━ かぜ ━
病気には、内因といって体の抵抗力が低下して起こるものと、
病邪(びょうじゃ)が外から侵入して起こる外因のものがあります。
外因を起こす病邪には、風・暑さ・乾燥・寒さ・湿気などがありますが、
かぜ(風邪)は、“風”の“邪”気が体にとりついて悪さをして、
それに対して体が精一杯抵抗している姿です。
その風の病邪が侵入する門(入り口)が【風門 ふうもん】のツボです。
かぜ(風邪)のひき始めに寒気がして、背筋がスースーしたり、
ゾクゾクしたときは【風門】のツボを刺激(温灸かドライヤー)することで、
病邪が退散していきます。
しかし、この時期に治療しないと、風の病邪が奥に進み、
後頭部から後頸部、全身の節々や背中にかけて痛みだし、発熱してきます。
したがって、【風門】は、かぜの初期の治療には欠かせないツボでもあり、
普段から【風門】穴を柔らかくなるように指圧やマッサージなどをしておくと
かぜの予防にもなります。
また、このツボは、肺炎、寝ちがい、めまい、乗り物酔いなどにも
有効なツボでもあります。
ツボ療法・・・背中の第2胸椎と第3胸椎の間から左右へ2横指(指幅2本分)
向かったところが【風門】のツボです。
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