、いつものごとくウマいものはもちろん(笑)、
楽しい出会いもあったりと、盛りだくさんな旅となりました!

いま書いてる「関西レポ」
そして、その後に出かけてきた「日本海レポ」の後と、
おいおい、いったいいつになったら登場するんだよ!
と、まったく旬じゃないレポになりそうなイキオイではありますが(汗)、
今回の九州の旅、そんな出来事を綴っていきたいと思ってますので、
どうか忘れないでいてくださいね~♪
(その前に、書いてく自分が忘れないようにしないと(^^;;)

「さよなら「なは」と「あかつき」と…その1」へ。

MRで行こう!その14:伊万里から空港へ

2007年06月04日 23時44分26秒 | たびろぐ九州。

有田で素敵な駅弁を買い込み、またMRに乗って伊万里駅へと戻ってきました。
ここから、JR筑肥線とちょっとだけ唐津線と通り、福岡空港へと向かいます。

ところでこの伊万里駅、「その12」の冒頭でも書きましたが、
以前は筑肥線と松浦線(現MR)の駅舎は一緒で、ホームは隣り合っていました。
つまり、線路は繋がってたわけです。
でも、いまの伊万里駅はというと、こんな感じ。


分断。

なんと、元々線路が通っていたところに新しく道路ができていて、
その道路を隔てて向かって左側がJRの駅舎、
右側がMRの駅舎、というふうに分断されてしまってました。
ペデストリアンデッキの下はかつて線路、その向こうは車庫だったそう。


離れ離れになってしまったお互いの駅の間には、横断歩道もないんです。
2階に上がって渡りなさい、ということのようですが、これ、乗り換え不便だよね??
10数年前に、ここ伊万里駅を訪れたことのある同居人は、
あまりの変わりようにショックを隠しきれていませんでした。
でも…、地元としてはやっぱり道路を通したかったのかもなぁ。


気を取り直し、筑肥線のホームへと向かうと、駅名板がなんと伊万里焼!!
さすが焼き物の町の駅、といった感じ。こういうのってかわいくていいなぁ~♪


JR側のホームはこんな感じ。
元々の伊万里駅は、スイッチバックの関係からか、MRが使用しているんですね。
それにしても、仮にも筑肥線の終着駅だというのに、
1面1線だなんて、なんだか寂しくない??
唐津行きの黄色いディーゼルカーも、ちょっと寂しげに佇んでいました。

この黄色い列車に乗り込み、山本駅までを筑肥線、
その先、終点唐津駅までを唐津線、というルートで通っていきます。
ここも乗ってない路線だったので、わざわざ伊万里まで戻ってきたというわけ。
ところで、唐津から福岡県の姪浜駅までも、またまた筑肥線なのです。あれ?
以前は山本-唐津間が筑肥線と唐津線の重複区間だったために、
姪浜から伊万里までは通しで「筑肥線」と呼んでいたそうなんですが、
現在は唐津線単独区間となったために、筑肥線は分断されちゃったんですね。
お時間のある方は、時刻表の地図を参照していただけるとわかりやすいです。はい。

そんな筑肥線の旅ですが、ここで本格的に風邪の症状が悪化。
もう、どういう体勢でいてもどうにもならなくなってしまいました。グッタリ。

 もしかして、こっちを回ったのは失敗だった??
 あのまま素直に有田から特急に乗って博多へ向かえばよかった??

と、いろいろ考えるも後の祭り。
とにかく眠ろう、とここの車窓はほとんど覚えていません。
いやぁ、ツラかったなぁ。久しぶりにほんとに過酷な旅になっちゃった。
で、目が覚めたのが、ちょうど唐津線の線路を跨いで合流するあたりでした。
ああ、唐津はもうすぐ。


フラフラになりながら(苦笑)、終点唐津駅に到着。
ここから、福岡市営地下鉄直通の筑肥線に乗り換えです。
そう、そのまま乗ってりゃ福岡空港へ連れてってくれるんですね~。
ああ、ゴールはもうすぐ。このときは、早く帰りたい気持ちでいっぱいでしたね。
で、連れてってくれた車両がこちら。↓


