━ 腹部の膨満感、便秘 ━
貝原益軒が84歳のときに著した『養生訓』の中に、「食後はまづ腹を多く
なで下ろし、食気をめぐらすべし」「食後に毎度歩行する事、3百歩すべし。
おりおり五六町歩行するは尤(もっと)もよし」とある。
食前の運動は消化器の働きをよくし、また食後も30分くらいは休むのが
よいが、食後だらだらと長時間横になっていると食べ物が消化されず、食気が
滞ってしまう。
また、暴飲暴食、夜遅くする食事、精神的なストレス、運動不足なども
食気が滞り消化器系が不活発になり、お腹が張って(腹部膨満感)、空腹感を
感じなくなってしまいます。
腹部の膨満感は、男性には少なく女性に多いのには、便秘、子宮や卵巣など
が原因して、胃や腸の蠕動運動が低下するためでもあります。
そこで効果的なのが【府舎 ふしゃ】のツボです。
左右の中指の先を重ね【府舎】穴を3秒ほど圧しては離すをくり返し行い、
へその周りを手のひら全体で右回りにマッサージするとさらに奏効します。
ツボ療法・・・恥骨上縁より指幅1本分ほど上り、その点より
指幅4本分ほど左右へ向かったところにあるのが
【府舎】のツボです。