━ 痔(痔核、切れ痔、痔瘻) ━
日本人の3人に1人は痔をもっているといわれていますが、
場所が場所だけに羞恥心からか、よほど悪くならない限り医療機関に行かず、
素人療法で自然に治るのを我慢して、気長にまっている人がほとんどです。
“病垂れ”に“寺”と書く「痔」は、「じっととどまる」「動かない」と
起こる病の意味があります。
デスクワークなどでじっと座ってしていると、肛門周辺にうっ血が起き、
痔核、切れ痔、痔瘻 (じろう) 、脱肛など起こりやすくなります。
そこで、お勧めなのが【会陽 えよう】のツボです。
長時間の座位を避け、排便の習慣を保ちながら、左右の【会陽】穴を
中指の先でじっくり(2,3秒)押しては離すを7,8回ほどくりかえし、
肛門やその付近の気血の流れを整えます。
ツボ療法・・・尾骨の左右の傍ら指幅1本分のところが
【会陽】のツボです。