ポッ♪

真っ赤なお顔のこちらの車両、
外見は全然違うけど、中身は以前首都圏でもたくさん走ってた国鉄型。
最後の最後に素敵な車両に乗れました~。
ついつい心地よいモーター音の響きで、ウトウトしてしまったわたし。
目が覚めたら、なんとなんと!あれだけ具合悪かった体調がスッキリ♪
いやぁ、どんな薬よりも、効果大??(笑)
炸裂する国鉄型サウンドの中、無事に空港へ到着。帰路に着いたのでした~

というわけで、長きに渡った長崎・佐賀の旅レポもやっとおしまい(^^;;
読んでくださった方々、お付き合いいただきありがとうございました♪
次の旅レポは、先日の沖縄波照間の旅
またよろしかったら、お付き合いくださいね~。

MRで行こう!その13:新作駅弁との出会い

2007年06月02日 23時50分16秒 | たびろぐ九州。

長かった松浦鉄道を完乗し、有田駅に降り立ったわたしたち。
せっかくなので、駅前をチラッと散策してみることにしました。
すると、駅からすぐのお店の窓に、こんなポスターが貼られているのを発見!
このポスター、駅の改札脇にあるキヨスクに貼られていたのと同じもの。
一瞬だったんですけど、同居人ともども見逃してはいなかったのです。

「駅弁、って書いてあるけど、その正体は??」

店の前で佇むわたしたちに、お店の方が気付いてくれたのか外へ出てきて、
「よかったらどうぞ♪」と、店内へ招き入れてくれました~。


こちらのお店、「創ギャラリーおおた」さんは、先日「えきべん。」カテゴリでご紹介した、
「有田焼カレー」「有田鶏弁当」を作っている、カフェレストランの駅前店なのです。


駅弁ができた経緯は、先日ご紹介した記事にも書きましたけど、
この駅弁に使われる器は、試行錯誤を繰り返して今の形になったんだそう。
有田焼の駅弁、って言われると、味はもちろんのこと器も気になりますからね、
チラッと器を見せていただいたところ、その真ん丸いフォルムに一目惚れ。
調子よくないくせに、「今日の晩ごはん!」と購入を決めてしまいました(笑)。


いかにも有田焼~、な真っ白く繊細なボディとはちょっと違い、
手にずっしりくる厚みで、ツルンとした表面の味のある器。
頑丈そうなところが、駅弁に向いてるのかもしれませんね~。
普段使いでも、何を盛っても合いそうなシンプルさがいい!
すっかり気に入ってしまって、今ではわが家の食卓で活躍してくれてます。
また有田へ行くことがあったら、この器、ぜひ追加投入したいので、
「有田駅の駅弁」として、定着していってほしいですね♪


そんな素敵な駅弁を携えて、いよいよ福岡空港へと戻ります!
が、佐世保線で博多へ向かうのは、行きに「みどり」で通ってるからね、
まだ通ったことのないルートで帰ろうと、またMRに乗って伊万里駅へ戻ることに!
次回、いよいよ今回の旅レポ最終回です。
なかなか終わらないレポですみません~!!(^^;;

「その14」へつづく~♪

MRで行こう!その12:MRの車窓から その3

2007年06月01日 23時16分36秒 | たびろぐ九州。

伊万里駅のすぐ近くで、おいしいランチを食べたわたしたち。
のんびり駅周辺を散策したいところだったんですが、
松浦鉄道の終点、有田駅を目指すために列車の旅へと戻ります!

ここ伊万里駅はJRとの接続駅で、筑肥線の終着駅でもあります。
以前はMRの前身、国鉄松浦線の線路と繋がってたんですが、今は…。
それはまた、後ほどレポートしようと思います~。


ホームで待っていた有田行きの車両がこちら。
佐世保から乗ってきた、前面に扉のあるものとは違い、こちらは非貫通仕様の車両。
どちらも、開業当時に新製投入された車両ですが(昭和63年製)、
今年3月のダイヤ改正から、少しずつ新しい車両へと置き換えられていくみたい。
なんだかちょっと寂しいなぁ。


いよいよ、わたしたちを乗せた列車は、終点有田へと走り出します。
右側が、たびら平戸口方面から来た線路。伊万里駅で進行方向が変わるんですね。
長かった松浦鉄道の旅も、ゴールまであとちょっと。


