━ 頭痛、眼精疲労 ━
頭痛は、高血圧症、脳の動脈硬化、脳腫瘍、くも膜下出血、更年期障害など
病気の一部として出てくるもの(症候性頭痛)と、偏頭痛(血管性頭痛)、
筋緊張性頭痛などのように、原因となるはっきりとした病気がないのに、
慢性的に繰り返して出てくるものがあります。
症候性頭痛の場合は、原因となっている病気を治すことが先決ですが、
厄介なのは、はっきりとした病気がないのに痛みが続く、筋緊張性頭痛、
偏頭痛の治療法です。
そこで効果を発揮するのがツボ療法で、中でも効果的なツボが
【天柱 てんちゅう】穴です。
【天柱】穴の“天”は頚(くび)から上、つまり頭のことで、“柱”は、
最も大切な大黒柱であり、「気、頭にあるものはこれを“天柱”にとる」と
古医学では説いています。
また【天柱】は頭痛の他に、眼精疲労、頚のこり・つまり、耳鳴り、
鼻詰まりなどにも有効です。
ツボ療法・・・後頭骨の下縁にあるくぼみ(ぼんのくぼ)より
左右へ2センチほどのところが【天柱】です。