天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

7月7日の木星

2009-07-07 14:34:57 | 惑星
 昨夜はなかなか良いシーイングで、まだ東の低空にもかかわらず
木星面が良く見えました。もっと高度が高くなってから撮影しようと
思いましたが、南中近くになるとシーイングが悪化して失敗した事が
これまでにもありましたので、今のうちにと撮影しました。
これが正解で、やはりこの後、大赤斑が見えてくる頃には悪化して
しまいました。
良いシーイングとは言っても、ピタリと静止したイメージではなく、
もっと条件が良ければ更に細部が写せる筈です。
大赤斑を捕らえた画像は追って掲載致します。


【木星】 
2009.7.7 0h27m50s~0h29m15s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm Sony TRV900
Pentax XP-8mm 、露出1/30秒 
自作バリアブル大気色分散補正プリズム使用(3度相当)
Registax5で2000フレーム・コンポジット、ウェーブレット変換
ステライメージで画像復元、Photoshopで仕上げ処理

P.S
大気色分散補正プリズムの効果で低空にもかかわらず
色ずれはあまり感じません。
たま、DVカメラのアスペクト比の関係で、これまで惑星画像の
扁平率がおかしかったので、今回木星の扁平率に合わせて
画像処理で修正しました。
本当はキャプチャー時に補正出来れば良いのですが・・・。
後で試してみます。




2009.7.7 2h24m00s~2h25m18s

大赤斑が見えて来た木星です。
シーイングは初めより悪化したのですが、処理画像では思ったより
模様が出てくれました。
 
時刻以外の撮影データは先の画像と同じです。