━ 五十肩(肩関節周囲炎) ━
肩の関節は、腕があらゆる方向に動かせるように多くの筋肉や靱帯が
複雑に入りこんでいますが、年をとるとともに、肩関節の周囲の組織も
老化とともに衰え、スムーズに動くべき関節に摩擦が起こります。
特に回旋腱板(かいせんけんばん)に炎症が生じ、そのために激しい痛みや
腕を上がらなくなったり、後ろに回らなくなったりなどの運動障害となって、
夜もよく眠れなくなります。
「フローズンショルダー」とも呼んで、肩が凍って固まってしまったような
状態となってしまいます。
急性期には冷やして安静にし、経過とともに温め、痛みが発しない範囲で
動かして、肩関節の癒着を取り除いていきます。
そして、ツボ療法として【肩りょう けんりょう】のツボを刺激します。
五十肩が治る期間は、早い人では3ケ月、遅い人でも1年半ほどすると
ほとんどの方が治癒しますが、【肩りょう】穴に温灸を施すと痛みが和らぎ、
治癒が早まります。
また、No48『肩ぐう』を併用するとより一層効果的です。
ツボ療法・・・腕を上げると出来る肩関節の後方にできる凹みが
【肩りょう】のツボです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます