天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

斜鏡をオリジナルに戻して撮影

2008-05-18 16:07:45 | 惑星
 短径78mmにサイズアップした斜鏡ですが、どうも光軸が合わず
焦点像が尾を引きます。当初、斜鏡の精度を疑ったのですが、
どうも原因は斜鏡セルの問題のようです、
斜鏡がセル内に正確に45度で収まっていない為、調整ネジでセルを
大きく傾けてて見かけ上光軸をあわせる必要があり、多分斜鏡の中心
が主鏡の光軸と一致していません。
斜鏡は平面鏡ですから必ずしも中心を合わせる必要は無いのですが、
中心点マーカーの意味がなくなりますので、主鏡光軸と接眼部光軸の
交点に正確に置く事が困難です。

掲載はオリジナルの65mm斜鏡に戻し撮影した土星と木星です。
光軸は完全ではありませんが、焦点像が尾を引く現象はとりあえず
なくなりました。78mmの斜鏡は反射率が高く、直焦点撮影には
良さそうなのでセルを作り直すかして使いたいと思います。

【土星】
2008/5/17 19h18m17s~19h19m25s 
Pentax XP-14mm 、露出1/60秒 
Registaxで約1500フレームコンポジット
※良いシーイングで眼視ではカッシニが全周みえていたようですが、
 なかなか写ってくれません。


【木星】
2008/5/18 4h06m45s~4h08m00s 
Pentax XP-8mm 、露出1/60秒 
自作ソフトで894フレームコンポジット後
Registax4 Photoshop ステライメージで処理
※AVI画像のレベルが低いせいかRegistax4 でのアライメントがNGで
 自作ソフトでコンポジットしました。ステライメージで画像復元処理を
 施しましたがでリムが不自然になってしまいました。
 低空でシーイングは良くありませんでしたがトップリング改造の効果で
 しょうか、DVカメラの重量による光軸の狂いも小さくなりそこそこ細部も
 出てくれました。


【共通データ】
NGT-12.5 D317mm FL1420mm
Sony TRV900   



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