途中、「夫婦石」駅で反対列車を待っていると、
やってきたのは今まで乗ってきたタイプの車両とは違い、
MRでは1両しか存在しない、JRでも見られる形式の車両でした。
国鉄時代から存在するこちらの駅、ほのぼのしててよかったなぁ。


こちらの「蔵宿(ぞうしゅく)」駅は、明治時代に開業されたという歴史ある駅。
この瓦葺屋根の駅舎の佇まいが素晴らしかった!!完全に時間が止まってます!
きれいに咲き誇るツツジが、この駅舎とピッタリ。静かな時間が流れてました~。


「三代橋」駅を出るとすぐ、進行方向に向かって右手に(これは後から撮ってます)、
佐世保線の線路が見えてきました。終点有田駅はもう目の前。


車窓からは、有田焼の窯の煙突がたくさん見えましたよ~。
赤煉瓦が四角形に積み重ねられた煙突に「有」の文字、なんともかわいらしいです。
いかにも「焼き物の町」といった風情がいいですね。


そして列車は、伊万里から約25分で終点「有田」駅に到着!!
これで、松浦鉄道全線完乗です!!やった~!!
佐世保-たびら平戸口-伊万里-有田と、トータルで乗車時間約3時間!!!
長かった~!
旅に出た途端に風邪を引くという大失態を犯し、一時はどうなるかと思ったけど、
ほんと、あのときは無事に乗り通せてホッとしたなぁ~。
そんな終点有田駅のホームに降り立つと、そこはJR佐世保線のホームでもありました。
佐世保も伊万里も、MRの駅はJRとは別になってたのでちょっと意外だったなぁ。


みどりの窓口へ行ってみると、こんな立派で大きな皿が!!さすが有田焼のお膝元の駅!


駅舎に掲げられた駅名板もこちらの手すりも、なんと有田焼の陶板。さすが!!
このときちょうど、「有田陶器市」が開催される直前の頃だったんですよね~。
駅から続く通りのお店も、その準備に忙しい!といった感じだったんですが、
そんな駅前で、チラッとここにもノボリが写ってますけどね、
あの駅弁たちと出会うこととなったのです!!

「その13」へつづく~♪(おい、まだ続くのか??)

MRで行こう!その11:伊万里でランチ

2007年05月31日 22時23分47秒 | たびろぐ九州。
さて、またまた大きく寄り道をしちゃいましたが、
長崎・佐賀の旅レポへと戻りま~す!って、どこまで行ったっけ??(苦笑)

えーっと、松浦鉄道に乗って伊万里駅へとたどり着いたとこまで書きましたね。
どんどん悪化していく自分の体調に手を焼きつつ、
とりあえずお昼ごはんで体力を取り戻そう!!と、駅前を歩いてみることに。
駅から通りをまっすぐ進んでいくと、視線の先にこんな看板を発見。


伊万里牛??

体調悪いんだから、なにかあっさりしたものを、
なーんて考えが、吹っ飛んでいくのがはっきりわかりました(笑)。
というか、まともな判断ができてなかった、ってほうが当たりかも。
なんかこれ見た瞬間、ギュウが食べたくなっちゃったんですよね。
でも、ここで牛肉をお持ち帰りしてもしょうがないしなぁ、
と他のお店を探そうとした次の瞬間、




向かいにこちらのお店の直営レストラン、「さかき」さんがあるのを発見!
とりあえず、食べる食べないは別として、引き寄せられてみました(笑)。

すると店頭に、

今週のサービス定食
2:30迄
ポークステーキ
甘酢唐あげ
コーヒー付
¥700


なんてお品書きがあるのを発見。あらこれ、ずいぶんお値打ちじゃないの~。
お肉屋さんのメニューなら、味はきっと間違いなし!というわけで、
入ってみちゃいました!!風邪引いてるのに!!(笑)

正直、なにかモノを食べられる状況ではなかったはずです。
でも、「肉」が食べたい、って思ったのは、きっと本能だったのかも(大ゲサ)。
とりあえず、初心忘れるべからず!ということで、
わたしがアメリカンハンバーグ(←伊万里牛じゃないじゃん!!)、
同居人が店頭のお品書きにあった「サービス定食」を注文。


こちらがハンバーグ。とにかくやわらかかった~♪
肉汁ジューシーだし、黙々と食べた記憶があります(笑)。
温かいお味噌汁も、体に染み渡ったなぁ~。
お新香といっしょに高菜が添えられてたのが、九州っぽいかも。

で、こちらが「サービス定食」。↓


うわ!!!

なんと!!メインのポークステーキが、チラッとしか写ってない…。
ごはんと味噌汁がメインかよっ!!!(笑)
いやぁ、久しぶりの大失態です。これ、帰ってきてから気付いたもの。
それだけ、具合悪かったんでしょうね、わたし。

でも、お味のほうは豚肉がやわらかくておいしかったですよ~。
唐揚げもひと口もらったけど、甘酢が絶妙に絡んでてウマかった!
具合悪いからって無理にあっさりしたものじゃなく、
食べたいもの食べればいいってことが、今回よーくわかりました(笑)。


お店を出てから気付いたんですけど、
向かいのお肉屋さんの壁から、ニョキッと牛さんがコンニチハしてる!!
伊万里でおいしいお肉を食べたくなったら、この牛さんが目印かも!(笑)
体調不良にもかかわらず、かなり満足できたランチでした♪

「その12」へつづく~♪

MRで行こう!その10:MRの車窓から その2

2007年05月25日 23時52分46秒 | たびろぐ九州。

それでは、長崎・松浦鉄道の旅レポへと戻ります!
さぁ~、早く書き終わらないと、思い出せなくなるぞぉ。(と、自分にプレッシャー)

佐世保からMR線に乗ったわたしたちは、
本土最西端の駅「たびら平戸口」駅へと到着。
駅の周辺を散策しているうちに、次の列車の発車時刻が迫ってきました。
ここからまた、伊万里行きの列車に揺られる旅がスタートです。


元々、移動がメインな旅をするわたしですが、
行きの機内で引いた風邪が、この辺りからだんだんとヒドくなっていって、
めずらしく、列車に乗ってるのがツラくなっていきます。
ボーッとした頭で車窓を眺めていると、
「御厨(みくりや)」駅を過ぎたあたりから、海が見えてきました!
海が見える路線って気持ちいいよね。ちょっとした気分転換になりました。
遠くに見えるのは、なにかの工場?


車窓から見えたのはこちら。九州電力松浦発電所
ほどなくして、「松浦発電所前」駅に停車。
さすがに平日の昼間、乗り降りする人はほとんどいなかったような。
ここ、お隣に電源開発の発電所も見えましたけど、なんかすんごいデカかったなぁ。


そして列車は、お隣の「松浦」駅に到着。単線のMR線は、ここで反対列車を待ちます。


伊万里方面からやってくる列車を待つ間、
ちょっとホームへ降りてみると、こんなチラシが貼られているのを発見。
新型車両がデビュー(デブじゃないよ)したばかりだったんですね~。
写真を撮ってるときは何度か見かけたんですが、
結局この日は、最後まで乗車することはありませんでした。次回??


そして、たびら平戸口に引き続き、ここでも国鉄時代?の琺瑯駅名板を発見!!
ちょっと錆付いてはいるものの、かなり程度はよさそうなのがうれしいです。
作られた「昔」ではなく、本当に時を重ねてきたものだけにね。


松浦駅を出発し、しばらくずーっと海沿いを走るMR。
シンドくなってく体調を気遣うかのような、美しい眺めが続きます。
一瞬サヨナラした海が、また目の前に広がったあたりから佐賀県へと入り、
福島口駅を過ぎた頃、海の向こうに何か不思議なものが見えました。
でも、ダル~くなっちゃってたから、あんまり気にとめなかったのね。
すると突然、ものすごい物体が目の前に飛び込んできました。


蔦がビッシリと絡みついた壁、建物の内部が明らかに筒抜けの窓、
向かって右手へと続く細い柱群。
どうみても、かなり歴史のある古い工場跡のようです。なんだこれ??
もっと早くに気付いてれば、もうちょっとマトモな写真が撮れたんだけど、
まさかずいぶん先に見えてた細い柱の前を、列車が通るとは思ってなかったもんね。

ここ、気になって帰ってきてから調べてみたら、川南造船所という工場跡なんだそう。
もともとはガラス工場だったそうですが、戦時中は人間魚雷も作っていたという、
悲しい歴史を持つ建物だそうです。
そんな古い建物が、長い時間を経てもこうして残っていることがすごい。
廃墟そのものが好き、というわけではないけど、過去栄えた跡を見るのは好きなので、
ちょっと遠巻きでもいいから、いつかゆっくりと見てみたい建物ですね。
ただ、柵の中に作業車?が止まってたのが、ちょっと気になりますけど…。


貴重な物件の発見で体力を消耗し(笑)、グッタリしているうちに、
この列車の終点、伊万里駅に到着です!たびら平戸口から約1時間10分の旅。
ここからMR線の終着駅、有田駅を目指しますがその前に、
体力を回復させるべく、ウマいものを探しに駅前を歩いてみることにしました~。

「その11」へつづく~♪

MRで行こう!その9:最西端の駅

2007年05月19日 23時00分15秒 | たびろぐ九州。

佐世保駅から伊万里行きのMR(松浦鉄道)に揺られ
「たびら平戸口」駅までたどり着いたので、途中下車してみましたよ。
ここは、改札口に掲げられた看板にもあるとおり、「日本最西端の駅」でした。
でした、というのは、沖縄モノレールが開業したことによって、
現在の日本最西端の駅は、「那覇空港」駅と変わってしまったのです。
でも、全国の鉄道と線路で繋がってる駅としては、ここが「日本最西端の駅」。
ここまでの行程が長かったせいか、ホームに降り立ったとき、
「到達した~!!!!」って気持ちになりました~。

そういえば、長崎ってもうひとつ「最西端の駅」があるんです。
それは、以前ご紹介したJR佐世保駅。こちらは日本中の「JR」の最西端。
JR最西端→日本最西端までやってきたというわけです。いやぁ、感慨深い。


駅舎のほうにも、こんなに大きな看板が掲げられてました。



もともと国鉄松浦線時代は「平戸口」という駅名だったそうですが、
第三セクターとして開業するときに、現在の「たびら平戸口」に改称されたそう。
お隣の平戸島へ渡る入口の駅だったので、「平戸口」なんですね~。


駅舎のすぐ脇には、「日本最西端の駅」の碑と、
日本の最北、最東、最南端(旧)の駅が表示された看板がありました。
そういえば、ヘンなきっかけで「日本の端の駅を目指そう!」なんて勢いついちゃって、
現在の南の「赤嶺」、西の「那覇空港」北の「稚内」東の「東根室」
そして、旧?最西端の「たびら平戸口」と、ここまでなんとかたどり着きました。
残すは現JR最南端の「西大山」駅のみ!早く行ってみたい~!!


そんな最西端の駅舎の中には、「鉄道博物館」なるものが併設されていました。
おお~、せっかくですからね、入って見学してみましたよ。


中には、松浦線時代のさよならヘッドマークから懐かしいサボなど、
たくさんの貴重な展示物が所狭しと並んでいました。
好きな人にはけっこうタマラナイ空間かも(笑)。
そうそう、こちらの駅では「日本最西端の駅訪問証明書」を発行してくれるのです。
もちろん迷わず購入。生月島に引き続き、またもや証明書系が増えました(笑)。


ホームへ戻ってフラフラ歩いていると、
なんと!!「ひらどぐち」と書かれた国鉄時代の琺瑯駅名板発見!!!
こういったものがそのまま残っているのって、ほんとにうれしい。
なんだかタイムスリップしたような錯覚に陥ってしまいます。


そして、ホームの下に横たわっていた、こんな「遺構」も発見!!
まだ平戸大橋が開通していない、船で平戸島へ渡ってた頃に使われてたものでしょう。
「連絡船」の文字が時代を感じさせます。まさしく「平戸口」だよなぁ~。


ベンチの脇にあったゴミ箱にふと目をやると、
うわぁ、こんなとこにも懐かしいマークが残ってるぅ~、と感動。
完全に時間が止まっちゃってます。急行「平戸」が来てもおかしくない感じ。
いいなぁ、好きだなぁ。こういう駅。
心地よい時間の流れの中で、次の列車を待つわたしなのでした。

「その10」へつづく~♪